【764】 旅先での宿泊地
11年間の国鉄乗務員時代は、おくのほそ道の「日々旅にして旅を栖(すみか)とす。」という生活でした。そこから足を洗った30年前からは、朝出勤して夜帰るという人間らしい生活に戻れました。しかし、他人から見れば理解できないだろうけれど、旧国鉄線に乗るために全国の鉄道に乗るようなことを始めてしまいました。おかげで、稀にあった仕事上の出張や他の旅行も含めると、ほぼ毎月のように家を空けて旅先の安いビジネスホテルを探して泊まる時期もありましたし、現在ある旧国鉄線に完乗したことに加えて沖縄へ行ったことによって、47ある都道府県の地をすべて踏んだ結果になりました。
画像は、国鉄職員の福利厚生施設の一つであった宿泊施設の看板です。国鉄の車掌時代1981年10月に、列車掛科同期生2人とともに鳥取砂丘と出雲大社に行った折に宿泊したところです。駅からちょっと離れた場所にある古い木造施設だったと記憶します。
先般の熊本地震のあと、熊本のことをブログにアップしたときに、かつてお仕事で広範囲の営業エリアをお持ちであった方から熊本についてのコメントを頂戴し、「夜の街あり、大型スーパーあり、朝食を取りにゆくファーストフードの店あり...、何かと便利な市内中心部」だったとのことでした。私は熊本までの乗務行路はありませんでしたし、プライベートで熊本市内に泊まったことがあったかなと考えるに、そんなことはなかったばかりか、熊本市内をぶらついたりしたことさえなかったのでした。実はそういうことは、私の場合は熊本に限ったことではありません…