【1455】Nゲージ模型[中央西線の機関車]

◆KATO 2016-6 D51標準形(長野式集煙装置付)製品に中央西線仕様との文言はありませんが、メーカーさんのオフィシャルサイトには、「「中央西線」で貨物列車を牽引していた昭和40年代後半」の形態を製品化したとあり、付属の「選択式ナンバープレートは昭和48年頃の中津川機関区所属機を採用」とありますから、正真正銘の中央西線仕様です。 長野式集煙装置だけでなく炭水車にふた山に盛られた石炭の表現なども、中高生時代の全線電化直前の様子を蘇らせてくれています。 ◆ROUNDHOUSE 3023-5 EF64 1000 JR貨物広島更新色タイプ ◆KATO 3024-1 EF64 1000 JR貨物新更新色 ◆KATO 3024 EF64 1000一般色クーラー搭載車 3両のEF64 1000は、いずれもJR仕様車になっています。中央西線にEF64 1000が入ったのは2009年のことですから、自ずとそうなるわけですが、EF64 1000の走行範囲は広域に及び、とても中央西線独自の機関車とは言えません。しかし現時点で重連で日本石油輸送色のタキ1000を牽く編成を再現すれば中央西線の列車といってよかろうということで、この企画当初はKATO10‐825「タキ1000日本石油輸送色ENEOSエコマーク付8両セット」をこのEF64 1000のうち2両を重連にして牽かせて展示していました。ところが、このタキ1000のセットは郡山駅常備車を再現したもので、中央西線に運用されているタキ100…

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【1454】Nゲージ模型[中央西線の快速・普通列車]

◆MICROACE A-0441 103系JR東海スカイブルー冷房車7両セット「中央本線・名古屋の103系」とあるように、ご当地仕様です。神領区の特色である側面サボ受と助士席側ワイパーは印刷表現。JR仕様ですが、スカイブルーの国鉄色で、JR東海色になる前の状態です。国鉄時代には乗務で、JR時代には通勤でよく乗った電車でした。 JR東海時代の103系では字幕の使用がすでに始まっており、サボ受けはあるだけで使用されていませんでした。そのため付属のシールに板サボ表現がなく、字幕表現しかないのはよいとして、前面・側面とも「中央線」と「普通」しかないのは不親切。 説明書の画像でも「名古屋-高蔵寺」になっています。そもそもJR東海時代に103系の字幕に「中央線」はありませんでした。 よく写真で見かけるクハ・クモハの前面字幕部分に表示されていた「中央線」は、字幕でなくシールでした。それも国鉄時代に板サボの使用が廃止され前面の字幕が使用開始されたときに剥がされています。製品付属のシールはJR東海時代なら駅名が表示されているべきだと思いますが、この先スカイブルーでJR東海仕様の103系の模型が再発売される機会なんかないでしょう。 ◆TOMYTEC鉄道コレクション 国鉄70系中央西線4両セット多々ある70系走行線区のうちで、特別目立っていたとも思われない中央西線の模型セットが発売されたのは非常に珍しいことだと思います。その内容も半鋼製車と全金属車各2両が混ぜられ、鉄道コレクションという廉価版…

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【1453】Nゲージ模型[中央西線の急行列車]

◆KATO 10-1386 キハ91系急行「きそ」8両セット 中央西線の特急用キハ181系に先行して試作されたキハ91系です。中央西線では急行「しなの」で営業運転をしながら試用されました。キハ181系特急「しなの」デビュー後も急行「きそ」のうち1往復の運用があり、模型は、その「きそ」時代を再現しています。 キハ90 1のエンジン換装車キハ91 9の存在感が目立ちます。「きそ」から撤退した後は高山本線で「のりくら」に転用されましたので、付属するシールのうち、側面列車種別表示は「急行」「きそ」「のりくら」が、行先表示は「名古屋行」「松本行」「長野行」「高山行」があります。 ◆TOMIX 9192 JR EF64 0形電気機関車(66号機・ユーロライナー色)EF6466号機はユーロライナー登場時に塗装変更された機関車でした。当時の国鉄ではEF64-0番台の運用区間は主に中央東西線と篠ノ井線でした。製品名に「JR EF64 0形」とあるように、私の意図に反して国鉄仕様ではありません。 側面ナンバー上に白いJRマークが印刷されていますが、車体地色が青みのある明るいグレーなので目立たないのと、足回りは灰色塗装になる前の黒色、窓は白ゴムであり、十分に国鉄仕様に近いので購入に至りました。この製品は限定品であり、将来的に国鉄ユーロ色の66号機が製品化される可能性を考えると、買っておくべきとの判断でした。 ◆TOMIX 92029/92030 国鉄12-700系ユーロライナー基本セット/…

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【1452】Nゲージ模型[中央西線の特急列車]

部屋にあるスチール棚のひな壇に現在並べてある「中央西線が活躍の舞台だった車両セット製品」と中央西線と切っても切れないEF64とD51について、編成内容と模型製品ごとに4回に分けてコメントしてまいります。今回は特急列車編です。 ++++++++++++++++++++ ◆KATO 10-558 383系「ワイドビューしなの」6両基本セット基本編成6両セットで、下り方が非貫通パノラマ車(グリーン車)です。実車同様に模型でも6両・4両・2両ユニットを組み合わせることによって、いくつもの編成パターンが可能になっている製品ですが、同時購入した4両・2両セットは処分しましたので、手元に残るのは6両基本セットだけになりました。字幕は印刷済です。 現在、スチール棚ではこの編成順で展示しています。この編成は組み換えるわけにはいかないですが、今回は他のセットも含め、イレギュラーな編成にしたり、個人的なアレンジをすることなく、セット製品の取扱説明書にある編成表に忠実な編成順にして展示しました。383系は中央西線の看板列車ですが、JR東海管内では高山本線のキハ85系「ひだ」がHC85系への置き換えられつつあり、中央西線の383系電車も近い将来に新形式への世代交代の時を迎えることになるのでしょう。 ◆KATO 10-1248 381系<パノラマしなの>6両セット国鉄分割民営化後にサロ381を改造したパノラマグリーン車クロ381-10番台を連結した6両編成です。製品は床下が灰色成形で、末期まで在籍…

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【1451】 スチール棚の鉄道模型その後:2022年10月[中央西線の列車]

例のスチール棚のひな壇には、夏場に冷房完備の特急列車を集合させていましたが、予想していたとおり眺めた瞬間に飽きてしまうので、秋の気配を感じるまえに、早々と車両の入れ替えをして、8月末あたりから定番の地元中央西線の列車群に入れ替えました。 内容はかつての「スチール棚の企画展」シリーズの繰り返しのようなものですが、今回は主に中央西線が活躍の舞台だった車両セット製品を中心にして、単品車両は中央西線と切っても切れないEF64とD51のみで構成しました。いつものように変則的な編成にアレンジするなどの個人的なひねりを加えることも避け、模型メーカーが推奨する編成にして、模型製品目線で展示し、書いていきます。 今回は、その展示内容の紹介です。次回以降4回に分けて「Nゲージ模型[中央西線の列車]」として、ここに展示した模型製品ごとにコメントさせていただきます。 棚の右側 上から順に KATO 10-558 383系「ワイドビューしなの」6両基本セット KATO 10-1248 381系<パノラマしなの>6両セット KATO 10-876 381系「しなの」9両セット KATO 10-1117 キハ181系初期形7両セット KATO 10-1386 キハ91系急行「きそ」8両セット TOMIX 9192 JR EF64 0形電気機関車(66号機・ユーロライナー色) +TOMIX 92029/92030 国鉄12-700系ユーロライナー基本セット/増結セット KATO 3042 EF64 0番…

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【1450】 2022年に日本の鉄道は「150周年」を迎えました

150年という長きにわたりご活躍され、今日のこの日をお迎えになったことに、謹んでお祝いの詞を申し上げます。 思えば物心も付かない幼少時から、いつも貴方は私の友であり、人生に潤いを与えてくださいましたことに感謝します。この先、ますますの発展をお祈りしております。 旧新橋駅(復元駅舎) 旧新橋駅0哩標識(国鉄汐留時代) 1号機関車(明治100年記念入場券)以上、日本の鉄道開業時に因む画像でした。日本の鉄道はここから始まりました。 1号機関車はのちに150形という形式を与えられました。150周年にふさわしい形式でもありますので、交通博物館で展示保存されていたころの画像を。 交通博物館が閉館した後は大宮鉄道博物館に移設され今日に至ります。 「150」に因む機関車として、国鉄からJR西日本に引き継がれた電気機関車EF58の150号機の画像を。 38年前「サロンカーなにわ」に乗務したときに、この150号機が牽引していました。現在は現役を引退し、京都鉄道博物館で展示保存されています。(画像の左) 日本の鉄道150周年を迎えた今の、地元中央西線と周辺の様子を確認しておきます。 今年春から新形電車315系がデビューしました。 2022年10月13日の中央西線美乃坂本駅その近くではリニア中央新幹線の建設が進んでいます。 岐阜県駅が建設されると、このあたりはまったく違った街に変貌していくのでしょう。 <2022年10月15日斜字部分追記・画像2枚追加> そ…

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【1449】 1972年に日本の鉄道は「100周年」を迎えました

これは国鉄名古屋鉄道管理局が主に部内の業務用として発行していたポケット時刻表の1972年10月2日ダイヤ改正版の表紙です。「鉄道100年」のロゴマークが入っており、その年が日本の鉄道開業100周年でした。 この年3月には山陽新幹線が岡山まで開業しました。 「ひだ」は高山本線経由で名古屋と金沢を結ぶ気動車特急でしたが、1日1往復しかありませんでした。 C62がまだ北海道でわずかに現役だったことは裏表紙の説明でわかります。 鉄道100周年はSLブームと重なっていました。この入場券は5枚セットの中の1枚で、時刻表と同じ「鉄道100年」のロゴマークが入っています。木曽路D51号は快速「木曽路」(名古屋~木曽福島)とは別に、この年の秋に松本~南木曽間に運転された国鉄長野鉄道管理局仕立ての臨時列車で、ヘッドマークからも鉄道100周年を意識していたのでしょう。(再掲画像) 以前に「【828】撮り鉄12か月…1972年10月「鉄道100年 神領電車区」」で神領電車区(現在の神領車両区)で、車両の展示イベントがあったことや、国鉄が職員に配った記念品のことを書いていますので、よろしければご覧ください。 その神領では新車の485系200番台が展示されましたが、485系はすでに過去の車両となって久しく、車両の一生を超える50年という年月の長さと重みを思い知らされます。 日本全国でこうした鉄道関係イベントや記念事業が繰り広げられ、市中には鉄道100年記念グッズが出回っていました。これらは国鉄職…

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