戌年のお正月にふさわしいかどうかは別にして、公園などによくある「犬のフンの始末」を促す看板について、以前
で、「鈴鹿支局特派員」様からご提供いただいた画像とコメントをもとに、私の行動範囲内で似たような看板の実地調査?を実施して比較してみる企画をやりました。あれから3年以上も経ち、実地調査の範囲を拡大したところ、新たな発見などもありましたので、2回に分けて紹介させていただきます。
1回目は、【529】 犬のフン…の看板あれこれでアップした同じ「犬」たちの新たな生息地発見についてのレポートです。
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左は、以前にアップした長野県塩尻市の「脱糞禁止」看板ですが、あらたに滋賀県高島市にも同じ犬が生息していることを発見しました。(右)
設置者が異なる以外はまったく同じ看板のようです。
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「恥ずかし犬」看板は、けっこう各地にありました。以前には愛知県春日井市の画像を貼りましたが、そのほかに愛知県蒲郡市・福井県敦賀市・愛知県刈谷市で目撃。
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同じ「恥ずかし犬」の別ヴァージョンは、新たに愛知県犬山市で発見(画像の右)しました。以前アップした愛知県春日井市(左)と三重県鈴鹿市(中)の画像と並べてみましたところ、この3枚は似て非なるもので、
1 春日井市は「みんなでまちをきれいに」と、やさしい表現。
2 鈴鹿市の「違反すると罰せられることがあります」で、罰則をちらつかせ、ややキツイ表現。しかし「犬のフン」に特化したタイトルです。ほかのペットは罰せられないのかな?
3 犬山市の場合は、「違反すると3万円以下の罰金が科されます」具体的に罰則の内容に言及するにとどまらず、断定調になっていますが、効果はあるのか?
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左は、以前アップした岐阜県瑞浪市に生息するらしい「自分で後始末のできるお利口さんの犬」の看板ですが、あらたに愛知県岩倉市にも同じ犬が生息していることを発見しました。(右)
設置者の表記以外はまったく同じ看板ですが、もとはこんなにきれいな看板だったのですね。ビニール袋とスコップにハエでなく鳥が寄ってくるくらいですから、よい香りを発するフンをする犬なのでしょうか?
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左は、以前アップした愛知県瀬戸市に生息するらしい別ヴァージョンの「自分で後始末のできるお利口さんの犬」の看板ですが、またまた愛知県岩倉市(右)で発見できたということは、岩倉市には賢い犬が生息する可能性が、ますます高まります。別にモノクロ画像ではないですが、かなり前からの生息を思わせるほど日焼けして色落ちが激しい状態でした。メッセージも「忘れないよ!後始末」と、これが犬自身のセリフならさすがです。
女の子が手に持っているのはイチゴのアイスキャンディみたいにも見える…大きなお世話かもしれないけれど、舐めないほうがいいよ。
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左は、以前いただいてアップした三重県鈴鹿市のお利口さん画像ですが、別デザインで同じ人相…ではなく犬相の犬の看板が、珍しい?某町内会ヴァージョンで発見。設置場所は愛知県春日井市内でした。
その犬、そのほかあちこちで出没。
左は愛知県瀬戸市で発見。さらに愛知県犬山市ではネコと共演してました。
4つの画像を見ると、この犬はお利口さんだけあって、左右どちらの手(前足?)でもスコップを持つことができるようです。犬には利き腕とかないのでしょうか。犬山の看板でわかるのですが、けっこう指が長いみたいです。このネコも同じように指が長いみたいで、「あなたの猫はご近所の迷惑になっていませんか!」のメッセージのところを指で差しています。
それよりも、利き腕とかないのなら、犬よ!なぜにわざわざ右手(前足?)で、フンが丸見えの透明ビニール袋をネコの顔の前でふりかざす!?
ネコは、「あなたの猫はご近所の迷惑になっていませんか!」と指さしながら、真に言いたいことは、「それより犬! オマエ自身が迷惑な存在なんだよ!」???…
お利口なようで、実は周りをよく考えて行動できないKY犬でもあります。
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次週の後篇で、新たに発見したデザインの犬糞看板をアップします。
この記事へのコメント
はやたま速玉早玉
個人的に被害を被った事はありませんが、糞の後始末がなされていないと迷惑、腹立ちますねぇ。糞(フン)だけに憤(フン)慨…
数種類犬のイラストがあり、都道府県に関わらず自治体がお気に入りの犬を選べる仕組みみたいですね。
私の自宅近くのパネルには、
『フンの後始末は
飼い主の
責任です。』
と書かれた看板を犬が指さしながら、ネコ2匹に対して訴えているイラストが描かれております(画像を送信できればよいのですが…)。確かに生理現象ですから犬、ネコには非はありません。全ては飼い主の常識の有無によるものですからねぇ。
ちょっと女の子、イチゴアイスキャンディに、チョコレートのトッピングはいかがでしょう。バナナチョコレート(犬の体調良好)、チョコチップ(詰まり気味)、チョコシロップ(体調不良)。3種類の中から好きなの選べるよ!
はやたま速玉早玉
しなの7号
私は何度も被害者になっていますが、被害に遭われたことがない方もあるのですか! そういえば京都府宇治市ではイエローチョーク作戦という糞害対策をしているそうです。効果があるとのことで、先日テレビでもやっていました。(詳細は宇治市の公式HPで)
ネコ2匹登場の看板は見たことがないです。糞害に限らず貼紙や看板探索は旅の楽しみの一つで、遠くに行かなくてもいいし、メジャーな観光地巡りより楽しいくらいです。貼った側の気持ちがにじみ出ていますし、また忘れ去られて放置され、実態に合っていない看板は世相の移り変わりを訴えかけてきて、考現学の第一歩?ではないでしょうか?
うちの父は生前、黒糖かりんとうをよく食べていました。袋から数個を出して床の上に「直に」置いて寝ころんでテレビを見ながら食っていた。直に置いてあるとなかなかリアルで、かりんとうはアイスキャンディの口直しによいかも?
3RT生
ホーロー看板やマンホールのサイトは見かけますが、これまた全国的に対象のあるテーマですね。
旅先で写したことはありません。ちなみにウチの近所の看板を調査してみましたところ、ご紹介のものと同形式・類似キャラクター?はありませんでした。
当地では「犬のふんは持ってかえろう」と、市・警察署・保健所の連名で提出されており、
「飼い犬のふんを放置すると」「罰金が科される場合があります。」
の由。官憲の匂いがプンプンしますね。
保健所の機構変化に伴って3バージョンがあり、「市・警察署・保健所」、「市・警察署・健康福祉事務所」、次いで「市・警察署」(健康福祉事務所の文字がなくなったのは、隣接市の健康福祉事務所に統廃合された為と思われます)
と、奥が深いです。
これとは別のタイプが拙宅の板塀にもありますが、引っ越して来る前からあり、さらに前の昭和時代の物?かなり色褪せております。
後編で、「同形式」が紹介されないか楽しみです。
しなの7号
くだらない話にお付き合いいただきありがとうございます。
ホーロー看板は、けっこう写真に遺しましたが、場所と撮影日時を記録しなかったので、今になって画像だけ見てもどこにあったのか特定できないものがほとんどで、これは片手落ちでした。マンホールは撮影していませんが、最近よくあるきれいなものより、市章入りのシンプルな古いのが好きです。市町村合併など組織変更で変わっていくことから時代を感じることがあって、それもまた一つの楽しみです。
看板調査をしていただきありがとうございました。
旅先でも、一般によそ者が出かける繁華街とか観光地には犬の看板はあまりなく、どちらかといえば住宅地に多いですから、その気になってベッドタウンの駅などに降りまくらないと別タイプの看板が見つからないかもしれません。繁華街とか観光地で見かけるのは、ゴミのポイ捨て禁止看板で、こちらもいちおう観察しています。
NAO
こうやって看板を拝見しておりますと共通デザインが多いのですね。ひょっとしたら中部フン害管理局なるものが存在して看板業界と対策なさっているのでしょうか。全国各地域レベルで各管理局そのような動きがあって、総局まで存在するのかも。
街中に住んでおりますとコンクリートもしくはアスファルトしかなくて、アイスキャンデーもといスコップは用をなさず、人目も多いので飼い主は犬君たちの生理現象をしっかり処理しながら散歩させておられ、空気は淀んでいるかもしれませんがフン害を受けにくいのが繁華街に住んで良かった点かもしれません。
しなの7号
自分自身の行動範囲が限られているので、よくわかりませんが、看板業界にも営業エリアが存在するようにも思えます。市街地には都市景観を壊さないよう条例によって建物や看板等の規制がされましょうから、NAO様がお住まいのあたりに、この手の看板はないのでしょうね。そのかわり犬矢来などで自衛策が採られるということでしょうか。うちのマンションはペット禁止ですが、敷地内の植え込みとかにやられる(捨てられる?)ことはあります。
ヒデヨシ
種類たくさんありますね
と思いましたが団地等回れば短時間で数多く撮影出来るのかもしれません
何かで見ましたが
数少ないパターンでしょうが
犬に向かって注意喚起しているものがありました。
要するに
「犬よ、ここで糞をするな」みたいなやつです。
しなの7号
>犬に向かって注意喚起しているもの
以前アップしたものの中で、沖縄県読谷村に、
「犬の皆さんへ 犬のひとり歩きはいけません。必ず飼い主を同伴しましょう。」
というのがありました。
あと、次回アップしますが、フンをフンづけた被害者側を主体とした看板も見つけました。
市内にあるUR都市機構が管理する大きな団地では、ペット飼育可能な棟はわずか1棟だけで、ほぼ全域の棟が飼育禁止です。そのため団地敷地内ではペットの散歩自体を禁止する看板があり、直接フンの始末をしろという看板は見当たりませんでした。たしかに犬の散歩をしている人は見かけません。
また出かけた先で調査を継続します(^^♪
3RT生
先日、別府鉄道の車両が保存されている、「播磨町郷土資料館」を訪問しました。車内も公開された美しい古典車両を堪能したあと、資料館から廃線跡を挟んだ向かい側の大中遺跡公園に立ちよりますと、ご紹介の画像1枚目と同形式の看板が!
設置者欄?は「播磨町」「兵庫県」と記されておりました。
おかげ様で出かけた先での楽しみが増えました。
ここの車両は一見の価値があると思います(見学無料ですが駐車料金はかかります)。お近くにお越しの際はぜひ、おすすめです。
しなの7号
調査報告情報提供ありがとうございました!(^^)!
県まで名乗る看板はあまり見かけません。同形式?でも地方によって仕様が微妙に異なるのは、国鉄車両に通じるものがあります???
「播磨町郷土資料館」については何も知りませんでした。高校時代に雑誌で知った別府鉄道にはついに一度も行かずじまいになってしまいました。こうして保存車があって車内まで公開されているのであれば、(看板に関係なく)青春18きっぷを使って訪問してみたいです。