先日、KATOから「キハ181系 初期形7両セット」が発売されました。
今回は「初期形」となっているので、より正確に「しなの号」で活躍していた時代が再現できるわけです。
こうなると買わねばならなくなってしまうわけで(^_^.)
ところで私は【116】KATOのキハ181系でお伝えしたように、一昨年の冬に、KATOのキハ181系を購入しています。今回発売された初期型との違いはどのあたりなのでしょうか。ちょっと比較してみました。
以下の画像は、どちらも付属の後付パーツ(電気連結器と信号炎管)を取り付ける前の状態です。
キハ181 右が初期型です。正面から見ると、どちらも変わりがないようです。
こちらも右が初期型です。斜め横から見ると、初期型には乗務員室ドアの前(乗務員室窓の下)のタブレットキャッチャーと、ドア後ろのボディ補強板の表現がありません。
次は足回りに注目です。台車が異なります。実車181系の台車枠は不具合により、後に交換改修されたという経緯があるのです。
こんどは中間車キハ180です。手前(右)が初期車です。初期車の台車はキハ181と同様に旧タイプになっているのは同じですが、車端部トイレの床下に違いが見られます。初期車には汚物処理装置のかわりに、消火器と便所流し管の表現がされています。
画像はありませんが、この洗面所側も、初期車は洗面所の排水管のみの表現ですが、一昨年発売分では、排水管と一体成形の汚物処理装置の抜取口の表現がありました。
その反対の連結面側です。手前(左)が初期車です。初期車のトイレ側にあったの消火器は、汚物処理装置の取付によって邪魔になるので、その際に反対側に移設されたということのようです。
模型を比較していると、その車両の歴史がわかるものですね。
まだ、走らせたりする時間的余裕もないので、しばらく保管です(-_-;)
この記事へのコメント
toseibom
とてもわかりやすい比較で違いがわかりました。初期型は線路に垂れ流しだったのですね。子供のころ鉄橋の下でキハ181を見上げておりましたが、急に雨が降ってきた記憶はないので良かったです。中央西線へのキハ181投入時は故障があいつぎDD51に引かれて走行したこともあったとどこかのブログで知りました。その故障の多さが現場に敬遠されて、同じ山岳路線の高山線のひだには安心な82系が投入されたと聞きました。それでも自分はこのハイパワー機のほうが好きです。自分が国鉄色のキハ181に乗ったのは山陰本線でしたが汽動車の加速はゆったりしてて気持ちよかったです。
しなの7号
私のキハ181系に関わる思い出は、ブログ記事「【114】中央西線を走った車両1:181系気動車(1)」から5回にわたって綴りましたが、記事のアップはちょうど前回KATOの181系が新発売された時期でした。そこにも書きましたが、授業中にも特異な走行音で通過が判り、よく遅れていたのを思い出します。
たしかにハイスペックのキハ181系は魅力的でありましたが、乗務する立場としてはそうでもなかったと思いますが、キハ181系は私が国鉄就職する前年に中央西線から撤退しました。