【1497】 中央西線名古屋口の211系を偲ぶ(1)
今年は毎月1回、昨年中央西線名古屋口から去ったJR東海211系5000番台の 画像をアップしていくことにします。まず今回は、JR東海の211系とは、どんな電車であったのかを自分なりに振り返っておくことにします。
211系は旧国鉄で設計された電車で、名古屋地区では0番台2編成8両が1986年11月に国鉄最後のダイヤ改正でデビューして、117系とともに東海道本線の快速に使用されていました。国鉄分割民営化された後、JR東海では1988年から車内設備をロングシート仕様として補助電源を変更するなど仕様変更された5000番台が続々と製造されて、国鉄から引き継がれた電車を置き換えていきました。
5000番台は最初に中央西線名古屋口で運用され始めてから、1991年まで製造され、JR東海管内での運用範囲を広げていきました。
名古屋駅から出ていく中央西線の列車を後方から撮った画像です。背景のビルはJR東海太閤ビルです。このビルが完成したのが1992年でしたから、211系5000番台がJR東海の最新鋭電車として全車がそろった直後にあたり、両者は国鉄分割民営化による新しい鉄道の象徴のような存在に思えます。ちなみに211系の後継系列となった313系が営業運転を開始した年は1999年で、現在の名古屋駅がある高層ビルJRセントラルタワーズが竣工した年でもありました。
こちらはJR東海の第二世代の象徴ということになりましょうか。
211系5000番台がデビューしたころの中央西線名古屋口では、国鉄から引き継がれた10…