【315】 思い出の乗務列車5:関西本線 223列車(前篇)「帽子がぁ~(@_@)」

貨物列車の話が続きましたので、今回は客車列車を取り上げてみましょう。 私が関西本線名古屋口にかろうじて残っていた旧型客車に車掌として乗務していたのは1981年~1982年(昭和56~57年)の間です。客車列車の乗務は今の電車列車や気動車列車とは勝手が違うことが多々ありました。その仕事内容については、拙ブログで、 【64】 乗務した車両:旧型客車(1) 【65】 乗務した車両:旧型客車(2) 【66】 乗務した車両:旧型客車(3) で3回に分けて記しましたので、今回は仕事の内容についての詳細な記述は割愛します。 当時、関西本線名古屋口に残っていた旧型客車列車はDD51が牽引しており、使用される客車は名古屋客貨車区所属の旧型客車5両編成が基本となっていて、一部列車はその基本編成に2両の付属編成を増結して7両編成での運転されていました。付属編成は名古屋客貨車区と亀山客貨車区に1編成ずつが使用されていました。 旧型客車を使用した列車は、下りが6本、上りが5本ありました。下り列車のほうが1本多いのは、2両の付属編成だけを2組連結して運転された下り列車が1本あったからで、それがこの223列車でした。 223列車は名古屋を午前10時過ぎに亀山に向けて発車する普通列車でした。 たった4両で名古屋駅を発車するわけですが、時間帯から考えても想像がつくように、乗客はいつも少なくて、のんびりした列車でした。亀山まで1時間39分もかかりましたが、別にこの列車が特別に遅いわけではなく…

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