【333】 中山道歩きで見たモノいろいろ(11):路線バス<4>

2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。 その行程中は一切、自家用車やタクシー等を使わないことにしておりましたので、路線バスを幾度も見かけ、時には利用したりもしました。 路線バスも4回目となりましたが、今回で完結となります。 路線バスは、その地方ごとに運行する会社が違っていたりしますので、その車体色もさまざまです。特に列車から降り立った駅前に、その地方独自の車体色を纏った路線バスの姿を見たときには、遠くまで来たということをしみじみ感じたものです。 東京へ向かって順に紹介していきます。 **************************** 関越交通 関越交通株式会社は、主に群馬県を中心に営業している群馬県で最大の東武系のバス会社です。 2005年6月17日 高崎市内で撮影。 **************************** 上信バス 上信電鉄株式会社は鉄道事業のほか、高崎市内を中心とする路線バスの運行を行っています。 2005年6月17日 高崎市内で撮影。 **************************** 群馬バスぐるりん 株式会社群馬バスは高崎市内を中心に路線バスを運行している会社です。群馬バスには初めて板鼻宿を訪問した時に乗車しました。写真の「ぐるりん」は、群馬バスが運行している高崎市内のコミュニティバスです。 2005年6月17日 高崎市内で撮影。 **********…

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【332】 思い出の乗務列車13:新聞輸送貨物列車271列車

東海道新幹線に初めて「のぞみ」が走ったとき、その一部列車が名古屋駅を通過するダイヤとされ、「名古屋飛ばし」と言われ話題になったことがありました。その後のダイヤ改正では「のぞみ」の全列車が名古屋に停車するようになり、それが今日まで続いています。 ところが、名古屋駅を通過してしまう在来線の列車は、今でも存在します。どんな列車かお解りでしょうか? 答えを言ってしまえば、何だそんなことかいうことになるわけですが… 正解は貨物列車群です。中京地区の貨物ヤードが稲沢にあったことと、名古屋駅に対応する貨物駅は隣接する笹島駅(現在は名古屋貨物ターミナル駅に移行)であるため、旅客駅である名古屋駅に貨物列車が停車する必要はないので、通過するのは当然なのです。 しかし考えてみると、首都圏や近畿圏の大駅では貨物線が別にあって、まったく貨物列車の姿を見ることもない駅すら存在します。名古屋駅でも、中央本線や関西本線の列車はホームがない線路を通過していきますが、東海道本線の貨物列車に限っては、乗客がごった返すホームに接した本線上を通過していきます。このような大駅はそれほどないようにも思います。 例によって前置きが長くなりましたが、私は昭和54~56年頃に列車掛として貨物列車に乗務していました。このときも、異常時でもなければ名古屋駅で停車することはありませんでした。しかし例外的に、名古屋駅を始発駅とする貨物列車が1本ありました。それは新聞輸送のために深夜に設定された名古屋~笹島間の列車でした。 そ…

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【331】 中山道歩きで見たモノいろいろ(10):路線バス<3>

2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。 その行程中は一切、自家用車やタクシー等を使わないことにしておりましたので、路線バスを幾度も見かけ、時には利用したりもしました。 今回も引き続き路線バスにスポットを当ててみます。 路線バスは、その地方ごとに運行する会社が違っていたりしますので、その車体色もさまざまです。特に列車から降り立った駅前に、その地方独自の車体色を纏った路線バスの姿を見たときには、遠くまで来たということをしみじみ感じたものです。 西から東へ向かって紹介していきます。 **************************** 千曲バス 千曲バスは長野県佐久市に本社を持ち、その周辺に路線を持つバス会社です。 佐久地方で、中山道が鉄道と離れている宿場とその最寄駅を結ぶ路線を持つことから、利用する機会も何度かありました。また中山道ルートそのものが「中仙道線」として運行されています。 写真は2005年7月23日 小諸で撮影。 **************************** 東信観光バス1 東信観光バスは、上の千曲バスの塗装と同じであることからわかるように、千曲バス㈱が設立した別法人です。 芦田~大屋駅間を利用しました。 2005年8月3日に大屋駅前で撮影。 **************************** 東信観光バス2 その半年後に再び同じ路線を乗車する機会がありましたが、こ…

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【330】 思い出の乗務列車12:武豊線948D 編成の移り変わり

先週の948Dの話の続きになります。 武豊線内は各駅ともホームの長さが短いですので、キニを除いた7両の客扱車両すべてがホームに収まるのは2駅だけで、あとの駅は前か後のいずれか1~2両がホームから外れてしまいました。当時はホームからはみ出たドアの締切扱いもなく、各駅ごとに「前寄り(後寄り)○両の車両はホームから外れます」といった車内放送をするだけでした。しかし私の在職中に限って言えば、転落や降り遅れという事故も聞いたことがありませんでした。しかし危険であることは確かなため、このような長大編成には、車掌が2名乗務していました。 そして、まったく用もないキニ28を連結して走る武豊線の948Dと、その折り返し列車953Dでしたが、キニが連結されなくなる日がやってきました。 それは1982年(昭和57年)5月17日のダイヤ改正時でした。 このダイヤ改正では、武豊線に関してはそれほどダイヤが変わったわけではありませんが、関西本線の名古屋~亀山間の電化開業で、関西本線名古屋口に残っていた旧型客車と気動車列車が、このとき電車化され、関西本線名古屋口は大幅なダイヤ改正となりました。普通列車の電車化で、増発と速達化が図られた代わりに、関西本線亀山以西へ直通する急行「かすが」と紀勢本線へ直通する急行「紀州」の列車本数削減や、急行「かすが」1本の快速への格下げが実施され、夜行の紀州5号も、このとき廃止になってしまったのです。廃止によって新聞輸送はトラック輸送に切れかえられたものと思います。キニ…

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【329】 中山道歩きで見たモノいろいろ(9):路線バス<2>

2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。 その行程中は一切、自家用車やタクシー等を使わないことにしておりましたので、路線バスを幾度も見かけ、時には利用したりもしました。 今回も路線バスにスポットを当ててみましょう。先週の続編になります。 路線バスは、その地方ごとに運行する会社が違っていたりしますので、その車体色もさまざまです。特に列車から降り立った駅前に、その地方独自の車体色を纏った路線バスの姿を見たときには、遠くまで来たということをしみじみ感じたものです。 西から東へ向かって紹介していきます。 **************************** おんたけ交通 おんたけ交通株式会社は、本社が長野県木曽郡木曽町のバス会社で、主に木曽地区の路線バスを運行しています。 中山道の旅では、南木曽駅と妻籠のアクセスに利用したのですが、その路線は、その後自治体運営のコミュニティバスに移管されています。 上の写真は2005年9月29日 薮原で撮影したものです。 **************************** 下諏訪町コミュニティバス「あざみ号」 「あざみ号」は長野県諏訪郡下諏訪町のコミュニティバスで、その運行はジェイアールバス関東諏訪営業所が受託しています。このバスにも中山道の最難所、和田峠踏破の際に、乗車しました。その当時はジェイアールバス関東和田峠南線も一部区間が存続していたのですが、後に完全撤退し、今では諏訪側からの…

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【328】 思い出の乗務列車11:武豊線948Dのキニ28

先月は4週も続けて「キニ」を併結した急行「紀州5号」のお話をしてしまいました。 就職した直後に約3年経験した荷扱の仕事は、汚い労務職ながらも、印象に残っていることも多いので、つい長話になってしまいました。 その「紀州5号」では、私はキニ26に乗務掛(荷扱)として乗務していたわけですが、その後、列車掛を経て約2年後、車掌として「紀州5号」の間合い運用の普通列車に乗務することになりました。それが名古屋始発で東海道本線から武豊線に直通する948Dと、その折り返しの953Dでした。 間合い運用においては荷物車キニは回送で、まったくその存在価値はありませんでした。そのときの編成の例を示します。 昭和56年10月19日 東海道本線~武豊線948D 運転区間 名古屋18:02~武豊19:04 乗務区間 名古屋~武豊 3 キハ57    1 名ナコ 4 キハ65  510 名ナコ 5 キハ57   10 名ナコ 6 キハ57    3 名ナコ 7 キロ28 2309 名ナコ 8 キハ58  443 名ナコ 9 キハ65  506 名ナコ - キニ28    1 名ナコ (3~5号車 名31  6号車~キニまで 名11) 948Dは、夕方名古屋を出る通勤列車で、当時は武豊線専用のキハ35の運用に割って入るような形で運転されました。朝も同様に2往復(「急行かすが・平安」と「急行のりくら1号・おくみの」)の急行間合い長大編成が入線していましたが、荷物車キニが連結…

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【327】 中山道トレイン;ちょっとだけ鉄分補給&アルコール分補給 2012.11.10

先日来、ウェブリブログのサーバー不具合の影響で、記事のアップができませんでした そのお休みした分の埋め合わせという意味でもないのですが、臨時の記事アップです 昨日、名古屋地方はよい天気になりました 巷では紅葉狩りで賑わったのではないでしょうか 私はいつも土曜日に実家へ行くことが多いのですが、先週は平日に仕事を休んで実家に行ってきたので、昨日の土曜日は予定がなく、信州方面に出かければ車窓からの紅葉が楽しめるかな?などと考えていました。ところがそういうときは、やらねばならぬことが湧きでてくるもので、我家の浴室の混合水栓からの漏水がひどくなりました。水栓を止めても水は完全には止まらないのでシャワーの使用も困難な状況になってしまったのでした そんなわけで、ホームセンターに出向き、あたらしく混合水栓を買って自分で取り換えることにしました これだけで1日が終わるのは悔しいので、朝からいろいろやりました。 はじめに、臨時で走っている117系「中山道トレイン」の写真を撮ることから1日がスタートしました 国鉄型車両を見ることがめっきり減った地元中央西線沿線で、装いこそ変わったものの自分が乗務していた車両に会えることも、今後はそう何度もあることではないだろうとの想いを込めて。 いったん家に帰り、こんどは自動車で大曽根駅へ、この日から名古屋の地下鉄の3駅限定で発売された鉄道コレクション「名古屋市交通局1400型」を買いに行きました。 名古屋市電は自分も利用したことがありましたし、営…

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【326】 中山道歩きで見たモノいろいろ(8):路線バス<1>

2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。 その行程中は一切、自家用車やタクシー等を使わないことにしておりましたので、路線バスを幾度も見かけ、時には利用したりもしました。 今回は路線バスにスポットを当ててみましょう。 路線バスは、その地方ごとに運行する会社が違っていたりしますので、その車体色もさまざまです。特に列車から降り立った駅前に、その地方独自の車体色を纏った路線バスの姿を見たときには、遠くまで来たということをしみじみ感じたものです。 西から東へ向かって紹介していきます。 **************************** 中山道・東海道の終点である三条大橋付近で、京都バス。   京都バス株式会社は、京都市右京区に本社を置く路線バス事業者です。京福グループの京都におけるバス会社として京福電気鉄道の全額出資によりに設立され、現在では同社と共に京阪電鉄グループに属しています。 同じ場所でと京阪バス。 京阪バス株式会社は、京都市南区に本社を置く、京阪電気鉄道系列のバス事業者です。 上の2枚はどちらも2006年9月28日撮影 **************************** 帝産湖南交通バス 帝産湖南交通株式会社は、滋賀県草津市に本社を置く滋賀帝産グループのバス事業者です。 草津で2006年9月28日撮影 **************************** 近江鉄道バス 近江鉄道株…

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