2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。
その行程中は一切、自家用車やタクシー等を使わないことにしておりましたので、路線バスを幾度も見かけ、時には利用したりもしました。
今回も引き続き路線バスにスポットを当ててみます。
路線バスは、その地方ごとに運行する会社が違っていたりしますので、その車体色もさまざまです。特に列車から降り立った駅前に、その地方独自の車体色を纏った路線バスの姿を見たときには、遠くまで来たということをしみじみ感じたものです。
西から東へ向かって紹介していきます。
****************************
千曲バス
千曲バスは長野県佐久市に本社を持ち、その周辺に路線を持つバス会社です。
佐久地方で、中山道が鉄道と離れている宿場とその最寄駅を結ぶ路線を持つことから、利用する機会も何度かありました。また中山道ルートそのものが「中仙道線」として運行されています。
写真は2005年7月23日 小諸で撮影。
****************************
東信観光バス1
東信観光バスは、上の千曲バスの塗装と同じであることからわかるように、千曲バス㈱が設立した別法人です。
芦田~大屋駅間を利用しました。
2005年8月3日に大屋駅前で撮影。
****************************
東信観光バス2
その半年後に再び同じ路線を乗車する機会がありましたが、このときは塗色も全く違った新しいバスでした。
****************************
西武高原バス 1
西武高原バス株式会社は、長野県北佐久郡軽井沢町に本社を置く、西武グループのバス会社です。軽井沢および群馬県草津地区のバス事業を手がけています。
西武系なので近江鉄道バスと同様ライオンズカラーです。
2005年6月18日 軽井沢で撮影。
****************************
西武高原バス 2
上の写真を撮った2年後に、西武高原バスの別塗装車に出会いました。西武バスからの移籍車でしょうか。
2007年4月21日 軽井沢で撮影。
****************************
草軽交通 1
草軽交通株式会社は、長野県北佐久郡軽井沢町に本社を置くバス事業者です。東急グループの傘下でしたが、2009年9月30日を以って離脱しています。その前身は草軽電気鉄道で、鉄道路線が全廃になってから4年後の1966年に現社名に変更したとされています。
親会社である東急の貸切バス塗装になっています。
2005年6月18日 軽井沢で撮影。
****************************
草軽交通2
上の写真を撮った2年後に、草軽交通バスの別塗装車に出会いました。東急バスからの移籍車でしょうか。
2007年4月21日 軽井沢で撮影。
****************************
アークバス
アークバスを運行しているのは、株式会社ボルテックスアークで、群馬県安中市を中心に乗合バス・貸切バスを運行しています。
中山道へのアクセス手段として「磯部駅~安中榛名駅」を結ぶ路線バスに2回乗車しました。長野新幹線開業当時に「新幹線の秘境駅」とも言われた安中榛名駅からの唯一のバス路線です。
2007年5月27日、磯部で撮影。
****************************
バスについて、私は素人なので、本文作成に当たりWikipediaとバス会社各社のオフィシャルサイトなどを参考にさせていただきました。
犬も出歩けば…バスを見かける乗ってみる?
街道歩きでは歴史的なモノを見る以外にも、見て、または乗って楽しめるバスがあるのです。
このシリーズ、来週(木曜日)に続きます。
(このシリーズ記事中の写真には、旧中山道そのものではなく、その近傍や近隣駅前で撮影したものが含まれています。)
この記事へのコメント
ふくいん交通
今回のバスの日記ですと、西武高原バスと、草軽交通が印象深いです。
日記にありますとおり、近年、西武高原バスに移籍した車両は、白にストライプの入った、観光バスと同じ塗装(ライオンズカラーと呼ばれています)への塗り替えを止めています。
コスト削減が理由ではないかと思います。
私の地元には、西武バスが走っていませんが、少し離れた所に、西武グループの電車、バス、タクシーが走っています。
直接お世話になることは最近なくなってしまいましたが、私にとって、身近な私鉄グループであります。
草軽交通は、私の趣味の友達との交わりで、年に数回乗りに行きます。
数年前まで、昭和57年製の、ボディをリベットどめしてある丸い形をした車両が現役でした。
私も、当該の車両目当てにお邪魔しまして、昭和のバスを堪能してきました。
この車両は現在、東京都下のとある会社に引き取られ、再生を受け、現役で走っているそうです。
草軽交通の写真にありました、東急バスのカラーの車両は、やはり、東急バスからの移籍車で、路線バスのカラーのまま(やはりコスト削減のようです)走っています。
この車両も、侮るなかれ、今となっては、非常に基調な車両であります。
しなの7号
バスの解説ありがとうございます。特に関東圏のバスについてはまったく馴染みが薄いので私は知識がありません。
こんな塗装のバスあったっけ?と調べてみると親会社からの移籍車だったりしますね。バスに限ったことではありませんが、事前に知識を持っていれば旅の楽しみは倍増するものといつも思います。
バスの寿命は鉄道車両より短いですので、運用車両の移り変わりが激しいですね。