【324】 中山道歩きで見たモノいろいろ(7):新聞販売店のホーロー看板

2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。
旧宿場町や旧街道を歩いていると、自動車なら気付かずに通り過ぎてしまうようなチョットしたモノも目に入ります。
ふだんの生活で当たり前にあるものでも、その地方ごとにチョット違っていたりしますし、裏道になり下がった旧中山道には、現在の表通りとも言える国道や、そのバイパス道では見かけられないようなモノが残っていたりするものです。

今回は新聞のホーロー看板にスポットを当ててみましょう。

古い新聞販売店には取り扱っている新聞の看板が掛けられていることが多くあります。
都市部ではそれぞれの新聞ごとに販売店が異なるケースが多いようですが、田舎に行けば新聞販売店が街に一つしかなく、その新聞店が複数の新聞を取り扱うことが多く、この中山道の旅でも特に長野県や滋賀県で何枚も看板を掲げた壮観?な新聞販売店を見かけました。

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最初は上松宿で見かけたものです。
信濃毎日新聞があるのが、ローカルです。
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続いて上松宿の隣、須原宿での写真です。
信濃毎日新聞は長野県内では定番です。上松宿のものとは、上部のマークが異なっています。
毎日新聞と読売新聞については、マークだけでなく色も上松宿で見たものとは異なるタイプです。
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このあとは滋賀県に飛びまして、柏原宿での写真です。
サンケイ新聞と京都新聞が参入していることで、近畿圏に入ったことをうかがわせます。
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最後は愛知川宿での写真です。
柏原宿での「サンケイ新聞」とは異なり「産経新聞」という表記です。都市部へ行くごとに取り扱う新聞の種類が減ってくることがわかりますが、中日新聞は長野県から滋賀県までも販売エリアに入っているのですね。
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犬も歩けば…新聞販売店にあたる?
街道には歴史的なモノ以外にも価値がないながらも、それでいて見て楽しめるモノがたくさんあります。
このシリーズ、来週(木曜日)に続きます。

(このシリーズ記事中の写真には、一部旧中山道そのものではなく、その近傍で撮影したものも含んでいます。)

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