【363】 中山道歩きで見たモノいろいろ(17):牛乳箱(毎日牛乳・雪印牛乳篇)

2005年から中山道の宿場を訪問しはじめ、全宿場に足跡を残しました。
旧宿場町や旧街道を歩いていると、自動車なら気付かずに通り過ぎてしまうようなチョットしたモノも目に入ります。
ふだんの生活で当たり前にあるものでも、その地方ごとにチョット違っていたりしますし、裏道になり下がった旧中山道には、現在の表通りとも言える国道や、そのバイパス道では見かけられないようなモノが残っていたりするものです。

最近、あまり見かけなくなった牛乳の受け箱。
我が家でも、牛乳はスーパーで紙パックのを買ってきますが、私が子供のころは玄関先に釘で打ち付けた木製牛乳箱があって、毎朝、牛乳屋さんが配達してくれていました。
そんな懐かしい牛乳箱は中山道を歩いていたらたくさん見かけました。

今回は「毎日牛乳」と「雪印牛乳」です。


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毎日牛乳

本社が大阪にある日本酪農協同株式会社の商標が「毎日牛乳」ですが、私が住んでいる中京地区では見かけません。しかし西日本での勢力は強大なようで、これほど見かけるとは思いませんでした。
以下の4種類、すべて滋賀県内で見かけたものです。

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古いタイプの受け箱からご覧ください。
2006年9月28日 守山宿~草津宿で撮影。


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同じ縦長のタイプですが、赤丸に「毎日」の文字が入ったタイプです。
同じ日、2006年9月28日 武佐宿~守山宿で撮影。


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赤丸に「毎日」の文字が入ったタイプではありますが、箱の形が異なります。
2006年6月1日 醒井宿~番場宿で撮影。

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そしてプラ製のもの。
2006年7月6日 高宮宿~愛知川宿で撮影。

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雪印牛乳
続いては、長い歴史を持つ牛乳メーカー雪印乳業です。黄色い受け箱は、たぶん全国に分布していたのでしょう。近年不祥事があったことで会社は再編され、現在牛乳の製造販売会社は「雪印メグミルク」となっています。


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いかにも古そうな縦長タイプ。色褪せています。
2006年6月1日 鳥居本宿で撮影。


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箱の形が異なるタイプ。
2005年9月29日 藪原宿で撮影。


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同じタイプに見えますが、字体がちょっと違います。やけに新しいと感じます。この手の牛乳箱は復刻版もあるようなので油断?ができませんが・・・。
2006年2月11日 中津川宿で
撮影。


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そして最後はプラ製のもの。
「MEGMILK」になりました。
2006年6月1日 柏原宿で撮影。

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犬も歩けば…牛乳箱にあたる?
街道には歴史的なモノ以外にも価値がないながらも、それでいて見て楽しめるモノがたくさんあります。

(このシリーズ記事中の写真には、一部旧中山道そのものではなく、その近傍で撮影したものも含んでいます。)

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