【664】 スチール棚の企画展6:国鉄形特急電車・気動車

通称物置部屋に置いたスチール棚のうちの一段を利用した模型展示スペースを造ってから1年半になります。先回ご覧いただいた企画展「国鉄形機関車」は昨年末まで約半年近くも続いたのですが、閉幕後は単品でなく編成モノに入れ替えようと思い立ち、「国鉄特急電車・気動車」を展示し、現在に至っています。企画展も6回目にもなると、過去に何度も登場した車両が出てきますが、いちおうご覧いただこうと思います。 :~*~+~:~*~+~:~*~+~:~*~+~:~*~+~ 上から順に、183系電車・381系電車・583系電車・489系電車・485系(300番台)電車・181系気動車・80系気動車・151系電車・181系電車(とき・あずさ用クハ181のみ)・381系電車(パノラマ編成) このほかに、クハ181の後方に157系お召電車5両編成がいます。(下の画像の一番手前) JR仕様になっている381系パノラマ編成以外は国鉄仕様で、先頭車にはJNRマークがあり、国鉄時代を再現しています。これまでの企画展でもそうですが、私の方針(というより、完璧を求めず安易に一歩手前でよしとするいい加減な性分)によって編成まで実車に沿ったものにはしていないので、いわゆるフル編成は、381系電車2編成と151系電車だけです。この3編成だけはK社のフル編成セット販売だったから、たまたまフル編成になったにすぎません。151系のように12両を展示するスペースは、このスチール棚で実現したものの、そのような長編成の模型列車が走行する環境がな…

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【663】 スチール棚の企画展5:国鉄形機関車

スチール棚のうちの一段を利用した模型展示スペースを造ってから1年半になります。そして昨年6月に始まった企画展「国鉄・JR以外の鉄道模型」は、実は早々と閉幕していました。やはりその理由は国鉄車両をいつも見ていたいとの思いが私の心の奥底にあるからなのでしょう。 そこで、そのあとの企画展は編成モノでなく、国鉄の機関車を長く展示していました。ひな壇の下にスペースが余ったので、そこには381系しなの編成を2本、置いてみました。 この状態が正月前まで何カ月も続きましたが、正月を控えてまた新しい展示内容(それはまた後日ご覧に入れます)に変えましたので、すでに終了した企画展ですが、ご覧いただこうと思います。 :~*~+~:~*~+~:~*~+~:~*~+~:~*~+~ SL14両,DL12両,EL34両がはじめて一堂に会しました。すべて国鉄形ですが、JR仕様で模型化されたものも含まれます。 それぞれの機関車にはそれなりの思いがあって、古くは40年以上前に入手したものから、昨年買って、以前ご紹介したC12までありますが、これらの中には改良新製品が登場したことによって存在意義が薄くなってしまった機関車もいくつかあります。 上下6段に展示した機関車群の左側から順に2列ずつ、画像をアップしていきます。 以下、画像の下に列挙した機関車の形式・仕様は、模型メーカーの表記をもとに書きましたので、形式名の後の表示に一貫性がない書き方になりましたことをご承知おきください。 模型メーカーは ●=…

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【662】 「清酒ん18きっぷの旅」まとめ

日帰りや一泊程度で行ける範囲内の未乗線区を潰していき、その間に古い国鉄車両が引退していくにつれて、青春18きっぷを使った小旅行をする機会は減っていきました。 しかし、その代わり職場で鉄であることを公言している関係上、これまでお話したように、非鉄の方と青春18きっぷで出歩く機会が出てきました。けれども、ご紹介した例は、いずれも仕事の打ち上げ旅行ともいうべきもので、単発的な旅でした。これとは別に、私は同じ会社に勤務する固定メンバーで、日帰り飲み鉄旅?を継続的に行っていました。それは、以前【59】清酒ん18きっぷの旅2010.8.28:松本で、記事にした「清酒ん18きっぷの旅」です。メンバーは私を含めて3人で、酒好きなオッサンばかりでした。実質的な目的は、青春18きっぷを使用して、列車の中で飲み食いしながら格安に日帰り旅行をしてくるというものでしたが、表向きの目的として掲げたのは、「お城見学・酒蔵見学・温泉入浴」となっていて、毎回そのうち最低でも1つは必ず行程に組み込みました。 当然、プラン作成とツアコン役は私の役割になりましたが、自然と他の2人の役割も、行ってみたい場所を提案する者、事前に飲む酒やつまみ類を調達してくる者、道中では乗り換えの間に買い出しに行く者と、その間にホームに並んで座席を確保する席取り要員が自然と決まってきて、この「清酒ん18きっぷの旅」は2004年から2010年まで約6年間、回数にすると、全部で17回も開催しました。行程はすべて名古屋市内発着(中央西線下り方面は列車の始発…

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【661】 意味不明になった青春18きっぷ

先週、青春18きっぷを使用して非鉄の方と旅をしたことをお話しました。 A君と2人で乗り鉄旅をしたときは、こういう行程でした。 3月1日 高蔵寺-松本-長野-十日町-越後川口-長岡-東三条-弥彦-東三条-長岡【泊】 3月2日 長岡-水上-高崎-横川-小諸-小淵沢-上諏訪-松本-高蔵寺-大曽根 このシーズンから青春18きっぷは5回(人)で1枚の様式に変わりました。このとき使った青春18きっぷの日付印を捺すスペースを拡大してみましょう。 1回目と2回目の位置には、「8.3.-1」日付ゴム印が捺されているにもかかわらず、4回目と5回目の位置にも「長野駅3.-1」の改札印が捺されてしまっています。さらに訂正もされ、誤入鋏の字も見え、訳が判らなくなってしまっています。 これは、長野駅で途中下車して再入場したときに、改札氏が、使用開始時に高蔵寺駅で捺されていた日付ゴム印が改札印でなかったため、未使用券と思ってしまったのか、二重に捺したものです。こうなると4人で3月1日に使用したみたいに受け取れます。(しかし、その時点では「3回目」が空欄になっていますから不自然) +++++++++++++++++++++ この青春18きっぷが、このような面相になるまでの経緯を順にご説明しましょう。 3月1日  高蔵寺駅出札カウンターで青春18きっぷ購入。 これから使うので日付スタンプを2個捺してほしいと申し出るも、改札で捺してもらうよう案内される。 高蔵寺駅改札。1回目・2…

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【660】 乗り鉄with非鉄~修学旅行?

前回は、職場で乗り鉄であることを公言しておくことによって、意外な面白い話を非鉄の方からお聞きできたというお話をしましたが、今はかなり一般に知られるようになった青春18きっぷも、国鉄時代はもちろんのこと、JR発足後でもしばらくの間は、学生層を除けば知らない人も多く、知っていても年齢制限があるのではないかとかの誤った解釈をしている方もありました。 私の乗り鉄は、基本姿勢として一般の運賃より安く乗ることを心がけていましたから、チョイ乗りを別にすれば、企画乗車券や金券ショップを多用していました。結果として、乗り鉄に熱心な頃は青春18きっぷを愛用しました。私が乗るための複雑なルートを忙しい出札窓口で申し出て、窓口氏にも、後にお並びの方々にもご迷惑をかけなくてすむのもありがたい切符でした。職場でそういう格安切符の話をすると、「1日でどこまで行けるのか?」「どのくらい安くなるものなのか?」というような話になっていくものです。国鉄から転職して6年目、上司とそんな話になって、説明すると興味を示され、「青春18きっぷで子どもといっしょにどこか行ってくるので、プランを作ってくれ」と言われ、作って差し上げたことがありました。その上司には3年仕えましたが、2人同時に別々の勤務地への転勤の内示があったとき、「ついにお別れだなあ。2人で修学旅行をしよう。18きっぷを金券屋で2枚買ってこい。事務引継の書類とか早く作っちゃって1日会社休んでどっかへ行くぞ。プランはまかせるわ。」と言われ5000円を渡されました。 名古屋…

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【659】 非鉄の乗り鉄?

10年くらい前、旧国鉄線に乗るため全国を乗り歩いていた私は、JR線にはほとんど乗りつくしていて、落穂拾いのように乗り残した短区間に乗りに行ったり、たとえば、こういう列車に乗ったりしていました。↓ この「快速むさしの」は、通常は旅客列車の走行しない武蔵野貨物線(大宮~西浦和・新小平~国立)を通って大宮~八王子間を結ぶ列車で、毎日運転されているのにJTB大型時刻表の本文には掲載されず、巻頭の特集ページに掲載されている変な列車です。参考記録として、こういう列車にも首都圏に行くついでがあれば、わざわざ乗ったりしていたのです。 そんな変なことをしてきた私のような者は、会社でも変人扱いされがちですが、もとよりそう思われることを覚悟していた私は、鉄以外の話題には乏しいこともあって、あえて趣味については公言していました。 たとえば「快速むさしの号」について「この列車は貨物線ルートを通ってナントカカントカ」とか細かいオタクっぽいことを偉そうに言ったりするとNGで変人ヲタクの烙印を押されますが、一般の方がついてこれる程度の話にしておけば、まあなんとか一般人には受け入れていただけるものです。 「明日休みますんで、よろしくお願いしますっ」 とグループのみんなに言うと、 「こんどはどこ行くの?」 「鳥取まで日帰り。」 「(名古屋から)そんなとこまで日帰りできるの?」 「うん、行きに岡山まで新幹線使えば、そのあとは全部普通列車と快速で行って来れるんだわ。」 「普通列車でも、けっこうお金かかるでしょ?」…

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【658】 !!夢の全国新幹線網直通特急群!!

昨年は、正月早々変な夢をみて、それをご紹介したのですが、今年のお正月も相変わらず、どうでもいい、くっだらない話をします。 暇な方以外はご覧にならないでください。 今年は新幹線で北海道から九州までがつながる年になります。新幹線列車の愛称名は当初「ひかり」「こだま」だけだった列車の愛称名も格段に増えてきました。 昨年、鹿児島中央駅で撮影した駅名標。 次の駅は「せんだい」ですが、もちろん川内であって仙台ではありません。東京一極集中になっている現在では、東京で線路が途切れているので、仙台までの直通運転は不可能なわけです。もちろん車両も相互乗り入れに対応しているわけでもありませんので、線路がつながっていたとしても直通運転は簡単ではないのでしょう。しかし、ふと夜中に目が覚めて、東京で線路をつなげると面白い旅ができそうだなあと架空の列車を考えだしたら、眠れなくなってしまいました(^_^;) (゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ? 「はやぶさくら」 北海道から九州まで新幹線でつながったことによって、JR北海道とJR九州が直通運転を推し進めて実現した鹿児島中央と新函館北斗を結ぶ最長距離列車である。ネーミングは「はやぶさ」+「さくら」から来ている。 (゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ? 「つばさめ」 鹿児島中央から九州・山陽・東海道・東北・山形新幹線を結ぶ特急。 山陽・東海道・東北新幹線…

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【657】 Youtube「リニア鉄道館の381系電車~国鉄車掌との再会」について

■最初におことわり■ 今回の記事は、昨年「中央西線を走った車両2:381系電車(1)~(4)」に埋め込んだYoutube「リニア鉄道館の381系電車~国鉄車掌との再会」の静止画像4本(のちに1本にまとめて「中央西線を走った車両2:381系電車(4)」に埋め込み)をご覧いただいた方へのメッセージです。 ************************ Youtubeにアップした「リニア鉄道館の381系電車~国鉄車掌との再会」(←クリックするとYoutubeに遷移します。)をご覧いただきましてありがとうございました。よくある実況映像集とは違い、自分の心の中にあった国鉄と381系をこのように、381系のセリフだけをテロップで表現し、元車掌からのコメントは一切なしにして、30年近い時を経て再会した男女に例えて元車掌の心情を表現できるものかどうか、面白半分で作った画像集でした。 (画像はリニア鉄道館に保存されているクハ381-1の説明版です。) 実はブログ記事に比して、Youtubeのほうはまったくアクセス数が伸びませんでしたが、折しも引退目前だった福知山電車区の381系に最後のお別れに行かれたとおっしゃる元運転士の方から、共感したとのコメントをいただけました。わかる方にはわかっていただけたとうれしく思っています。別の元国鉄職員の方からも、「再会できる車両があることは、うらやましい」とのコメントもいただきました。リニア鉄道館のクハ381-1は、貫通形0番台のクハのなかでただ1両保存…

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【656】 2016年 あけましておめでとうございます

  謹んで新年のお慶びを申し上げます     旧年中は大変お世話になり      心よりお礼申し上げます        今年も昨年同様       ご指導ご鞭撻のほど     よろしくお願い申し上げます             平成二十八年 元旦 昨年は、国鉄退職後から少しずつ未乗線区を乗り潰してきた結果、現在残っている旧国鉄線について全線完乗を達成できました。こんなことは意味のないことではありますし、達成感もまったくありませんでしたが、鉄道会社とか雑誌の煽動や流行に惑わされずに、自分なりの目標を持って積み重ねていけば、いつかは終着点にたどり着けるものだということを思い知ることはできました。 あと1年少々で国鉄分割民営化後30年を迎えます。さすがに主要な列車からは国鉄全盛世代の車両はすでに引退しましたから、今後の私は戦後日本の復興に貢献し、交通網の中心として君臨していたころの国鉄の駅や施設、遺跡、鉄道碑などを訪ねたり、国鉄があったころに自身が写真撮影に赴いた地を再訪したりするようになるでしょう。ただし、マイペースは崩さず、時間をかけて進める予定です。並行して、身の回りのモノの処分を継続して進め、身軽になるよう努め、その結果として半畳分の棚がフリーになったら小型レイアウト建設を始めたいですが、今年中の着工目途は怪しいです。 この先しばらく、国鉄在職中のことを扱った記事はお休みします。雑談的な記事を挟みながら、シリーズ記事として昭和時代の鉄道模型のことや…

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