【873】 「交通科学博物館」のこと~津山で再会した車両たち

先週は、「津山まなびの鉄道館」へ行ったことを書きました。 この中で、D51 2・DF50 18・DD13 638の3両は大阪環状線弁天町駅に隣接した交通科学博物館が閉館した後、ここに移設された車両ですので、自分が最後に交通科学博物館で彼らを見た2008年から10年ぶりの再会となりました。 下が、D51 2・DF50 18・DD13 638の現況です。 そして下が、交通科学博物館時代のDD13 638とDF50 18 2008年の画像で、このころには屋根がかけられていましたが、さらに前には屋根はなく、この2両の展示位置は、バラバラで離れていました。津山に来て扇形庫に収蔵されたことによって、現役時代がリアルに蘇ってきた印象を受けます。とかく車両ばかりが、半分は遊具のような価値観のもとで人気を得ることが多いですが、鉄道の歴史に関わる建築物や施設が、こうして遺されていることに大きな意義を感じさせるものです。 D51 2については後述しますが、こうして10年ぶりに交通科学博物館に展示されていた車両たちに再会すると、交通科学博物館のことを思い出さずにはいられません。 交通科学博物館に初めて行ったのは1967年3月で小学3年生から4年生になる間の春休み中でした。 以前書いた戸倉上山田温泉への家族旅行をした1年後ですから、今から51年前のことになります。このときは日帰りの家族旅行で、言うまでもなく私の希望によって、目的地は「交通科学館」(のちの交通科学博物館)だけで、もう一つ目的があ…

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