【190】 樽見鉄道との付き合い 3 :第三セクター化後(後篇)

貨物輸送があったころの樽見鉄道には平日の朝、客車列車が1往復運転されていて、ディーゼル機関車が客車列車を牽く列車がある珍しい第三セクター鉄道でもありました。 下の写真は、その通学輸送に使用されていた元JR東海の14系客車です。 最初のうちは白帯が2本の国鉄色でしたが、のちに白帯は窓下の1本だけになりました このほか、4月の薄墨桜への観光客輸送では、「桜ダイヤ」として特別ダイヤを組んで、ディーゼル機関車が客車を牽いて活躍をしていました。写真はその「桜ダイヤ」のときに走った客車列車のすれ違いです。 神海駅の大垣方での撮影です。 この桜ダイヤの時期に合わせて名古屋から直通の快速「ナイスホリデー薄墨桜」がJR東海の14系客車で運行されている時期がありました。機関車と客車に薄墨桜の絵入りマークも取り付けられていました。 下の写真は樽見鉄道線内の撮影ではなく、東海道本線尾張一宮駅での撮影です。DD51が牽引していますが、大垣で切り離され、樽見鉄道線内は自社のTDE10またはTDE11が牽引していました。 貨物用のディーゼル機関車があってこそ客車を牽くことが可能だったのであって、貨物輸送がなくなれば、機関車も客車も維持することもできない経営状態でしたので、2006年(平成18年)貨物輸送廃止後はディーゼルカーだけで多客輸送をこなすようになりました。 写真は谷汲口駅での撮影で、撮影時期はまだ客車列車も活躍していた頃です。 貨物輸送が廃止された同じ2006年には、第三セクター開業時…

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