【456】 中山道歩きで見たモノいろいろ(22):気になったモノ
2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。
旧宿場町や旧街道を歩いていると、自動車なら気付かずに通り過ぎてしまうようなチョットしたモノも目に入ります。
ふだんの生活で当たり前にあるものでも、その地方ごとにチョット違っていたりしますし、裏道になり下がった旧中山道には、現在の表通りとも言える国道や、そのバイパス道では見かけられないようなモノが残っていたりするものです。
今回はノンセクションで気になったモノを取り上げてみましょう。
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中山道の起点である東京日本橋は、現在も日本の道路に起点となっています。
日本橋の橋上中央にそのプレートが埋め込まれているのですが、自動車がひっきりなしに通りますので、そこまで徒歩でたどりつくのは危険です。そこで橋のたもとにはプレートのレプリカがあります。
「日本国道路元標」と書かれていました。
説明書きによると、元内閣総理大臣佐藤栄作の揮毫によるとされています。
そのレプリカの両脇を固めるように、主要都市への距離を刻んだプレートがあります。
国鉄退職後に乗り鉄をしていました。これらの都市の代表駅はほとんどがJR線の分岐駅であることでもありますし、全部乗降したはずだと、改めて眺めてみますと、意外と遠隔の地でなく、この中では私が住んでいる中京地区から日帰りできる範囲にある横浜駅で乗降した記憶がありません。横浜の場合は「新横浜」を使ってしまい、根岸線にも直通できてしま…