【1466】 「犬のフン…の看板」がある風景

犬糞看板の存在を意識する人がどれだけおられるか、そして犬糞看板の効果はいかほどなのか?と疑問に思うわけですが、看板を設置する必要があったということは、迷惑を被っている人がいるということは確かなわけです。それは他人のことはお構いなしという人間が一定数いる人間社会の一面の現れであり、私には商業広告看板にはない強いメッセージ性が伝わってきます。 犬糞看板は、言うまでもなく犬の散歩の経路になりそうなところに多く見られます。住宅地が近くにある農地沿いの道路は人目が届きにくく犬糞要注意地帯です。小牧市内の田畑に面した道路沿いです。遠くに路駐している赤い乗用車がアクセントになったのどかな風景のなか、傾いた看板がいい味を出しています。こういう住宅地に近い農地では犬糞を農地内に捨てられたりもするのでしょう。 その近くの畑には、犬糞看板の上に貼紙をした例がありました。 犬糞被害より菜の花の盗難のほうが深刻だったのでしょう。菜の花の時期だけこうしているのでしょうか? こういうのを見ると、のどかな風景だなどと言っておられません。 (画像右上は、貼紙をされた犬糞看板と同じデザインの看板です。)  @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 犬糞看板をいちばん多く見かける場所と言えば公園でしょう。公園内に設置された例です。 M社「犬の立て札(4)」(再掲)で、尾張旭市内にあった設置者名無表記版です。イラスト付の犬糞看板は、花壇や植込みに設置されていても違和感が少なく心が和みますが、肥…

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【1465】 犬のフン害妄想話

数年前にテレビやネットのニュースで、京都府宇治市からイエローチョーク作戦という取り組みが広まったと知りました。 公開されている資料によれば、宇治市では犬に対する苦情件数のうち、 フン害=約80% 鳴き声=約15% その他=約5%(散歩でリードをつけていない等) だったそうです。そこで公共の場所に犬のフンを発見したら黄色チョークで路面に矢印を書いて注意を促すことになり、やってみたところ監視されているとの意識が働いたためか、放置件数は減少して一定の効果があったとのことです。 私の地元でも、これを参考にして始めた方があったようです。 黄色のチョークではないですが、赤白2色で丁寧に書かれていました。正式には現認した日時も書いておくと、放置した時間帯を特定されるので効果が上がるのだそうです。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 犬といえばフン害! ワンコはウンコ!などという被害妄想に囚われてしまった私ですが、この数年はフンづける被害に遭っていません。最後に被害に遭ったのは2019年で、以前に何度も出てくる「車掌区時代の先輩2人と私の計3人で行く温泉旅」の続編で、日帰り温泉旅の帰路に立ち寄った道の駅併設の公園内でした。そのときは12月に入っていたので秋の紅葉も終わってはいたものの、いちおう持っていたスマホで公園内の写真を撮影しておこうと、スマホの画面を見ながら一歩踏み出したところ、足元に異様な感触があったのでした。大型犬のモノのようでしたから被害は甚大。こちらの落ち…

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【1464】 「犬のフン…の看板」その後(12)

前回の続きになります。このシリーズでは、今年に入ってから特定の環境美化看板製作会社の手による犬糞関係の看板をアップしてきました。今回はその会社のカタログに載っていないながらも、この会社の製品だと特定できそうな看板と、地方公共団体名で設置された他社製っぽい看板をアップしていきます。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 小牧市では他の市町では見ないデザインでありながら、M社の特徴が出ている例がいくつか見られました。まずこの2つです。 左右ともほとんど同じながら、文字の色や大きさに違いがあるので並べてみました。 M社のカタログに、上の画像と同じ看板がありませんでした。しかし、「マナーを守って楽しい散歩」と、まったく同じロゴとフォントで書かれ、飼い主といっしょに走る犬がデザインされた「犬の散歩(1)」というのがカタログに載っていました。「犬の散歩(1)」の実物を見たことはありませんが、よく似たレイアウトでありながら、描かれた飼い主・犬ともにまったくの別人別犬であり、背景もまったく異なっています。下に書かれている警告文も違っているので、その「犬の散歩(1)」の変形とも断定しにくいです。もしかすると、M社製の小牧市オリジナルデザインの可能性も??? そう思って描かれた背景を見ると、左の山の上には城らしき建物があり、その手前にはビル、背景右は市街地になっています。実際の小牧市を南側から見ると、小牧山の頂上には小牧市歴史館(小牧山城模擬天主閣)があり、その手前には小牧市役所が…

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【1463】 「犬のフン…の看板」その後(11)

前回の続きになります。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 上の左側(扶桑町)は、かつて「ふてぶてしい犬」と名付けていた看板の再掲で、M社のカタログには「ブル(1)」とされていました。その後、右の看板を小牧市で見つけました。まったく同じ犬ですが、罰金の立て札が加わっており、その他の警告文言はまったく違っています。「ふん!」という吹き出し部分を「フン!」と変えてあるこだわり???も見られます。小牧市のような例は今のところM社のカタログにも新規デザインページにも見当たらず、未発表新規デザイン?なのか「ブル(1)」の小牧市独自の変形版なのか?現状では判断がつきにくいです。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 「ブル」シリーズはカタログ上(1)~(6)まで6種類が載っています。 上の画像左は「ブル(2)」です。「ブル(2)」は以前に瀬戸市と多治見市の画像を掲載したことがありますが、今回の「坂下町」は初出です。坂下町は現在の中津川市の一部です。市町村合併をした自治体では、設置者名から製作時期の新旧がある程度特定できるので、新作なのか廃版なのかを判定する目安にもなります。それとは別に、坂下町や前回までに掲載した萩原町、甚目寺町の例のように、平成の大合併で消えた市町村名が看板上に生き残っていることにも面白さを感じます。 上の画像の右(瀬戸市)は「ブル(3)」です。いまのところ、瀬戸市以外では見ていませんので、これも再掲画像とさせていただきま…

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【1462】 「犬のフン…の看板」その後(10)

前回の続きになります。前回までに、M社のカタログに載っている定形デザインの文字や絵柄を一部変更した例が多数存在することを確認しました。今回もそういった例を含めて、このシリーズの3年間のブランクの間に初めて出会った「製品」や、同じデザインながら別自治体での「生存例」をアップしていきます。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 昨年初めて可児市内の現地調査?をしました。 M社「お忘れ・ワン」を見るはじめて見ました。カタログに「お忘れ・ワン」は、この1種だけ掲載されていましたが、「お忘れ・ワン(2)」がM社の新規デザインページで公表されていますので、上の画像は事実上の「お忘れ・ワン(1)」としておきましょう。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 画像左は、そのとき可児市で発見したもの。中央は熱海市内にあった熱海・伊東畜犬対策協議会の例、右は以前に掲載したことがある焼津市での例です。まったく同じように見える3枚です。M社のカタログでは、虹をバックにしたこのデザインは「レインボー・ワン」となっていました。ただし、カタログ上の「定形デザイン」にある下部の警告文は、これら3枚とは少し違っていました。 ◆可児と熱海 「散歩中のフンは飼い主が責任をもってあとかたずけをしよう」 ◆焼津 「散歩中のフンは飼い主が責任をもってあとかたづけをしよう」 ◆カタログ 「フンは飼い主があとかたづけをしよう」 と、なっていました。 可児市と熱海市の…

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