先週に引き続いて、私の部屋に造ったスチール棚の模型展示スペースの企画展をアップします。 いちおう今回は「中央西線の機関車牽引列車」ということになっていますが、いつものように在庫車両に偏りがありますので、、、、、今回もまたまた、むりやり感のある面々で繕っています。これが現況で、この状態で年越しすることになっています。
展示車両は、相変わらずで、これまで別の企画展で展示したものがほとんどですので、展示車両の説明コメントは最小限にして、その代わりに、これまでに書いた関連記事へのリンクを貼っておきます。
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今回も前回同様に、右方を先頭として展示しています。そして上のほうに20系客車があるのも前回と同じです。
上から順に、
◆EF64 77が牽く20系団臨
◆EF64 0番台前期形が牽く12系+20系の「ちくま」
◆DD51が牽く旧客編成の「きそ」
ここまでは前回の「夜行列車」展示車両の続投で、一部車両を入れ替えただけです。
◆EF64 66が牽くユーロピア+ユーロライナーによる「シュプールユーロ赤倉・志賀」
◆D51標準形が牽く旧客編成825列車
◆EF66が牽くコンテナ貨物
◆EF65PFが牽くワムハチ編成
◆EF64 1000重連が牽くタキ1000
◆EF64 0番台JR貨物色が牽く特大貨物
◆D51が牽く貨物列車
◆EF64 0番台後期形が牽くタキ43000とホキ2200による専貨
ホキ2200を連ねた貨物列車については、【311】思い出の乗務列車3: 専貨5799~5899列車で書きましたが、日本オイルターミナルのブルータンカー編成も国鉄時代には中央西線で走っていました。
模型ではその2編成の混結編成にしてしまいましたが、そういう編成の専用貨物列車のことをこれまで書いていないので、少し書いておきますと、ホキ2200とブルーのタキ43000(44000)を1列車にまとめた専用貨物列車は、55.10改正時点で多治見→稲沢→笠寺に存在しました。稲沢ではヤードに入らず、現行の輸送方式と同じ出発線着発で、機関車を交換するだけでした。実際にはかなり長い編成で、多治見~稲沢間はEF64重連、稲沢~笠寺間はEF60単機牽引でした。未明に運転されていたのでご覧になった方は少ないと思います。私も撮影はしていませんが乗務していました。ホキは篠ノ井始発で、タキのほうは南松本始発でしたが、ホキは多治見まで別の列車で来て、多治見までタキ編成で来たこの列車(5876列車)に増結されていました。タキ・ホキとも笠寺から名古屋臨海鉄道の貨物駅である知多駅に継送される列車で、タキ・ホキともに返空回送でした。収容両数に支障しない多治見以南を1列車にまとめてしまえば合理的なので、こういう列車ができたのではないかと私は思っています。それにしても普通なら稲沢で増結しそうなものですが、あえて多治見で増結するのは、多治見までホキを連結してきた貨物列車が稲沢のヤードに入ってしまうので、ヤードに入れることなく笠寺へ直行させるための輸送方だったのではないでしょうか。
<1980年11月30日 中央西線5876列車>
南松本発笠寺行(稲沢~笠寺5776列車)
乗務区間 中津川0:38~笠寺4:31
EF64 1 (稲二)
EF64 65(稲二)
ヨ 14479 (盛アソ)
ヨ 8375 (盛アソ) (多治見連結)
オホキ12896 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ12912 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ12491 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ 2386 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ 2300 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ 2306 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ12973 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ12676 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ 2451 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ12891 篠ノ井→知多(多治見連結)
オホキ13013 篠ノ井→知多(多治見連結)
タキ43443 南松本→知多
タキ43456 南松本→知多
タキ43473 南松本→知多
コタキ44154 南松本→知多
コタキ44153 南松本→知多
タキ43478 南松本→知多
タキ43480 南松本→知多
タキ43474 南松本→知多
タキ43457 南松本→知多
タキ43468 南松本→知多
タキ43197 南松本→知多
タキ43189 南松本→知多
コタキ44156 南松本→知多
タキ43482 南松本→知多
タキ43418 南松本→知多
タキ43475 南松本→知多
ヨ 18054 (大スイ)
(多治見)現車30・延長換算47.8・換算48.4
稲沢から逆編成で5776列車
EF60 106 (浜)
以上ですが、SL・DL・ELと、1960年代後半から現代まで半世紀の時を超えて走ってきた中央西線の機関車を並べてみますと、そのときどきの自分の暮らしや仕事との関わりなども蘇ってきます。
機関車だけではなく、ペアになった客車と貨車1形式ごとに思いがありますが、そういうことは、これまでこのシリーズではいろいろ書いてきましたから、冒頭に書いたように、その詳細についてここに書くのはやめておきますが、以前に予告しておきながら遅れております実車版の「中央西線を走った車両」のシリーズ記事を来春早々に再開しますので、そのなかで関連することを書くこともあろうかと思います。
この記事へのコメント
NAO
特大貨物車は未だ見たことがなくて、一度でもいいので実物のジョイント通過音を聞いてみたいなあと思います。私が模型を所有していたらポイントだらけのレイアウト部分を走らせそうです。少し前、松山の伊予鉄大手町平面交差前を歩いていたらちょうど電車がやってきて、8軸通過だけでも聞き応えがあったので、ここを特大貨物が通過したらなあ、なんて思ってしまいました。
中央西線でコンンナ色ヨですか。私が子供の頃、長野は善光寺参道にあった玩具店を通りから覗くと、KTM16番自由形2軸車3両基本セットが飾られていたのですが、そのうちの1台がコンテナ色ヨだったのです。この地域の店頭で販売される模型セットにコンテナ色ヨが含まれていた背景には、このスチール棚展示との因果関係?があるのかも(たぶんないと思います)。
しなの7号
ダイヤモンドクロッシングとシキの組み合わせ、線路側と車両側双方の相乗効果でそうとうにせわしないリズムになりそうですね。
長野で鉄道模型を扱う店は、善光寺参道から1本入った模型店が今でも健在ですが、そこだったのではないでしょうか。そのすぐ近くにD51549が保存されています。保存場所の小学校が廃校になりましたのでD51549の行く末がどうなるかと思っていましたが、廃校跡地にきれいに保存されているらしいので、また来年の参拝時に立ち寄るつもりでいます。
【305】保存鉄道車両訪問8:D51238・D51402・D51549
https://shinano7gou.seesaa.net/article/201208article_8.html
スチール棚のコンテナ色ヨ5000と中央西線の因果関係があるとすれば、この画像です。
https://shinano7gou.seesaa.net/upload/detail/01988682N000000000/158510290979913508465-thumbnail2.jpg.html
武並~恵那で撮影。