【708】 日本酒ラベル:ラベルで観光地めぐり(8) 北海道

日本には、各地に観光名所があります。 そこには地酒メーカーさんが、その場で飲むカップ酒や、おみやげ用の酒を販売しています。 観光地まで行かなくても、その近隣の駅売店や街の酒屋さんで入手できることが多く、カラフルなラベルはコレクターにはうれしい逸品になります。 あいにく九州では、この種の日本酒を見つけ出せていないので、四国から順に北の方へシリーズ展開しています。 第八回目は北海道地方です。今回でシリーズ完結となります。 北海道は、寒いところだけにお酒で体を暖めることが必要です??? そのためか、観光客向けカップ酒を各地で見ました。 ラベル収集のためにカップ酒を買うことはいいのですが、荷物になりますから極力現地で消費して、空き容器は宿泊先のホテルの風呂や洗面所のお湯に浸してラベルを剥がし、容器は廃棄というのが理想です。「現地で消費」には限度があるので同行者にご協力いただき、飲んでいただくということもよくあったことです。 +++++++++++++++++++++++++ 福司カップ「北の旅シリーズ 川湯温泉 硫黄山と白つつじ」 ほかにもシリーズがあるのでしょうが、入手できたのはこれだけ。 釧路の蔵元さんです。 川湯温泉のJRの保養所に宿泊したことがあります。今はもうないのかもしれません。 川湯温泉の駅前からも噴煙を上げる硫黄山が見え、慌ただしい乗り鉄旅にも観光的要素があるという、自分にとっては珍しい宿泊地でした。宿泊翌日に釧路まで乗ったキハ54 500番台単行…

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【707】 スチール棚の企画展7:国鉄の急行列車

物置部屋と言われている私の部屋に置いた倉庫用スチール棚のうちの一段を利用した模型展示スペースを造ってから2年以上経ちます。先回ご覧いただいた企画展「【664】スチール棚の企画展6:国鉄形特急電車・気動車」は春までに閉幕し、その後は企画展「国鉄の急行列車」となっています。企画展も7回目にもなると、過去に何度も登場した車両が出てきますし、今回はかなり無理がある内容ですが、いちおうご覧いただこうと思います。 :~*~+~:~*~+~:~*~+~:~*~+~:~*~+~ 前回の企画展「国鉄形特急電車・気動車」は、583系電車以外は全部国鉄特急色でしたので展示に統一感がありました。また、編成中間に運転台が入ったのは気動車特急2編成だけで、整った編成がほとんどでした。かたや急行となりますと、その様相はまったく異なってきます。 次の画像以降、左端先頭部分からサイドビューを分割して画像をアップしてまいります。 上から順に 167系電車・165系電車・153系(165系混結)電車・475系電車・159系電車・58系気動車・EF64けん引20系寝台車併結12系客車・EF61けん引旧形客車(一部寝台車)・D51重連けん引旧形座席客車 というラインアップです。 編成はいずれも特定の急行列車を忠実に再現したものではありません。編成の短縮や使用車両の他形式代用にとどまらず、管理人の好みと所有車両の都合による創作部分もございます。 その後方のサイドビュー 特急編成と違って、ちょっと曲者も混入し…

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【706】 日本酒ラベル:ラベルで観光地めぐり(7) 越後・関東・東北

日本には、各地に観光名所があります。 そこには地酒メーカーさんが、その場で飲むカップ酒や、おみやげ用の酒を販売しています。 観光地まで行かなくても、その近隣の駅売店や街の酒屋さんで入手できることも多く、カラフルなラベルはコレクターにはうれしい逸品になります。 あいにく九州では、この種の日本酒を見つけ出せていないので、四国から順に北の方へシリーズ展開しています。 第七回目は越後・関東・東北地方です。 +++++++++++++++++++++++++ 妙高高原にある苗名滝。日本の滝百選の一つだそうですが、自分の場合は、このお酒で初めてその存在を知りました。 +++++++++++++++++++++++++ 草津温泉の湯もみの様子が描かれたラベルです。温泉は全国にありますが、草津温泉こそホンモノの温泉らしい温泉という思いがします。と、言ってもこの温泉に入ったことがなくて、この近くに行っても立ち寄るだけで、宿泊地は少し離れた安いところにしています。 +++++++++++++++++++++++++ 谷川岳。同じメーカーさんのお酒ラベルが2種類手許にありました。このうちの1枚は、土合駅の長い階段と湯檜曽ループ乗車体験をするために出かけたときに買ったものです。湯檜曽~土合間を往復乗車しただけで、家から湯檜曽までは往復自動車でしたから、乗り鉄失格です。 +++++++++++++++++++++++++ 栃木県の那珂川にあるやな場の様子です。…

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【705】 C12241の門鉄デフについて(補足)

先週までで熊本関連の記事は終わる予定でしたが、少し補足をしておきたいと思います。 先週、熊本機関区から届いた返信ハガキのことを書きましたが、結果として私はその年の春休みに高森線には行けませんでした。その後、2度目の高森線へ行けないままC12はDD16に置き替えられ、のちに貨物の取扱は廃止され、旅客営業だけが第三セクター南阿蘇鉄道に移管されました。 画像はその前年1973年の夏休みに撮影した国鉄高森線のC12 241。立野駅で給水中。 先日【691】 鉄旅2000年9月 「高森~三角」で書いたことですが、高森で保存されていたC12 241に再会できたのは27年後の2000年でした。このときのC12 241は、小さく不似合いな切取式除煙板(門鉄デフ)を付けられていて、その記事の中で、私は、切取式除煙板(門鉄デフ)について、 「もともとC57 65に取り付けられていた切取式除煙板(門鉄デフ)を切り詰め、切り欠き加工した上で、C12 241の廃車後に取り付けられたものらしい」 と書きました。たまたまネット上でそういう記述を見つけただけのことでしたので確たる裏付けもありませんでしたから、それから図書館へ行ってあれこれ調べましたところ、 関 崇博著「門鉄デフ物語~切取式除煙板調査報告~」 に記載がありました。 門鉄デフ物語 切取式除煙板調査報告価格:3888円(税込、送料無料) 《2021年2月26日追記》 上の商品画像をクリックしても購入することはできません。 …

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【704】 日本酒ラベル:ラベルで観光地めぐり(6) 信州

日本には、各地に観光名所があります。 そこには地酒メーカーさんが、その場で飲むカップ酒や、おみやげ用の酒を販売しています。 観光地まで行かなくても、その近隣の駅売店や街の酒屋さんでの入手できることも多く、カラフルなラベルはコレクターにはうれしい逸品になります。 あいにく九州では、この種の日本酒を見つけ出せていないので、四国から順に北の方へシリーズ展開しています。 第六回目は信州地方です。 +++++++++++++++++++++++++ 軽井沢  避暑地として有名ですが、もとは中山道の宿場町でした。旧軽銀座は、中山道の旧宿場町そのものが生まれ変わった街です。鉄ヲタですと、そんなことより碓氷峠のEF63が活躍したところという印象になりましょうか。 +++++++++++++++++++++++++ 奥千曲…千曲川(ちくまがわ)源流部を指すと思われます。 千曲川とは日本一長い信濃川の長野県域での別称です。国鉄~JRで運転されていた急行「ちくま」(←こちらは筑摩)とは関係がありません。 +++++++++++++++++++++++++ 上諏訪温泉の間欠泉 かつては高さ50メートルまで自噴し、日本一の高さとうたわれたそうですが、近年は自噴せず、人工的に噴出させているとか。ちなみに諏訪は酒どころです。お酒がこんなふうに噴出していたらいいなあ… +++++++++++++++++++++++++ 高遠城址公園のコヒガンザクラです。日本さくら…

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【703】 熊本機関区からの返信ハガキと鉄道郵便

熊本地震で被災された皆様に、お見舞い申し上げます。 今回も多少なりとも熊本に関係することを書いていきます。 これまでの熊本関係の記事のなかで、熊本駅でC11が牽引する特急「あかつき」回送列車の写真を撮って、そのあと高森線へ行ってC12が牽く混合列車の録音をして写真を撮ったのは、1973年の夏休みでした。そして山陰と北九州へ蒸機の撮影に行った帰路に急行「阿蘇」に乗ったのは、同じ年の冬休みでした。 ここまで熱心に蒸機を求めて出歩いていたのは、国鉄の蒸機が最終期にあったからにほかなりません。 しかし、そういうなりゆきで行くと、次の年の春休みには、当然のように北海道に行こうとの声が級友からかかりました。当時の北海道へは、もちろん青函連絡船に乗って行く時代です。北海道ともなれば日程は10日を越えるでしょうし、前年の九州行きでも心身ともに疲れた経験もあって、長い旅程を完遂する自信がなかったことも事実でした。そもそも私の嗜好は、一般にもてはやされる大型蒸機より、C12やC56が働く地方ローカル線や、小型のECやDCが働く中小私鉄のほうに傾いていたので、北海道より行きたいところはあったのでした。私は、北海道行きを断り、夏にまともに撮影できなかった阿蘇をバックに走る高森線のC12の撮影にもう一度単独で行ってみたいと思っていたのでした。 しかし、当時は全国の国鉄線から次々と蒸機が姿を消しつつあった時期でした。私は、蒸機の撮影に行くときは、臨時列車の有無や、その時刻を撮影地最寄り駅であらかじめ聞いたり…

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【702】 日本酒ラベル:ラベルで観光地めぐり(5)美濃・飛騨・北陸

日本には、各地に観光名所があります。 そこには地酒メーカーさんが、その場で飲むカップ酒や、おみやげ用の酒を販売しています。 観光地まで行かなくても、その近隣の駅売店や街の酒屋さんでの入手できることも多く、カラフルなラベルはコレクターにはうれしい逸品になります。 あいにく九州では、この種の日本酒を見つけ出せていないので、四国から順に北の方へシリーズ展開しています。 第五回目は美濃・飛騨・北陸地方です。 +++++++++++++++++++++++++ 恵那峡は木曽川中流域の大井ダム湖と奇岩怪石で知られます。 製造元の蔵元さんは中央西線沿線にあって、古くがっしりとした建物と長い煙突が目立ちますが、現在はその製品を見ることがなく、廃業されたようです。 +++++++++++++++++++++++++ 合掌造の民家で知られる白川郷。ユネスコ世界遺産です。 「どぶろく祭」が有名で、この製品はそのイメージの「にごり酒」です。大垣の蔵元さんが製造販売されていて、白川郷まで行かなくても、東海地方ではスーパーや街の酒屋さんでもよく見かけるお酒です。 +++++++++++++++++++++++++ 夜叉ヶ池は岐阜・福井県境付近にある山上の湖。 そして夜叉ヶ池への登山道からは夜叉壁という断崖が見える。 と、いうことですが、元岐阜県人でありながら、その存在すら知りません。それにラベルにある「坂内村」は揖斐郡内の他5町村と合併し「揖斐川町」になったことにより現…

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【701】  【名古屋】旧客編成・急行阿蘇【熊本】

熊本地震で被災された皆様に、お見舞い申し上げます。 今回も多少なりとも熊本に関係することを書いていきます。 先週は、特急「つばめ」について書きました。山陽新幹線岡山開業前の「つばめ」のほかに、もう1本の名古屋と熊本を直行する列車があり、それが急行「阿蘇」でした。 運転されていた時期は、山陽新幹線博多開業時のダイヤ改正時1975年3月まででしたから、名古屋から熊本を結ぶ列車としては、特急「つばめ」より遅くまで残っていたことになります。私が国鉄に就職したのは1976年でしたから、その1年前まで「阿蘇」は名古屋始発として運転されていたことになりますが、そのころの受持ち車掌区は、私が赴任した車掌区でした。「阿蘇」はAB寝台車とグリーン車,普通車を連ねた旧形客車で組成された列車で、数が多かったEF58に混じって少数派だったEF61が牽く列車としても異色だったと思います。 (1974.4.28 米原~醒ヶ井) 就職した直後には、その「阿蘇」に使われたと思われるグリーン車「スロ54」が余剰になったとみえて、蟹江や永和といった名古屋近郊の小駅の中線に留置されている姿を乗務中の車窓から見かけたものです。 高校生のとき、私は冬休みを利用して山陰から九州にかけて蒸気機関車の撮影旅行に出たことがありました。その帰路に黒崎から名古屋まで「阿蘇」のB寝台車(スハネ16)の中段に乗ったのが初めての寝台車体験でした。 高校生の分際で寝台車とは贅沢かもしれませんが、旅程の5泊中2泊を夜行の普通車で過ごしたあとの最…

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