【801】 一寸の旅にも五分の鉄分(越前・奥美濃編)
巷の連休の混雑が終わってから、自動車で家内と越前海岸に行ってきました。
行程は、愛知県を起点として関ケ原~敦賀~越前海岸、1泊した翌日は鯖江~越前大野~郡上八幡経由で戻る450㎞ほどの道程でした。往路の関ケ原まで時間短縮を目的として名神高速を利用した以外、地道を使って、途中にある道の駅に立ち寄ってくるコースとしました。最近は出かけても鉄道関係の目的地は作らないですが、いざ出かけると鉄道にまつわる施設や、つい目にする鉄道線路や列車に目が行ってしまい、ついブレーキを踏んで路肩に停車してみたり、Uターンして戻ったりして、そこでわずか数分ですが鉄分を吸収します。
「一寸の虫にも五分の魂」
という言葉がありますが
「一寸(チョット)の旅にも五分(5minute)の鉄分」
があるものです。
最初に立ち寄った敦賀市内では、敦賀港駅前の駐車場に車を停めました。
すぐ手前の踏切には線路はそのまま敷かれていますが、警報機はなく線路と踏切道の間には柵があって、車両がこの駅に入ってこないことが明らかです。ここは2009年に貨物列車の運行が廃止されているのです。2006年までは、臨時で旅客列車が入ることもあったのですが、毎日運行されない線区は私の乗車対象線区に含めていませんでしたので、これまで一度もこの駅に来たことがありませんでした。
1902年に敦賀~ウラジオストク間の定期航路が開設され、1912年からは新橋~金ヶ崎(1919年に敦賀港と改称)間には1・2等寝台車を連結した欧亜国際連絡列車が運…