【426】 父の遺品 ~国鉄職員であった証し~
父が亡くなって早いもので、もうすぐ4か月になります。
ほとんど遺品は片付け、相当量を廃棄したのですが、その一部は廃棄前に写真に撮って、それでも捨てるには忍びないものだけを保存することとして、その一部はこのブログで公開してきました。
今回は、こんなものを
JNRマークの背後には大きな「C」のアルファベット。
これは、記念メダルかキーホルダーのホルダー部分がなくなったものと思われます。
裏面を見ると、
中部鉄道学園の車掌科を修了した記念品なのでした。
表面のCの字は、おそらく中部鉄道学園の頭文字だと思われます。
1965年(昭和40年)のものですから、今から48年も前の話です。
こういう記念品は、修了した者たちで企画して自費で制作したものだろうと思います。私のときは、このような記念品はなく、修了時にアルバムの制作をしました。手作りのもので、市販のアルバムに在学中の写真とメッセージや寄せ書きのコピーを貼り付けただけの物でした。
父の修了証書もありました。
私が就職する10年以上前のことで、私にはそのころの国鉄内部の背景がよく見えていませんので、はっきりしたことはわかりませんが、小口貨物が廃止となる方向性が見えてきて、荷扱手をいつまでも続けられる状況ではなくなってきたので、しかたなく車掌試験を受けたということのように思えます。家で勉強していた父の姿は記憶にあります。中部鉄道学園の車掌科受験のためか、入学中のものかわかりませんが、勉強したことがわかるノートも残っ…