日本には、各地に観光名所があります。
そこには地酒メーカーさんが、その場で飲むカップ酒や、おみやげ用の酒を販売しています。
観光地まで行かなくても、その近隣の駅売店や街の酒屋さんで入手できることも多く、カラフルなラベルはコレクターにはうれしい逸品になります。
あいにく九州では、この種の日本酒を見つけ出せていないので、四国から順に北の方へシリーズ展開しています。
第三回目は近畿地方のうち、前回ご紹介できなかった近江・南紀です。
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琵琶湖に架かる琵琶湖大橋と比良の山々
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琵琶湖八景
画面では読み取れませんが、以下のとおりだそうです。
月明 彦根の古城 (げつめい ひこね-の-こじょう)
涼風 雄松崎の白汀 (りょうふう おまつざき-の-はくてい)
新雪 賤ヶ岳の大観 (しんせつ しずがたけ-の-たいかん)
煙雨 比叡の樹林 (えんう ひえい-の-じゅりん)
深緑 竹生島の沈影 (しんりょく ちくぶしま-の-ちんえい)
夕陽 瀬田・石山の清流 (ゆうよう せた-いしやま-の-せいりゅう)
暁霧 海津大崎の岩礁 (ぎょうむ かいずおおさき-の-がんしょう)
春色 安土・八幡の水郷 (しゅんしょく あづち-はちまん-の-すいごう)
以上、ウィキペディアより・・・私は琵琶湖八景というものを、この酒ラベルで初めて知りました。
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国宝 彦根城
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那智の滝
落差133m。日本三名瀑の一つに数えられています。
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瀞八丁は北山川が造った峡谷で、奈良県までまたがっています。
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白浜のシンボル円月島
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以上、日本酒ラベルによる近江・南紀の観光地めぐりでした。
すべて、近江・南紀地域で買ったものですが、ラベルにある観光地すべてに行ったことがあるわけではありません。
この記事へのコメント
なはっ子
しなの7号
紀勢本線の全通は遅くて昭和34年なのですね。それだけ険しい陸の孤島みたいな南紀では、外部との接触も少なく独自の文化が残っていたのでしょうか。でも「べちゃ寿司」って私知らないです(;^ω^)
《【325】思い出の乗務列車10:キニ併結 急行「紀州5号」(4)》で書いたことがありますが、 新宮の朝市はよく行きました。裏道に入った店で熱燗を一杯やって、羊肉の味噌串とごはんを食べました。
ほんとに新宮は遠いところだと思っていました。
NAO
これからひと月ぐらいは酒を控えないといけないようなので、恨めしく思いなから(笑)拝見致します。
琵琶湖八景、確かに初めて聞きますね。近江八景はよく聞きますが。ただし全部は言えません。
彦根城ですが、国宝級のお城を訪問するに身を引き締めなければと(ウソです)、当時走っていた「きらめき」間合い運用の京都発臨時「加越」で行ったのを思い出します。
日本城。何だか我が国を代表するような命名ですね。吉村秀雄商店さんのスケールに感動です。ラベルから南紀のイメージですが、調べましたら酒蔵は和歌山線沿線にあるのですね。
新宮の朝の羊肉とご飯の熱燗も地酒だったのでしょうかね。マネしたい組み合わせですが、羊肉になかなか巡り合わないので。
ちなみに私がいま泊まって?いるところですが、クイチよりエラい36で滞泊されていた場所すぐそばです。明日ぐらいにチェックアウト?出来そうな雰囲気です。
しなの7号
禁酒の方には申し訳ありませんなあ(;^ω^)
早期にチェックアウトできそうで何よりです。3食付ホテル?の場所、だいたいわかりました。38~40年前だったら、乗務の合間にお見舞いに行けましたね。
「○○八景」で思い出すのは「木曽八景」です。そのうちの一つが車窓から見える「寝覚の床」で、しなの号ではチーフが車窓案内放送したのですが、私も木曽八景すべてを知っていたわけではなく言えません。
和歌山県には、「日本城」のほかにも「大東一」「世界一統」と偉大なネーミングの日本酒があります。
参考書?によると「日本城」は創業者が愛した和歌山城と日本一の酒たらんとの思いを合わせた酒名とのこと。
新宮の「おじいンとこ」では、ちろり(アルミ製で手が付いた容器)で燗つけてカップ酒の再利用のグラスにジャ~と注いでくれました。最近ではあんまりそういうところに行かなくなったけれど、たぶんあの場所の雰囲気から考えて、地酒の二級酒だったのではないかなと想像。
ヒデヨシ
南紀のお酒は見事に代表的な観光地ですね
那智の滝で日本三名瀑とあり
華厳の滝はすぐ思い付いたのですが
残りは養老の滝かな?でもあれ小さいしなと思い調べたら
いろいろあるらしいけど袋田の滝だって
知りませんが・・・
個人的には大分県のナイアガラ
原尻の滝がタイプが違うし良いなあと思うのですが?
近江のお酒は観光地は彦根城くらいですか?
私が考えた近江のお酒ネーミング
近江八幡水郷、殲滅賤ヶ岳、大吟醸近江牛、安土城信長鬼ころし
すみませんでしたm(._.)m
しなの7号
日本三大車窓とか三英傑は言えても、三名瀑は自分もわかりませんでした。袋田の滝…名前だけどっかで見たり聞いた記憶程度です。たぶん水郡線の駅の名所案内板とかだったのでしょうか。華厳の滝さえ行ったことがありません。なにしろ日光の滞在時間は、乗り鉄で東武日光駅からJR日光駅まで全力疾走で乗り換えた2分間だけですので。
近江には酒蔵もそこそこありますから、まだまだそれらしい酒ラベルはあるはずです。安土城信長鬼ころしwって、どこかで聞いたようなネーミングですね。ちなみに岐阜には「織田信長」と「濃姫」という酒もあります。
門鉄局
琵琶湖八景と聞いて思いうかんだのは堅田の浮見堂ですが、こちらは近江八景なのですね。滋賀県ではよく鮒寿司を見かけますが、生臭そうでなかなか手を出す勇気がありません。べちゃ寿司というのは初耳ですが天然発酵のなれ寿司のことでしょうか?鯖が大好きな私ですが匂いが強烈とのことでやはり勇気が出ません。南紀では普通の鯖寿司は早なれと言って区別すると聞いたことがあります。めはり寿司や柿の葉寿司など日持ちを考慮した名物が多いのは、この地が長らく交通の便に恵まれなかった名残ですね。個人的には昭和52年当時住んでいた松阪市から勝浦に家族旅行に行ったとき、行きは三重交通の特急バス(といっても一般道経由)がカーブと山越えの連続で全員嘔吐してしまい、帰りは急きょ80系気動車の「くろしお」に変更したこと。数年後白浜旅行のときは381系の「くろしお」でやはり気分が悪くなり帰りは気動車急行「きのくに」にしたことで改めてこの地の険しさを感じたものでした。
しなの7号
堅田の浮御堂、昨年「ウドちゃんの旅してゴメン」で初めて知りました。このように私は列車で通り過ぎるばかりの旅人なので、こういうところは何にも知らないのです。ちょっと気になっていましたので、5月に大津まで行く機会があり、それも自家用車利用でしたから立ち寄ることも検討しましたが、あいにくの雨でしたので、用事を済ましてすぐ帰ってしまいました。
父が子供のころ米原に住んでいたことがあり、子供のころから鮒寿司については「あんなまずいものはない」と言ってましたので、自分も食べたことがありませんし、勇気もありません。
紀伊半島は山深いところですね。鉄道開通前は海上交通に頼ることが多かったようですので、陸路は険しいですね。
何回か書いたことですが、はじめて伯備線(115系)に乗りに行った時のこと、「特急は酔うからいや。だから普通列車か高速バスを使う」という話し声が聞こえてきました。昔は「バスは酔うからいやだ」というのが常識だったのに、世の中変わったもんだと思ったことでした。
門鉄局
なれ寿司が気になって調べたところ、普通の酢飯のものは早寿司と言うそうです。早なれは4・5日発酵させたもの、中なれは6から8日程度、それ以上から2週間位のものを本なれと言い、「はまりきった人だけにお勧め」とあります。魚は鯖の他にも秋刀魚や鮎を使ったものもあるようです。私は納豆やチーズなど発酵ものは結構好きで、独特の匂いも抵抗ないほうですが、魚系はかなり勇気がいります。究極の30年熟成品という物の写真では魚もご飯も全く原型をとどめておらず・・・。琵琶湖畔の鮒寿司もなれ寿司の一種で「生臭い」と言われる理由は鮒だからではなく、発酵臭だったのですね。生半可な知識をお詫びするとともに訂正させていただきます。
しなの7号
いろいろお調べいただきありがとうございました。
食に関しては無頓着で、高級食材には縁遠く価値もうまさも判らないので、調べたことがありませんでした。愛知県内のスーパーで、先日鮒寿司が置いてあったのを見かけ、珍しいなと思ったのですが、需要があるのでしょうか? 酒と一緒で発酵食品だから発酵が進むほどに貴重品になるのでしょうが、少なくとも酒はほどほどの熟成度がおいしいように思います
鉄子おばさん
しなの7号
梅は乗り物酔いに効くとか⁇?。そうだとすれば381系に乗るには必需品。それが紀州の名産とくれば、381系くろしおと南高梅は名コンビか?
ちなみにリニア・鉄道館のミュージアムショップには「梅ミンツ」というお菓子が売っていまして、381系しなのの写真入りパッケージに入っています。
鉄子おばさん
しなの7号
小学生のころに乗り物酔いがひどくて学校からバスで行く遠足は休むという子がいました。乗り物酔いのために、旅行さえ行きたくなくなるなんて不公平なことと思ったものですが、私もバス旅行では必ず薬を服用して用心し乗ってから2時間くらいは緊張していたクチです。
鉄子おばさん
しなの7号
国鉄退職後、社用車で2人組で出張すると1人はナビ役でした。地図を読むのは不得意ではなかったですが、助手席で地図とにらめっこしているとダメなので、私は運転役が多かったです。
国鉄で荷扱乗務員をしていたころ、輸送中の犬に食べ物を与えたら荷扱専務車掌に叱られたことがありました。犬は乗り物には弱いのですね。