【311】 思い出の乗務列車3:専貨5799~5899列車
東海道本線5799列車~中央本線5899列車は、長野県内への飼料輸送のための専用列車でした。
ホキ2200形式車で組成され、飼料用トウモロコシの類を輸送していました。
この列車は名古屋臨海鉄道という貨物鉄道会社の「知多」という貨物駅から東海道本線笠寺駅に乗り入れてきました。
いったん東海道本線5799列車として稲沢まで運転され、中央本線直通の5899列車と名前を変えて折り返しました。中央本線に入り、塩尻で辰野行き車両を切り離し、終着駅は篠ノ井でした。このうち私の乗務区間は笠寺~稲沢~中津川間でした。
名古屋臨海鉄道の機関車に牽引されて、笠寺駅へ到着する列車です。
ここから乗務が始まるのです。
名古屋臨海鉄道の機関車は切り離され、代わりに稲沢第二機関区のEF65が連結されます。
この列車はここまで名古屋臨海鉄道を運転されてきたのですが、国鉄としては笠寺駅が始発駅です。先週ご紹介した富田駅での三岐鉄道から引き継ぎ同様、列車掛は笠寺駅で乗務検査をはじめとする、始発駅ですべき作業をすべてやりました。
それでは、ある日の編成をお目にかけましょう。
1980年(昭和55年)8月12日
5799列車
笠寺17:34~稲沢18:02
EF65 106(稲二)
ヨ 6171(盛アソ)
ォホキ 2269 知多~篠ノ井
ォホキ12493 知多~篠ノ井
ォホキ13013 知多~篠ノ井
ォホキ12241 知多~篠ノ井
ォホキ12685 知多~篠ノ井
ォホキ1…