【196】 保存鉄道車両訪問5: D51200
先週に引き続きまして、中津川機関区に所属していた機関車で保存された機関車について、お話したいと思います。
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D51200は皆さんもよくご存知のとおり、梅小路蒸気機関車館に動態で保存展示されている機関車です。
1972年同館開設時から在籍しています。この機関車は全国に数あるD51のなかで動態保存機に選ばれたもので、それまでは中央西線の中津川機関区に籍を置き、中央西線で活躍していたのです。
梅小路へは何回か訪問していますが、火が入った状態で展示運転している姿をよく見かけます。国鉄末期には動態のまま車籍が抹消された時期がありましたが、車籍も復活しています。
<<履歴>>
昭和13年10月6日 鉄道省浜松工場で誕生
昭和13年10月6日 稲沢機関区
昭和18年 3月 9日 米原機関区
昭和20年11月27日 大垣機関区
昭和25年 5月10日 中津川機関区
昭和47年10月4日 梅小路機関区
私は梅小路蒸気機関車館ができてから、かなり早い時期に訪れています。まだ中学生の頃でした。地元中津川では、まだ現役で蒸気機関車が走っていたのに、他の見たこともない形式の蒸気機関車を見たかったのです。そしてその中に、かつて出会ったことがあるD51200号機に再会したのです。青いナンバープレートは黒に塗り替えられておりましたが、この機関車の特徴でもあった形式「D51」と製造番号「200」の間が詰められ、「D51 2…