【611】 思い出の乗務列車57:篠ノ井線~中央西線2836~836~荷5044列車(前篇)
荷5043列車で長野に着いた私たち3人(荷扱専務車掌又は荷扱車掌長1人と車掌補又は乗務掛2人)は、長野乗務員宿泊所で泊まり、翌日は午前11時半過ぎに発車する2836列車に連結されている荷物車(名荷24マニ)への乗務でした。長野車掌区への出勤時刻は発車前約1時間前くらいでしたから、早起きする必要はなく、かといってそんな時刻より早く目は覚めます。前夜、3人で寝酒を飲みながら、、朝飯はどこで食べるかなど、発車までの過ごし方を決めておきました。年明け最初の長野乗務だったりすると、初詣に善光寺でも行くか!ということもあり、少し早く起きて3人でぶらぶら歩いて出かけたこともありました。
駅周辺の喫茶店でモーニングコーヒーのあと、8時間以上の乗務に備えて、3人でスーパーへ弁当とお茶菓子の買い出しに出かけるのがふつうでしたが、昼と夜の2食分が必要でした。冷房のない車両ですから夏場は衛生上問題もありましたから、夕食は中津川でレチ弁(レチ弁については【260】レチ弁をご参照ください。)を事前予約することもありました。
こうして11時前に入線している列車に乗り込み作業開始となりました。その列車は往路の荷物列車とは違い、途中の中津川までは客車も連結された列車でした。
<1976年5月当時>(50.3ダイヤ改正ダイヤ)
長 野~松 本 2836列車
松 本~中津川 836列車
中津川~名古屋 荷5044列車
(EF64)
オ ユ 長郵20 長野~名古屋
マ ニ 長荷21 長野~名古屋(熱田…