【194】 保存鉄道車両訪問4: D51101 ・ D51125 ・ D51155
中津川機関区に所属していた機関車で保存された機関車3台について、お話したいと思います。
初めはD51101号機
中津川機関区で廃車されたあと、静岡県島田市の中央小公園に保存されました。
撮影は1997年です。よく見ると転落防止用の金網が羽のように溶接されています。中津川機関区の晩年の標準装備だった長工式集煙装置は外されています。
<<履歴>>
昭和13年6月2日 汽車會社で誕生
この間、昭和22年9月15日一関水害のため不明
昭和22年8月1日 一関機関区
昭和34年11月7日 酒田機関区
昭和47年10月28日 中津川機関区
昭和48年 用途廃止
中津川では最末期に転属してきた機関車で、もともと東日本の機関車です。履歴簿が水害でなくなったらしく、昭和22年以前の履歴は不明です。炭水車上部サイドのS字の切り欠き形状が他機より深いのが特徴でした。
最終期の臨時快速「木曽路」でよく使用され、1日だけデフにつばめマークを貼りつけて運転されました。
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続いてD51125号機
これは中津川機関区で電化直前まで活躍後、長門機関区へ転属し山陰の地で廃車になっています。
その後、新製当時の活躍地である首都圏の船橋市の郷土資料館に保存されました。
<<履歴>>
昭和13年7月22日 日立製作所で誕生
昭和13年7月31日 新鶴見機関区
昭和19年8月18日 …