【704】 日本酒ラベル:ラベルで観光地めぐり(6) 信州

日本には、各地に観光名所があります。
そこには地酒メーカーさんが、その場で飲むカップ酒や、おみやげ用の酒を販売しています。
観光地まで行かなくても、その近隣の駅売店や街の酒屋さんでの入手できることも多く、カラフルなラベルはコレクターにはうれしい逸品になります。
あいにく九州では、この種の日本酒を見つけ出せていないので、四国から順に北の方へシリーズ展開しています。
第六回目は信州地方です。

+++++++++++++++++++++++++

軽井沢 
避暑地として有名ですが、もとは中山道の宿場町でした。旧軽銀座は、中山道の旧宿場町そのものが生まれ変わった街です。鉄ヲタですと、そんなことより碓氷峠のEF63が活躍したところという印象になりましょうか。
画像


+++++++++++++++++++++++++

奥千曲…千曲川(ちくまがわ)源流部を指すと思われます。
千曲川とは日本一長い信濃川の長野県域での別称です。国鉄~JRで運転されていた急行「ちくま」(←こちらは筑摩)とは関係がありません。
画像


+++++++++++++++++++++++++

上諏訪温泉の間欠泉
かつては高さ50メートルまで自噴し、日本一の高さとうたわれたそうですが、近年は自噴せず、人工的に噴出させているとか。ちなみに諏訪は酒どころです。お酒がこんなふうに噴出していたらいいなあ…
画像


+++++++++++++++++++++++++

高遠城址公園のコヒガンザクラです。日本さくら名所100選に選定されているそうです。高遠には国鉄自動車線の「高遠線」があって荷物輸送もやっていましたから、商売柄地名は良く知っていたのですが、人が多いところが苦手なので、桜の時期に訪れたことが一度もありません。
画像


+++++++++++++++++++++++++

国宝松本城 
画像
こちらのお酒「善哉(よいかな)」の蔵元さんを訪ねたことがあります。たいへん親切にしていただきました。
【59】清酒ん18きっぷの旅2010.8.28:松本で、その時の旅の様子をアップしております。

+++++++++++++++++++++++++

安曇野
北アルプスを背景にした大糸線は、車窓派乗り鉄には絶好の路線ですが、いずこの地でもロングシートが中心の車両が主流なので、もう自分のような者は鉄道旅の楽しみの大半を奪い取られたような思いがします。
画像


+++++++++++++++++++++++++

穂高…というネーミングのお酒ですが、ラベルは碌山美術館。
穂高駅から徒歩で数分の大糸線沿いにあります。美術のことはわからない私が行くべきところではありませんが、この建物自体は、美しいと思います。大糸線に乗れば、必ず一瞬の車窓を気にしています。
画像


+++++++++++++++++++++++++

黒部ダムです。立山黒部アルペンルート上にあります。
画像


+++++++++++++++++++++++++

以上、日本酒ラベルによる信州地方の観光地めぐりでした。
すべて、信州地方で買ったものですが、ラベルにある観光地すべてに行ったことがあるわけではありません。
信州地方には酒蔵が多いだけでなく、おいしいお酒が多いことに加え、自宅からの距離が比較的近く個人的にお気に入りの地方であるため、集まったラベルも多くなりました。

この記事へのコメント

  • 門鉄局

    しなの7号様、こんにちは。
    信州の地名は旅情をそそる味わい深いものが多いですね。
    安曇野・高遠・穂高・・・、これがひらがなだったらがっかりです。平成の大合併で合成地名やひらがな、思い付きのような地名が増えました。昔の暴走族の落書きのようなキラキラネーム拡大中で嘆かわしい風潮だと思います。三セク鉄道や列車愛称も同じ傾向で読んでいるとこちらが恥ずかしくなります。伝統ある地名や名称は大切にして欲しいと思うのは私だけでしょうか。
    2016年07月14日 11:07
  • しなの7号

    門鉄局様 こんにちは。
    また変な視点ですが、日本酒のネーミングは漢字で、それも豪快で伝統的な「酒文字」で書かれたラベルが好みなのですが、昨今はそういうのは古臭いらしく、書体が軟弱なラベルが増加中です。これもまた風潮なのでしょうが、どこの世界でもカルイ印象になってきました。
    そういえば、先日コメントいただいた近江八景「堅田の浮御堂」はじめて立ち寄ってみました。カタカナや横文字のテーマパークより、こういうところのほうが落ち着くような年頃になってしまいました。
    2016年07月14日 13:34
  • ヒデヨシ

    しなの7号様こんにちは
    ラベルの観光地、千曲川以外は言ったことがあります。
    千曲川は信濃川の上流部の名前ですが筑摩川とも書かれますのでまったく関係ない事はないと思います。
    旧海軍の巡洋艦に川の名前から国が命名した筑摩があります。
    同じようなもので私が知っているのは筑後川の上流部で三隈川がありますね。
    上諏訪の間欠泉
    別府温泉の竜巻地獄と違い吹上を抑える屋根がないのでその吹上は雄大です
    ところがあれはポンプなんですね
    現地で説明も読みましたがガッカリ
    それどころか道路側へ飛散しないように向きも変えれるんですってw
    見学後には諏訪湖の保存機ギースルーのD51 349号も見ました。
    高遠はうちの奥様が行きたいと言って絵島囲み屋敷を見ました。
    スキャンダラスな話が好きな人ですから
    もちろん高遠城と初冬の味覚市田柿も買いました。
    安曇野
    これはすごく良い響の地名ですね
    白馬、八方、木崎湖(ハクバ46です、今ならHKB46)いずれもスキーで冬の訪問が多かったです。
    2016年07月14日 16:26
  • しなの7号

    ヒデヨシ様 こんばんは。
    急行「ちくま」は旧筑摩県エリアを運転されており、千曲川は姨捨付近から見える程度です。定説?では由来は川ではないみたいですよ。でも軍艦に筑摩、軍用機に彩雲、どちらも信州対関西の急行でしたが、偶然か?
    安曇野に対して筑摩野と言われる地域もあるとのこと。
    地域によって名称が変わる川は地元にもあって、伊勢湾に注ぐ庄内川は中流域で玉野川、上流域では土岐川と呼ばれます。
    上諏訪の諏訪市湖畔公園にD51824も保存されていますね。こちらは長工式デフを装備していますし、諏訪湖畔にある2台のD51は異形式のように特徴があるSLですね。
    2016年07月14日 19:32
  • なはっ子

    亡き祖父は、看板文字を書くことを生業とする職人でした。酒文字ほど豪快ではありませんでしたが、独特な書体で、根を詰めて書いている様子を幼少の頃見つめていました。こうした手書き看板はすっかり見なくなりましたね。「国鉄の看板は書かないの?」と一度聞いたことがありますが、無口な祖父はつっけんどんに「ないよ」と言っていましたっけ。日本酒が好きでしたが、何を呑んでいたのか、瓶をよく見ていれば良かったのに、と思います。
    2016年07月14日 21:20
  • しなの7号

    なはっ子様
    手書きといえば、車両の形式番号などの表記。昔は手書の職人技がありました。
    私も看板の文字書きをしてみたいと思ったことはありました。同じのがたくさん生産されるホーロー看板とも違って1枚しかない手書き看板には、今でもカメラを向けることがあります。
    うちの両親が結婚したころ、一升瓶が買えずに、近くの蔵元さんへ行って量り売りで買ったそうな。
    2016年07月14日 21:48
  • NAO

    しなの7号様、こんばんは。
    いいですね、清酒ん18の旅。私の職場には、オイ、コラ飲みにゆくぞと言うのと、それに賛同するのは結構居りますが、オイ、乗るぞ、というのが居りませんのですわ。関西近郊の新型快速車両の洗面所はバリアフリー対応、車端部側廊下は座席が無くて窓枠は立ち飲み食いに向いて?いそうなので缶を並べてみたいのですが、周りの目もありますので...。
    鉄オタの私が旧軽で思い出すのは、草軽電鉄旧軽井沢駅でしょうか。
    軽井沢、いいですね。私は特急あさまで二度通っただけで降りたことがありません。でもこのあたりへ行けるとなると、人間の証明で麦藁わら帽子が谷底に落ちていった霧積の方に目が行くと思います。
    2016年07月14日 22:55
  • しなの7号様、こんばんは。
    信州は酒どころとは初めて分かりました。
    私は、信州というより長野県の酒は、木曽の「七笑」しか飲んだことはありませ。若い頃は、毎年信州へスキーに行っていたのに、スキー場では昼飯時にビールばかりの飲んでいて、夕食時にも日本酒は飲まなかったなあ。
    その反動かもしれませんが、今は旅行などで行った先の地酒を飲むようにしています。まあ、単なる酒が飲みたいだけなのですが、今後も「日本酒観光地めぐり」楽しみにしています。
    2016年07月14日 23:03
  • しなの7号

    NAO様 おはようございます。
    自らの趣味を公開しないことには、「オイ、乗るぞ」という方がいても、お互いにわからないですねえ。清酒ん18の旅はそれがなかったら実現しませんでした。窓枠に缶を並べるのは断然夜行に限るのですが、もうできません。

    自動車で白糸ハイランドウェイという有料道路を使ったとき、通行券に「草軽交通株式会社」とありました。地図を見直すと、草軽電鉄のルートと重なっているし、道路はその廃線跡を含んでいるのだろうとあとで気付きましたが、今は草軽交通の会社分割により、運営会社が切り離されたとのことです。軽井沢は、自分的には中山道の宿場町なので、一人なら沓掛~追分と旧道を歩きたくなります。
    2016年07月15日 09:29
  • しなの7号

    天様 おはようございます。
    信州には日本酒の蔵元は多いです。大手の七笑・真澄などは信州を離れても店頭で見ることが結構ありますが、県内でもごく限られた地域でしか見ない銘柄が多く、信州巡りの楽しみは尽きません。ただし私は健康上の理由で控えていますので、スーパーの店頭で見るだけです。私は日本酒が飲めなくなっても、集まったラベルで楽しんでいますから、よしとしていますが。
    宣伝になってしまいますが、上のアフィリエイト広告の「川中島」は女性杜氏さんの手によって醸されている蔵元さんで、JR駅からも至近です。ご見学とご試飲をお勧めします。
    2016年07月15日 09:31
  • 鉄子おばさん

    お疲れ様です。安曇野のラベルを見てカラオケ♪大糸線に揺られて着いた~ここは松本~信州路~カラオケ♪なんて歌っていました。JR西日本の元日限定乗り放題きっぷで山陽新幹線「のぞみ」特急「サンダーバード」北陸新幹線「はくたか」と乗り継いで糸魚川に到着したので大糸線にも南小谷まで乗りたかったのですが結局乗りませんでした。今度信州に行ける時はもちろん383系しなの号です。
    2016年07月18日 16:05
  • しなの7号

    鉄子おばさん様 こんにちは。
    大糸線は冬が一番好きです。
    ここのラベルの中で、歌が出るとすると、自分的には2枚目の「奥千曲」から、「一人たどれば草笛の音色哀しき千曲川」です。そうすると、列車はしなの鉄道線~小海線です。どちらもクラスシート車中心なので、車窓派の私も楽しめます♪
    2016年07月18日 17:50

この記事へのトラックバック

ブログ内ラベルリスト