【799】 閑話3-3…持っていた切符によって精算金額が違うのか!~昭和57年夏

(内容はフィクションであり、登場人物はすべて架空のものです。)


10時04分に名古屋を発車した普通列車亀山行に乗った6人、さんざん国鉄と車掌に対して内輪で悪口を言い放題でしたが、八田を出てしばらくしてから、やっと車掌が乗務員室から切符とお釣りを持って出てきました。

「たいへんお待たせして申し訳ございませんでした。全部で840円です。1000円お預かりしましたから。160円のお釣りです。」

亀島さん

「さっき、一人180円と聞いたけど、間違いか? 6人で840円ちゅうことは、え~と・・・・一人140円が正しかったわけやないか。ちゃんと仕事せんか。何年車掌やっとる!」

「はい、お客様が名古屋駅の入場券を出されましたので、お連れの方も全員名古屋からお乗りかと思ったものですので…。ところが名古屋までお持ちの切符がそれぞれ違っていましたので、個々に計算させていただきましたら、合計額が840円になりましたが、運賃はお一人ずつ違ってきまして…お一人様だけ追加の運賃も発生しませんでしたし…。」

そう言って、釣銭160円と手書きで書きこんだ車内補充券を6枚亀島さんに渡しました。


前回最後のところは、以上のような場面でした。


車掌から乗車券類を購入すると車内補充券で発行される場合が多いです。下は、自由席特急券の乗り越し差額を収受した例で、車内で遭遇するさまざまな精算に対応できる様式になっています。

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あとの5人は、亀島さんの手元の6枚の切符を覗き込みます。

下の画像は、車内補充券の上半分を拡大したイメージです。

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名古屋駅から入場券(180円)で改札内に入った亀島さん

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発行された車内補充券の領収額欄は180円

事由欄:片道

原券欄:抹線

収受又は変更区間:名古屋から永和


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京都駅の新幹線側の窓口で名古屋までの乗車券を2000円で買った小倉さん

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発行された車内補充券の領収額欄は180円

事由欄:区変

原券欄:〇月〇日から有効・種別片○○○号2000円

京都から名古屋(東海経由)

収受又は変更区間:名古屋から永和


以上2人は領収額180円でしたが、後の4人は全部領収額が違っていました。


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京都駅の新幹線側の窓口で「名古屋まで」と言って出てきた硬券の行先が「名古屋・新守山・大高間ゆき」で2000円だった北大路さん

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発行された車内補充券の領収額欄は抹線が引かれていて0円

事由欄:区変

原券欄:〇月〇日から有効・種別片○○○号2000円

京都から大高(東海経由)

収受又は変更区間:名古屋から永和


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京都市内の二条駅から会社でちょろまかした「京都市内⇔名古屋市内」の新幹線回数券で乗った二条さん

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発行された車内補充券の領収額欄は140円

事由欄:別途片道

原券欄:「回」の一文字だけ

収受又は変更区間:八田から永和


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南木曽で「千種・金山・名古屋間ゆき(1260円)」の切符を買った南木曽さん

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発行された車内補充券の領収額欄は240円

事由欄:区変

原券欄:〇月〇日から有効・種別片○○○号1260円

南木曽から名古屋

収受又は変更区間:南木曽から永和(千種経由)


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千種で「千種から140円区間」という金額式の切符を券売機で買った今池さん

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発行された車内補充券の領収額欄は100円

事由欄:区変

原券欄:千種から140円

収受又は変更区間:千種から永和

(ステープラーで券売機で買った原券が付けられています。)


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まとめると

亀島さんの追加額は180円

小倉さんの追加額は180円

北大路さんの追加額は0円

二条さんの追加額は140円

南木曽さんの追加額は240円

今池さんの追加額は100円

合計すると840円になります。何が何だかさっぱりわからない6人に、車掌が説明したのは次のような内容でした。


亀島さんと小倉さんは、名古屋・永和間の運賃。二者同額ではありますが、入場券で入った亀島さんは無札と同じ扱いで片道乗車券になります。京都から来た小倉さんは区間変更の扱い(乗り越し)になります。(そのため有効期間は2日で、途中下車も可能です。)


北大路さんの原乗車券は、効力が名古屋から先の東海道本線の大高又は中央西線の新守山まで残っていますので、区間変更の扱い(方向変更)になります。名古屋から先の不乗車区間(大高又は新守山までで、どちらも180円)の運賃と、変更する名古屋・永和間の運賃を比較すると同額なので、追加運賃はありません。(過剰額がある場合でも払い戻しはありません。この場合も有効期間は2日で、途中下車も可能です。)


二条さんの原乗車券は新幹線回数券で、区間変更はできません。(回数券の表紙にその旨が書いてあります。)
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永和までのはみだし区間は区間変更ができないので別契約として別途片道運賃を払うことになります。この場合の新幹線回数券は名古屋市内の末端駅の八田駅まで効力がありますので、八田・永和間の運賃を支払えばよいのです。


以上4人の共通点は、新たに乗るはみだし区間の運賃を計算して精算したという点です。北大路さんだけは、未乗区間の運賃をそこから差し引いてもらったというオマケが付いた格好です。

残る2人、南木曽さんと今池さんの運賃計算の方法は、はみだし区間の運賃を払うのではありません。この2人が持っていた原乗車券の共通点は、いずれも片道の営業キロが100㎞以内の乗車券であるという点です。(南木曽・名古屋間98.9㎞/千種・名古屋間7.1㎞)100㎞を超える乗車券の区間変更では、「変更区間に対する運賃計算」するのに対して、100㎞までの乗車券の区間変更は、「発駅に遡って実際に乗車する全区間の運賃から、原乗車券の領収額を差し引いて不足額を払う」のです。その結果として、2人の乗り越す区間は同じでも運賃に差が出てしまいました。(南木曽さんの乗車券は区間変更したことで100㎞を超えたので、原乗車券の有効期間が発売当日限りでしたが、2日間に延び、途中下車も可能となります。)

精算後の原乗車券と亀島さんの入場券の取扱はどうかというと、亀島さんの入場券と別途片道扱の二条さんの回数券は使用済として車掌が回収。区間変更扱になった北大路さん、小倉さん、南木曽さんの原券は、車内補充券の原券欄に券面記載事項を記入したうえで回収。今池さんだけは「金額式の乗車券を持っていた」という理由で回収されず、お客さんが降車駅までいっしょに所持することになっています。


と、車掌がこんな説明をしているうちに列車は次の蟹江駅に近付きます。わかったようなわからないような釈然としない表情の6人に、

「そういうことになります。ちょっとドア扱いがありますので失礼します。」

と言い残して足早に車掌は後ろの乗務員室に戻っていってしまい、列車は蟹江に着きました。次は6人が降りる永和です。


亀島さんが手に持っている6枚の車内補充券から、「これは俺の!」と、領収額欄に抹線が引いてあるのをサッと取っていったのは北大路さん。次に100円の車内補充券を今池さんが取り、新幹線回数券を使った二条さんが140円の車内補充券を取りました。あとの3人は黙って180円2枚と240円の1枚を見比べています。

南木曽さん「俺が一番高いんか…」

亀島さん

「100㎞以内なら差額でええのなら、俺の入場券分120円引いてくれにゃあかんがや」

小倉さん

「北大路も京都駅で名古屋までくれと言って2000円で買うたはずなのに、なんで俺だけ180円払わなあかんねん」

車内放送が

「次は永和・永和です。時間の御都合などで切符をお買い求めできなかったお客様、または乗り越しなど切符の変更をされますお客様、のちほど車掌が車内にお邪魔しますのでお申し出ください。」

6人は「ああ、次で降りにゃいかんわ。」と言いつつ“えいわくん”に渡すお土産などがたくさん詰まった荷物の片づけを始めました。いつでも降りられる体制を整えて、また車内に来た車掌を亀島さんが呼び止めます。

「入場券代は差し引いてくれんのか?」

「入場券は乗車以外の目的で改札内に入場していただくためのものですので、乗車券ではないですよ。たとえ最低区間であっても乗車券をお買い求めであれば差し引きできるのですが、申し訳ありません。」

小倉さんが続いて

「同じ駅で名古屋まで買うた切符なのに追徴金がある者とない者があることには納得でけへんわ」

「あの、追徴というわけではないですぅ…正直申し上げて、おかしなことで不公平感があるのは私も承知しております。同じ運賃の乗車券を、国鉄の都合で大高・新守山まで使用できるように印刷したことが原因ですが、運送契約内容をそのように表示して発行した切符をお客様にお渡ししている以上、その切符をお持ちのお客様に対して不利に扱うことはできませんし、180円払っていただいたお客様が損をされたと解釈しないでいただきたいです。ちなみに京都駅で最初から永和まで行かれる予定がおありで、永和までの乗車券を購入していただけたなら、京都から永和まで2000円の乗車券が発行されるのですけど、切符の使用開始後に契約の変更をされると、このような計算のしかたをすることになっているんですよ。。。」

さらに南木曽さんが、

「あのねえ、俺は名古屋までの切符を持っていたわけ。名古屋から乗った人は180円でいいんでしょう。それなのに差額が240円なんて、おかしいわ。俺も名古屋から片道180円で切符作ってくれ。60円損こいたわ」

「すみませんが、それはできないのです。今さらどうにもならないですが、この時刻に南木曽から乗り継いでこられたとすれば、名古屋に着いてからこの列車に乗られるまで30分くらいお待ちいただいたと思うのですが、改札を出ずに駅の精算所に行って乗越を申告されても240円をいただくことになりますよ。いったん改札を出られて、券売機で永和まで180円の乗車券を買っていただけば、乗車変更でなく別契約になりますので、180円でよかったんですが…。わるいことに、南木曽から名古屋までは100㎞に少し足りないのですが、永和までだと100㎞を超えてしまいます。100㎞を境に、運賃の刻みが10㎞ごとから20㎞ごとに切り替わりますし、運賃の端数処理も10円単位から100円単位に変わるところですので、そのへんが関係していると思いますが、制度上のことですので、如何ともできないのです。」

そして最後に6人に向って車掌は

「こうして運賃だけ比較されると、損したような気分になる方があるかもしれませんが、総合的に考えて、トータルで一人当たり名古屋から片道180円の区間に140円で乗れたわけじゃないですか。それにね、並行する近鉄さんでも、名古屋から富吉までは1人160円ですよ。それより安くて新車の冷房車に乗れたと思ってください。これからも国鉄をよろしくお願いします。」

と、言って気を付けの姿勢をして制帽を取って6人に頭を下げると、すぐに電車のブレーキが掛かりました。

「不明な事は駅にも規定の本は備え付けておりますので、お答えできると思います。まもなく永和ですので失礼します。」

そう言って、何か言いたげな6人に背を向けていってしまいました。

「そうか、運賃計算って厄介なんやな。なんか気に入らんけど、近鉄より実質安かったことやし、車掌も短い時間に一生懸命に俺たちの切符書いて説明してくれたで、許してやるか!」

そう言っていると、列車は永和駅に到着して6人は開いたドアからぞろぞろ永和駅のホームに降りていきました。一番後ろに乗ったので、改札口はまだ前の方です。列車が亀山に向けて動き出し、先頭を歩いていた南木曽さんがふと立ち止まり、後ろを振り返りました。誰が声をかけるでもなく、みんなも足を止めて、加速していく列車の車掌の方を見つめていました。列車の最後部が通り過ぎようとしたとき、亀島さんが車掌に向って、

「ありがとな!」

と言いました。車掌はにっこりして挙手の礼をしながら6人の前を通り過ぎていきました。6人は去っていく列車と車掌に手を振ってから改札口を出ていきました。

       <終わり>




と、いうハッピーエンドには普通はなりません。この話はフィクションですが、類する話はありました。2人連れで同時に乗り越して個々の収受額が違った。または往路と帰路で払った金額が違った。前乗ったときと運賃が違っている。そういう疑問にも、限られた時間内にはすべき説明もできず、結果としてご納得いただけず、「えーい!わからんやっちゃな! もうええ。駅で精算するわ。切符返せ!」などという結果になったこともありました。こちらも給料をもらって国鉄総裁の代わりにお客様の質問や疑問に答えている以上、ご納得していただけるかどうかは別にして、その根拠をお示しするだけでなく、それが規定された趣旨などもわかりやすくご説明したいのに、タイムアウトで、職務を全うできないことは後味がよくありません。私は規定を丸暗記するほど記憶力は良くありませんので、乗務に当たっては、必ず旅客営業規則と大型時刻表をどんなローカル列車の乗務でも持ち歩いていました。
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自信を持ってご説明して納得していただけたなら、それが仕事をしていていちばん気持ちよいというものですが、理想的な結果に終わらないことは、どんな仕事でもあるものだと常々思います。


<このシリーズはこの回で完結です>

この記事へのコメント

  • NAO

    お早ようございます。
    前回コメントで書きかけて引っ込めたのですが、入鋏式でも記入式でもいいので領収額なしの車補が欲しくて、入場券を見せて初乗り区間の乗車を所望したところ、当然新たに運賃が請求されまして.....。
    京都から新守山、大高だったら区変で領収額なしなのですね。父がいっとき名古屋市内へ短期赴任を繰り返したことがありまして、この硬券をなぜか下車印なしで何度も持って帰ってきていました。
    このルールを知っていたら新幹線車内で領収額なしの区変をするよう頼んだのてすが、まあ、名古屋でお申し出ください、だづたのではないかと思われます。
    今さらながらですが、趣味本意での切符購入にお手を煩わせてしまった昭和の鉄道員の皆様に、この場をお借りすること自体、誠に恐縮ですが、お詫び申し上げます。
    2017年05月25日 08:28
  • 門鉄局

    こんにちは、しなの7号様。
    楽しく読ませていただきました。国鉄の旅客営業規則の複雑さがよくわかります。現実にはなかなかめでたしめでたしといかないのは仕方ないですが、説明して納得してもらえたときは気持ちのいいものです。私の経験上男性は該当する規則本文を見せると理解してくれるのに対し苦手なのは女性、サービス論からどんどん話が飛躍して「一体何の話をしていたのか?」ということもありました。このお話のあまり態度のよくない6人組に対してきちんと説明し国鉄の宣伝もちゃっかりする、利発な車掌はご自身のご経験からですね。
     伯備線や関西線電化の頃はまだ余裕があったのか新車が投入されましたが、61・11国鉄最後のダイヤ改正で電化された福知山線は使い古した113系に運転台を取り付け短編成化でラッシュ時は超満員、一度は12系客車で冷房化されたのに全車非冷房で大ブーイングでした。
    2017年05月25日 10:33
  • しなの7号

    NAO様 こんにちは。
    実際に領収額なしの車内補充券を発行する場面はほとんどなかったですが、京都~名古屋間絡みでやるのなら、原券東海道経由の片道を買っておいて、乗車してから草津線・関西本線経由に区間変更(経路変更)すれば領収額0円(抹線)になると思います。その逆は運賃に不足額が出てしまいますね。ただし、当時あった関西・草津線経由の急行「平安」に乗ってしまうと、「特定列車による短絡乗車の取扱いの特例」を適用されて、「そのまま乗車してくださって構いません」となって車内補充券が発行されない可能性が高いので、それ以外の列車を利用するか、関西・草津線内のどこかで途中下車するのが確実だと考えますが、どうでしょう。お父上には、そこまで頼めないでしょうけど。

    若気の至りと申しましょうか、趣味のために現場にお手数をかけたことは、例えば以前に書いたように、高校生の頃に現場(熊本機関区)に往復はがきを出したりしたことがありますし、私も反省すべきことはいくつか思い当たり、今考えると申し訳ないだけでなく赤面ものでもあります。相手に手間をかけるときは、相手が仕事上で当然すべきことであっても、タイミングをよく考慮して、その手間に対して感謝の気持ちを伝えたいものだと思うようになりました。そう思うようになったのは、やはり相手がある仕事をするようになってからですね。
    2017年05月25日 13:39
  • しなの7号

    門鉄局様 こんにちは。
    国鉄が分割され、列車の運行形態が簡素化されてきましたが、レールがつながっている以上、JR各社の規定は複雑怪奇なままのように思います。逆に各社の独自色が出てきて、もう私にはわかりません。

    理路整然たる説明をしてもわかっていただけない方はありますが、まず言いたいことをしゃべらせ、否定的な表現(できません。ダメです。)を避けるなどして応対するようにしていたつもりではありますが、駆け出し専務の私などはまったく初心者で、偉そうに言えたものではありません。しかしイメージが極端に悪い国鉄とは言っても、すべてイメージどおりではないことはお判りいただけると思います。鉄道の仕事を離れてからも、内外に対して説明説得する場面は多々ありましたが、上司を出せと言われても一人乗務で一人で対応するしかない仕事をしていたときの経験は、ちゃんと転職後の仕事に活きていたとは思っています。

    関西本線では60・3で、113系4両から165系3両に置き換えられました。乗客にとっては冷房車のまま継続でしたので問題がなかったのですが、車両の構造上、165系は乗務員室は冷房がまったく効かないので夏場には辛い線区になってしまいました。
    2017年05月25日 13:39
  • TOKYO WEST

    こんばんは。
    区間変更における旅客運賃の収受額に関する問題点や矛盾点は、国鉄~JRの永遠の課題ですね。それにしても、区間変更の基本的取扱方(旅客営業規則第249条)だけでなく、乗車変更の場合の原乗車券類の回収(旅客営業取扱基準規程第263条)や、着駅又は発駅を2駅以上共通とした乗車券に対する乗車変更の取扱方(同第265条)なども熟知したうえで職務にあたらなければならないわけ、ご苦労だったと思います。
    現在では、マルス端末や自動券売機などの販売機器で発売される乗車券が主流で、JRの会社間清算の関連もあって着駅共通乗車券もほとんど姿を消し、また、基準規程では区間変更の際に原券不回収となる金額式乗車券等についても、すべて回収するように通達している会社もあります。
    さらに、原券が101km~200kmの普通乗車券であっても、運賃同額の場合はそのまま下車させる(例:熱海→東京山手線内 新幹線経由の乗車券で、新日本橋で乗越す場合)取扱いをしている会社もあり、国鉄当時からの伝統的な取扱いと、JR各社独自の取扱いが混在している現状です。
    2017年05月25日 20:28
  • しなの7号

    TOKYO WEST様 こんにちは。
    現状についてご教示いただきありがとうございました。車掌は鉄道よろずや的なところがあって、広く浅く鉄道について知っていないと一人前にはなれないですね。私はご承知のとおり、はるか手前でリタイアして30年。これだけの年月が過ぎると、乗務中に困ったことなど断片的に思い出すことはあるにしても、規定の類など思い込みの部分もあって、正しい書き方にはなっていなかったかもしれません。

    身近なところで、何年か前に東京近郊区間が松本までに拡大され、しなの号乗務では大いに関係するであろう部分も未だ馴染めずにいます。そして現場で担当者が即座に乗客に説明できて、素人である乗客が理解できるような規定が求められるわけですが、その都度実態に合わせ、矛盾点に特例規定を作っていく積み重ねは、どこかの国の法律と同じで、よほど精通していないと読み取れなくなっていきますし、これも永遠に続く課題でしょうね。
    2017年05月26日 07:39
  • はやたま速玉早玉

    しなの7号様、こんにちは。
    趣味として鉄道をかじった事のある者でも『え?え?えっ?』となってしまう乗車券の規定、鉄道に興味関心無い方だと当然チンプンカンプン、なんのこっちゃ?訳わからん(´д`|||)
    乗車に対して事細かに説明せねばならない現場の方も辛いですね。『それも仕事の1つだろう』と言われれば確かにそうなんですが…

    亀島さんから真っ先に『これは俺の!』と取り上げた北大路さん、勝ち誇った表情(しかも満面の笑み)だったのでしょうねぇ。こりゃあ小倉さんは釈然とせえへんわ。永和駅下車後『北大路お前ジュース1本分得したやんけ、自販機で何かおごってくれや』と小倉さん。『おいおい車掌さん一生懸命時間裂いて説明してくれたやろ、小倉ごちゃごちゃ言うな』と間髪入れずに亀島さん。
    すみません、プチ続編入れてしまいました(^_^;)))

    亀島さんの例のように入場券を購入したにも関わらず、運賃を満額請求され『二重に金とられた、ボッタクリや』と怒ってた方がいたよ、と聞いた事があります。入場券と乗車券は全く別物、しかし一般人にはなかなか理解出来ない事柄ですね。

    規定の簡略化もアリかもしれませんが、乗客がお得なキップを購入するために場合によっては、ややこしい規定も不可欠…う~む、永遠の課題、ですね。
    2017年05月26日 11:55
  • しなの7号

    はやたま速玉早玉様 こんにちは。
    続編の書き込みありがとうございました!
    たぶんそのあと、深夜まで続く宴のなかで、この話は“えいわくん”の前で語られたのでしょう。
    一方、車掌のほうは、永和を出てからあわてて車内巡回に走ります。次の弥富は名鉄との共同使用駅で、そのまま名鉄に乗り換えられてしまいますし、その次の長島は無人駅、その次の桑名も近鉄との共同使用駅(;´Д`)

    国鉄~JRのような鉄道網に規定をあてはめると、あちらを立てればこちらが立たず、両方立てるために特例規定を、ということがすごく多くなってしまいます。そういう規定自体は、趣味として読むと非常に奥深いものがあります。
    2017年05月26日 13:45
  • ★乗り物酔いした元車掌

    ★この記事は、本当に共感できました。
    ボクも経験してます。
    いろいろありますが、
    「岐阜→天王寺」(当時の値段で)
    往路
    お客様は、「大阪」まで購入、3,190円
    大阪から天王寺乗り越し190円(打ち切り計算)
    復路
    天王寺から大阪、190円
    岐阜まで乗り越し
    「発駅計算」差額は3,000円。
    ご納得いただくことに、苦労しました。
    2017年05月28日 19:17
  • しなの7号

    乗り物酔いした元車掌様
    同じ距離なら同じ運賃でなければおかしいだろうという考えのお客様に対して短時間で納得していただくのは難しいことですが、おかげさまで?、その後鉄道に関係ない仕事でも外部からのくだらない質問やクレーム処理には時間をかけて説明できる忍耐力が少しは備わったか?…。そしてこの人たちは身勝手な考え方だとは気付いていないわけだし、立場が変わり自分もそういう客のような言動をしてはいないか? 多少は考えて対応するようになったかなと。仕事でいろいろ勉強させていただきました。
    2017年05月29日 10:40
  • さきまど

    こんにちは。初めてカキコします。私は名古屋生まれ&育ちの「さきまど」54歳男です。偶然にもしなの7号さんのブログにたどりつき、バックナンバー楽しく拝見しました。小学生のころは栄生あたりに住んでおり、夏休み早朝にチャリンコで名古屋駅まで飛ばして上りブルートレインを撮りに行ったものでした(昭和50年前後)。昼間はくろしお、しらさぎ、ひだなど眺め、夕方の下り桜島・高千穂などがお気に入りでした(なぜかしなのは人気薄でした)。
    そんな列車群の中では583系「しらさぎ2号」が仲間内で絶大な人気を誇っていました。その後鉄道から離れていましたが、40歳過ぎごろから戻りました(笑)
    今後も更新楽しみにしております。よろしくお願いします。
    2017年05月30日 13:41
  • しなの7号

    さきまど様 はじめまして。
    ご覧いただきありがとうございます。田舎に住んでいる子供にっては、東海道本線沿線住民の方がうらやましかったです。
    唯一地元を通る寝台車は「きそ」しかなく、ブルートレインは夢の世界でした。中央西線の中津川発の一番列車に乗っても、名古屋に着く時刻には2列車「さくら」が通過した後で、見ることができませんでした。「金星→しらさぎ」で朝方に神領に583系が停まっているのを車内から見るのは楽しみでした。そのうちに1日中昼寝するようになりましたが…
    2017年05月30日 14:10

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