【507】 スチール棚の企画展1:国鉄時代に東海道本線を走った列車(3)
先日、旧棺桶レイアウト跡地にスチール棚の一段を利用した模型展示スペースを造ったことをお伝えしたところですが、ここに手持ちの編成モノを並べてみました。
これからは、無秩序に車両群を並べるのではなく、何かひとつのテーマを持った展示にしたいと思います。そこで、完成第1回目のテーマは
「国鉄時代に東海道本線を走った列車」
としました。
それでは、「国鉄時代に東海道本線を走った列車 第三回目」は、この中から機関車牽引時代の寝台特急と貨物特急を…
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EF58牽引寝台客車20系「あさかぜ」・EH10牽引コンテナ特急「たから」
時代は昭和30年代ですが、これらの列車のデビュー時、私はまだ幼い時期でしたから「絵本の世界」の列車でしかありませんでした。もし東海道本線沿線に住んでいたとしても、寝台列車も貨物列車も走行時間帯が深夜中心ですから、その姿を見ることは難しかったと思われる両列車です。
こちらの20系「あさかぜ」の模型は、初期形です。ブルトレ色のEF58が牽引します。足回りがグレーになっていまして、後年、幾度となく見た20系とは違って見える、最も輝いていた時代のモデルです。電源車から給電する編成単位での運用を前提に組成され、冷暖房完備固定窓エアサス装備と、これまでの客車のイメージは払拭された新時代の鉄道車両でした。下は1人個室と2人個室の合造車ナロネ20です。20系客車の中でも最上級の寝台車でした。もちろん乗る機会などなく、…