【829】 乗り鉄12か月…2002年10月 広島・山口県下の旧国鉄線

今回は、中国地方で広島・山口県下に乗り残した旧国鉄線に乗るための旅で、行程は1泊2日の1人旅である。 このころ毎年10月には、青春18きっぷが発売されない代わりに、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」が発売されていたので、この2日間で使用し、残る1日分は後日、久留里線・いすみ鉄道・小湊鉄道に行く時に使用して使い切った。 (「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」は、現在発売されている「秋の乗り放題パス」に似ているが、その内容は異なり、3日間飛び飛びの日に利用することができ、また1枚を複数人数で使用することもできた) 青春18きっぷより割高なので、これ以後に買ったことはなかった。 (往路の特急券は回収されたので手元に残っていない。) 名古屋から現地までの往復は新幹線を使うので、そこでは「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」が使用できず、別途乗車券と特急券を購入する必要がある。「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」による価格的なメリットは薄まってしまう結果になるが、乗りつぶしの旅では乗るルートが複雑なので、経路が複雑な乗車券や、枝線区間で別途往復の乗車券をいちいち買う手間が省ける。特にワンマン列車だと車内で乗車券を買えるとは限らないし、折返し駅で直ちに折り返さなければならないときなどは、その駅で乗車券を購入する時間そのものが惜しいこともあり、かつ駅員氏や乗務員氏の手を煩わすことがないフリー乗車券の利用によるメリットは多い。 高蔵寺5:57―(3102M)―6:23名古屋 …

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【828】 撮り鉄12か月…1972年10月「鉄道100年 神領電車区」

今回は「撮り鉄12か月」というタイトルから多少ズレますが、車両基地公開に出向いて展示車両を撮影したときのことを書きます。 1972年(昭和47年)10月14日は、日本ではじめての鉄道となる官営鉄道の新橋・横浜間が正式開業してから100年目の日でした。 折しも巷ではSLブームに沸いたころだったので、国鉄ではこの年の秋、各地で記念列車を運転するなど、さまざまなイベントを催しました。 下の画像は父の遺品です。今はもう取り壊された実家に永く保管してあった記念メダルです。個数は1つで、画像はその表と裏を撮影したものです。 裏面に名古屋鉄道管理局の銘が入ったタイクリップとメダルもありました。 いずれも当時在職していた国鉄職員に配布されたものだと思われます。 私はこの前年に、初めて自分のカメラを持つようになっていたので、中央西線の中津川以北に残っていたD51の貨物列車などの撮影を始めていましたが、フィルムや現像焼付に使えるお金は限られていて、被写体を厳選して撮影していましたから撮影枚数は多くありませんでした。モノクロフィルムを中心に使い、カラーフィルムを入れたときは、ふだん見ることが少ないような車両や列車だけにカメラを向けていました。今思えば、地元のいつもあった車両や鉄道風景をもっと撮影しておくべきだったと思いますが、中学生の小遣いではそれがやっと、というより、田舎でマイカメラを持った中学生など大変珍しかったものですから、両親に感謝しなければ罰があたります。そういう中で、私は新聞記事…

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