先週ご紹介した名古屋工場の試運転列車に乗務したあと、非番日をはさんで翌々日には、約9ヵ月ぶりに再び名古屋客貨車区所属のお座敷列車に乗務することになりました。
今回は中央西線から東海道本線へ直通する行路でした。
1985年(昭和60年)9月15日
中央本線 9826列車~東海道本線9446列車
運転区間(上諏訪)~塩尻~名古屋~高塚(豊橋~高塚間回送)
乗務区間 中津川16:17~18:29名古屋18:45~高塚20:23
中央本線 9826列車
EF64 54(篠) 臨A621(9/12)
6.スロフ12 916 名ナコ 三河
5.オ ロ12 832 名ナコ 尾張
4.オ ロ12 831 名ナコ 伊勢
3.オ ロ12 830 名ナコ 美濃
2.オ ロ12 829 名ナコ 飛騨
1.スロフ12 915 名ナコ 近江
名古屋から逆編成
東海道本線9446列車
EF65 1006(稲)変臨A805
(名臨23)国鉄旅行友の会 上諏訪温泉の旅(226名)
(上諏訪)塩尻~豊橋
中津川で他区乗務員から乗継ぎ、名古屋を通り過ぎて豊橋で乗客を降ろした後、車両を留置するため回送で高塚までの乗務でした。機関車のほうは名古屋で交換され、中央西線内は篠ノ井機関区のEF64、東海道本線内は稲沢機関区のEF65PFの牽引でした。分割民営化後は、EF64も東海道本線にも当たり前に入線するようになりましたが、この当時はEF65にバトンタッチするのが当たり前でした。
展望車になっているスロフ12はナコ座の特徴で、このことは以前のブログ記事 【172】臨時列車の乗務(9):名古屋のお座敷列車「ナコ座」 」で紹介しています。
私がこの車両に乗務したのは、この翌年にもう1回だけありました。最後は関西本線から伊勢線経由で津までの乗務でした。「ナコ座」はJR東海に継承されましたので、私が退職したあとも活躍を続けました。JR化後、駅に置かれていた一般向けのパンフレットです。
合計3回乗務しましたが、乗客として個人的に利用することは一度もないまま、この「ナコ座」も1999年廃車になってしまいました。
(写真は、すべて当日の撮影ではありません。)




この記事へのコメント
ハッシー
九州にもお座敷列車がありましたが、JRに以降後、他のジョイフルトレインも含めいつの間にか廃止されてしまいました。
何度か仕事で乗務したり、添乗員で九州島内、瀬戸大橋を渡って四国、また山陰までとお座敷列車で旅行した頃が懐かしいです。
確か2編成あったと思います。
海編成は6両編成で、各車には九州周辺の海の名称が愛称名として付けられていました。
1号車 スロフ12 801「錦江」(スハフ12 51)
2号車 オロ12 801 「日向」(オハ12 133)
3号車 オロ12 802 「周防」(オハ12 134)
4号車 オロ12 803 「玄海」(オハ12 135)
5号車 オロ12 804 「西海」(オハ12 136)
6号車 スロフ12 802「有明」(スハフ12 52)
山編成 はこちらも6両編成で、九州の山の名称が愛称名として付けられていました。
1号車 スロフ12 817「桜島」(スハフ12 77)
2号車 オロ12 833 「高千穂」(オハ12 263)
3号車 オロ12 834 「九重」(オハ12 262)
4号車 オロ12 835 「阿蘇」(オハ12 261)
5号車 オロ12 836 「雲仙」(オハ12 260)
6号車 スロフ12 818「開聞」(スハフ12 66)
最近、また九州では色々とジョイフルトレインができて来年には九州島内周遊の寝台列車も走り出します。(^o^)/
しなの7号
ちょうど、このブログ記事に描いている時代に、九州へ参りました。西鹿児島駅でどちらか忘れましたがED76に牽かれた九州のお座敷列車をみたことがありましたが、乗務する機会はありませんでした。
JR九州では国鉄時代に考えられない車両や列車がいくつも生まれましたね。こんどの「ななつ星in九州」も実に楽しみな列車です。
デキ501
今回は「ナコ座」ですね。
私達エリアにも何回か入線してきました。
列車掛乗務が廃止になり工臨、臨客行路時に
数回乗務した思い出があります。
初めてナコ座乗務時困った事がありました。
走行中展望台に旅客が出ていいのかどうか?
緩急車のデッキのような感覚でしてので
マジ今考えると笑えるような話ですが・・・
そんな楽しいジョイフルトレインはじめ
12、14系客車が少なくなりましたね。
そんなに動力分散型がよいのでしょうか?
しなの7号
乗務されたことがおありでしたか。
オープンデッキのジョイフルトレインというのは、数少ないですね。ジョイフルトレインの多くは展望スペースがガラス張りでしたから、オープンデッキに出ていいのか?と考えてしまうのも無理からぬことです。
こうした団体列車は今では本当に減りましたし、旅行の形態も変わってきて時の流れを感じますね。