国鉄時代の1983年8月8日に、関西本線の桑名・富田間に「朝日」駅が開業しました。
記念の臨時列車が運転されました。
記念乗車券も発売されました。記念乗車券は硬券セットで、これは部内でも予約注文を受け付けていましたので、当時の私の乗務範囲内のことでもありましたから入手し、増収に協力?しました。
駅の近くにアサヒビールの工場などがあるわけではないと思うのですが、ホルダーにアサヒビールの広告があるのが、面白いと思います。
どうでもよいことかもしれませんが、新駅ができて、「次は、あさひ、あさひです」と車内放送をする立場になると、アクセントが「あ」に来るか「さ」に来るか、気になってしまいました。部内の指導資料には、記念乗車券を回収するときは記念券部分を旅客に交付しろとか、当たり前のことは書いてあるくせに、アクセントをどうするかというようなくだらないことはもちろん書いてありません。
結局のところ正しいアクセントは未だによくわかりません。近鉄は「伊勢朝日」ですから、参考になりそうですが、そう考えると「名古屋」にしても「近鉄名古屋」「名鉄名古屋」では「な」にアクセントが来ますし「名古屋市」「名古屋行」だと「ごや」にアクセントが来ますが、単独で「なごや」と言うと「な」にアクセントが置かれる場合もあれば「ごや」の場合も聞きます。どちらかが正しいとか間違っているということではないのでしょうから、どうでもいいことなのは承知していますが、特に地元民の方がお聴きになると違和感を感じる方はあるだろうと思うわけです。
たとえば中央西線に「千種(ちくさ)」「高蔵寺(こうぞうじ)」「多治見(たじみ)」という駅があります。いずれも地元では3駅とも、最初の一文字を低く発音するのが一般的だと思われます。話は国鉄時代です。そのころは長野鉄道管理局の車掌が名古屋まで乗務してくることがあり、私は時々通勤でその列車に乗っていました。というより、車内放送での駅名のアクセントが不自然なので地元の人じゃないなと思って名古屋駅で降りると、乗務員室から降りてこられる専務車掌氏が持っている車掌鞄が名古屋鉄道管理局のとは形が違うので、ああ、やっぱりそうかとわかったものでした。長野鉄道管理局の人の放送では、多くが上に掲げた3つの駅のアクセントは最初の一文字が高く、地元で使うアクセントとはまったく逆なのでした。くどいですが間違いではないのでいいのですが、自分がマイクを通してしゃべる立場になると、気になるわけです。いつも乗務している区間の駅では、2人乗務で他の人の放送を聴いていたり、車内補充券を発行するとき地元のお客さんからの「〇〇から△△まで」と直接駅名を耳にしたり、何よりも国鉄時代は「多治見~多治見です。太多線広見(←現在の可児)美濃太田方面はお乗換えです」などと駅員の肉声放送が入ることも多かったですから、あまり迷うことはなかったのですが、朝日駅のような無人の新駅や、ふだんあまり乗務しない区間の駅名のアクセントは、大変気になりました。私の場合、荷扱や貨物列車の乗務を除けば、浜松以東の乗務があまりなくて、旅客列車で静岡まで乗務したのは数回だけでした。そのため「~駅」が付かない場合の「磐田」「金谷」「島田」といった駅の、地元で一般的に使われるアクセントが未だによくわかりません。放送するときは棒読みでごまかしていました。
私は外国語のことはさっぱりわからないのですが、外国語による自動放送の駅名のアクセントには、その対象である外国人にわかりやすい外国語訛り?で、実際に地元民が使うアクセントとはかけ離れていることがよくあります。しなの号の場合の英語放送ですと「千種」、「多治見」は国鉄時代の長野鉄道管理局の車掌氏と同じアクセントで、中津川は「が」に、木曽福島は「し」にアクセントがあり、それが外国人の方にはわかりやすい?というのか自然なのでしょうか?。地元に愛知環状鉄道があり、そこでも英語の自動放送があり、駅名は明瞭な日本語読みと自然なアクセントで、高品質だと思います。この方のお声は、多くの鉄道会社の自動放送に採用されていて、会社側のリクエストによって日本式の発音にするとか英語訛り発音?にするとか、使い分けもされているようです。
ところで、恥ずかしいのは肉声車内放送による駅名の読み間違いで、私の所属した車掌区で気を付けろよと言われていたのが、豊橋からの連絡列車の案内放送で、飯田線で夜にあった「水窪行」でした。
この時刻表は、2018年春版ですが、今でも水窪行は存在します。
「みなくぼ」あるいは「みずくぼ」と誤った放送をした例はたぶん多かったのではないかと思いますが、「みさくぼ」が正解です。幸いにも私は荷扱で鍛えられ、難読駅名が多い飯田線には旧形国電の撮影でも通いましたので、芸が身を助けてくれました。難読駅名は車掌泣かせでもあるわけですが、私は国鉄時代に東海道新幹線車内で、名古屋駅到着時の乗換案内放送で、
「中央線 みなみきそ行は~」
というのを聞いたことがあります。南木曽(なぎそ)が正解ですが、名古屋始発の南木曽行は1日1本だけで、知らない人は職員でも知らないのでしょう。
私どもの職場では、こうした難読駅名を職員に周知させる目的で、月刊の車掌区報に、クイズ形式で全国の難読駅名を掲載することがありました。
あとひとつ、私が国鉄に就職したころでしたか、中央西線の列車が名古屋駅到着する時の車内放送で、
「東海道線下り方面、よねはら行は~」
という放送を聞いたことがありました。それも長野鉄道管理局の車掌区受持ち列車でした。まだ新幹線が東海道・山陽しかなかった時代ですから、新幹線の停車駅くらい正しく読んでほしいものだと思ったことです。ちなみに米原(まいばら)駅は、現在米原(まいばら)市内の代表駅ですが、近隣の町が合併して市制を敷く前は滋賀県坂田郡米原(まいはら)町に所在しましたから、「まいはら駅」と言う地元の人は多いようでした。
この記事へのコメント
なはっこ
京浜東北線蒲田駅のアナウンスは、かまた↓かまた↑と変化をつけていて、これも不思議に思っているところです。
abesan11
地元では2文字目の「け」が強いのですが,新幹線のそれは4文字目の「わ」が強いのです。
新幹線を利用することが多い市長さんあたりが文句の1つでも言ってもらいたいです。
ちなみに,「磐田」と「金谷」は,地元ではそれぞれ「い」と「や」を強く発音します。
難読駅名は,6-おじや,7-おおぞれ,9-かなんて,10-かじかざわぐち,です。
8の駅名は知りませんが,大学時代の同級生に「おさかべ」さんがいました。
しなの7号
名古屋弁には語尾が上がる傾向があるように思いますので、名古屋人は「なごや↑」なのかなあとも思います。「ハヤシもあるでよー」という名古屋弁のCMが昔ありましたが、「ハヤシ↑」も「あるでよー↑」も語尾が上ります。
蒲田駅、Youtubeで今聞いた自動放送は「かまた↓」でしたが、自分にはそれが自然に聞こえます。
しなの7号
地元の方だと、やっぱりアクセントが気になることがありますね。
「磐田」と「金谷」、ご教示ありがとうございます。と言っても、もう仕事で活用することがありません。静岡県下の東海道本線は駅順を「お経読み」で調子を付けながら続けて記憶しましたので、アクセントまでは覚えませんでした。
難読駅名は,6-「おじや」の発音でよいですが、表記するなら「おぢや」(上越線),7-〇(飯田線),8-〇(姫新線),9-かねんて(身延線),10-〇(身延線),です。そういう私は、10を「かじかさわぐち」と濁らないのだ思っていました(;´∀`)
TOKYO WEST
地名・駅名のアクセントは興味深いですね。快速「ムーンライトながら」が定期運転であった頃、JR東日本管内で東京車掌区の車掌が放送する「岡崎」、「刈谷」、「穂積」は、名古屋運輸区や豊橋運輸区など地元JR東海の車掌とはアクセントが明らかに異なりました。
また、新幹線「さくら」も大阪の車掌は、「男はつらいよ!」の寅さんの妹「さくら」と同じように言う人が多い感じです。
最近気になっているのが、JR西日本の駅の自動放送での停車駅案内で、「兵庫」は東京弁の「標語」の発音ですね。
ヒデヨシ
朝日駅は知っていますが
今の今まで国鉄時代からある
関西本線朝明(あさけ)信号所が昇格して朝日駅になったものと思っておりました。
朝明信号所は朝日駅の隣に北勢線の桁が邪魔で複線化困難の理由で現存しているんですね。
当然自動化しているので無人信号所ですが。
発音は慣れ親しんだ地名駅名を変なイントネーションで言われると気持ち悪く落ち着きませんね。
刈谷も「か」が強く言われると気持ち悪かったです。
しかし中学生の時に刈屋先生と言う方がいらっしゃいましたがこれは「か」が強く発音されていたのを思い出します。
しなの7号様の職場の駅名問題集
これは私の得意分野で
全問正解
私自身国鉄時代にこういう問題集を作って同僚、先輩に配っていましたから
難読と言うほどでもないのですが
市バスの運転手氏が築三町(つきさんちょう)を大声で「ちくさぁんちょ〜」とアナウンスし
お客さんがちくさんちょうだよね?とざわざわしてたのに遭遇
自動アナウンスは当然ですがちゃんと言ってるのに
NAO
通勤される中央西線電車で長野局のカレチさん乗務行路があったのですか。長距離列車の間合い乗務だったのでしょうかねえ。民営化直前、一部区間ですが、門司港から長崎行き近郊型快速列車に乗ったとき、乗客専務腕章の車掌さんが、終点長崎まで乗務致します、と放送されたのを聴いて、いったい何回ドア扱いをするのかなんて思い浮かび、アクセント
の確認はすっかり忘れていました。
アクセント以前のお話しで申し訳ありませんが、訛りでびっくりしたことがあります。上野発の下り長距離列車は一度だけ、「あけぼの」に乗ったことがあるのですが、発車前の車内放送が東北弁?で内容が聴き取れなかったのです。他の寝台からも乗客のクスクス笑い声が。車内改札と早朝に起こしに来て下さった車掌さんは普通に会話されていましたが。
しなの7号
国鉄に就職して、直後に荷物列車に乗務するにあたり、乗務区間の駅名を全部覚えてこいと運用教導掛からさっそく宿題が出て、枕元にラジカセを置いて寝るときに繰り返し聴いたのが、就職前に始発の大垣から乗って録音した東京車掌区の東京行き夜行の車内放送でした。ところが職場で仕事や雑談の中で駅名地名を聞くたびに、アクセントが異なっていることに気が付きました。
新幹線「さくら」が人名読みなら、JR東日本読み?の「岡崎」「刈谷」「穂積」も人名読みといったことになるのでしょうか。
CMで繰り返し流される企業名や商品名のアクセントは、自然に浸透していくものですし、ニュースを読むアナウンサーの影響は大きいでしょう。同様に新幹線の列車名は鉄道会社の顔であり、駅名は地元の顔、そして固有名詞ゆえに統一させて正しく浸透させることが望ましいと思います。ただし言葉は生き物ですから時とともに変化することはあるかもしれません。
しなの7号
朝日駅と朝明信号場はおっしゃるように別物ですね。今でこそ両停車場は離れていて違和感がありませんが、朝明信号場が東芝に隣接していたころは、西岐阜と岐阜貨物ターミナルとの位置関係に似ていました。「日本鉄道旅行地図帳7号(東海)」によれば、朝明信号場の現在地への移転日は1985年(昭和60年)1月27日(名古屋起点27.5→25.4㎞)とされています。
「刈谷駅」「刈谷市」というように後に続く言葉があるといいですが、「刈谷」単独だと人名読み?される人は多いですね。そして「東刈谷」のように前に言葉が付くと人名読みが自然になります。
そういえば、小学2年生のころに刈谷のことを「メリヤ」と読んで笑われたことは半世紀以上たった今も覚えています。
名古屋市バスも難読停留所が多いですね。
「猪子石団地」(いのこしだんち)と「猪子石荘」(いのこいしそう)など「猪子石」が付くバス停は読み方が2種類あって紛らわしいし、よそから来た方だと、「杜若」(かきつばた)・「水主町」(かこまち)・乗鞍(じょうあん)など、間違えて普通かと思いますから、放送だけを聴いていても乗り過ごしてしまうことがあるかも。
しなの7号
中央西線の、その長野局の専務車掌担当列車は中津川始発名古屋行で、全区間名古屋鉄道管理局管内の列車でした。他局でも同様な他局管内完結列車の乗務事例がありましたので、急行列車が快速に格下げされて運転区間が分離されたり、長距離鈍行が減ってゆく一方で、乗務エリアがそのまま残った結果ではないかとも思われます。中央西線では全線電化前に、名古屋~塩尻・松本・長野間の普通列車は何本もありました。
方言による放送で肝心な伝達ができないのは、まったく放送しないのと同じことですが、東北の方々には理解できるだけでなく、故郷へ帰ることへの想いが広がったのでしょうね。
「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」
を彷彿とさせ、ぜひ乗りたい思いに駆られます。しかしもうそんな列車にのることはできませんので、せめて上野駅にあるという歌碑だけでも見に行きたいと思います。最近、出かける目的や興味の対象は、列車そのものではなく、鉄道遺産などのほうに傾いてきています。昭和は遠くになりました。
管理人しなの7号
つだ・なおき様から、2019/03/05 23:29に、以下のようなコメントをご投稿いただきましたが、誤消去してしまいましたので、、以下に再掲載させていただきます。
+++++++++++++++
こんばんは。自動放送のアクセントは気持ち悪かったですね。
特に「↑ひめじ」が違和感ありありでした。
車掌見習いさんの車内放送で「篠山口(ささやまぐち)」を「しのやまぐち」とと言ったのを聴いた事があります。指導さんに注意されてましたが。駅名も難しいですね。濁るか濁らないか、迷うところです。
しなの7号
誤消去の件、申し訳ございませんでした。
「姫路」も、よそ者には迷う駅です。3文字の駅名にはそういう傾向が多いような???
どんなことでも見習中には間違えてもいいので本番までに間違えないようにしておきたいものです。特に人命にかかわる列車の運転に関わることは。
前に記事で書いたことがありますが、「篠原駅」は
東海道本線が「しのはら」
愛知環状鉄道は「ささばら」
1538M車掌
本当に車内放送は難しいですね。根っからの三河人の
私は、しなの7号様のコメントにも有る様に「岡崎」「刈谷」と間にある「安城」の放送にもアクセントの違いを感じておりました。もっとも私の放送のアクセントが方言であったのでしょうが。三河から出たことのない私には直すことはできませんでした。ちなみに難読駅名の8の駅名 刑部は「おさかべ」でしょうが弊社社長の姓は 刑 部「おさかべ」でなく刑 部「ぎょうぶ」と読みます。30年前入社の時 刑 部「ぎょうぶ」と教えられビックリしたことを覚えております。
つがいけN1
中央西線では、金山の「な」にアクセントを付ける車掌さんが多く、国鉄独特だと感じていました。(地元では高低のない平板な読みが普通。地下鉄のテープアナウンスも昔から平板読み。)
あと、人名でも気を付けなければならないことがよくありますが、清音と濁音も間違えそうですね。
国鉄駅でも
(関)富田は「とみだ」、(両)富田は「とみた」
(東)島田は「しまだ」、(陽)島田は「しまた」
しなの7号
三河の方が言われる「安城」のアクセントは「安祥城」と発音するときと同じですね。やっぱり、その地で生まれ育った方には、ふだん話し言葉で使う地名が(仮にそれが正式名でなかったとしても)いちばんしっくりきますね。何が正しいのか特定するのは難しいことなのでしょうか。私は元は岐阜県人ですが、中津川市に蛭川(ひるかわ)という地区があり、平成大合併以前は蛭川村(ひるかわむら)でした。中津川・恵那市周辺の人は、私が知っている限り「ひるがわ」と濁った発音で会話しますので、それが自然に感じます。正式?な濁らない発音をする人はよそ者のような感覚です。中津川を離れ30年経ちますので、今は違うのかなとも思い、先日蛭川の知人に聞いたら、やっぱり会話では濁った発音をするとのことでした。
転職後の会社で同じ係だった方が、刑部さんとおっしゃる方と仕事で関わっておられ、「何て読むか知ってる?」と聞かれたことがあります。「おさかべさんでしょ?」と言うと、「ぎょうぶさんなんだと!」とおっしゃり、私も驚いたのですが、三河の方ではなかったようですから、社長様ではないと思われます。
しなの7号
うちの亡義父が生まれも育ちも九州でしたから常に「せ」を「しぇ」と発音していました。今、公共の場で聴く機会は少ないでしょうね。
私が朝日駅開業で迷ったように、金山駅開業は1962年(昭和37年)と、中央西線では比較的新しいことと関係ないでしょうか? ちがうかな?
上の1538M車掌様へのコメントに地名の清音濁音の使い方の実態を書きましたが、人名でも駅名でも気を付けなければならないことが多いですね。地名と駅名の関係で米原のことを本文で触れましたが、ほかに東海道本線の幸田(こうだ)駅の所在地は、幸田(こうた)町だったりしますね。
やくも3号
NHKでも放送においては全国的に用いられるアクセントと地元で親しまれているアクセントのどちらを使うかという議論の結果、『地元放送局アクセント』という概念が生まれたようですね。
それによると・・
袋井[フクロ\イ]→[フク\ロイ]
海部[ア\マ][アマ ̄]→[アマ\]
稲沢[イナザワ ̄]→[イナ\ザワ]
犬山[イヌヤマ ̄]→[イヌ\ヤマ]
岡崎[オカ\ザキ]→[オカザキ]
刈谷[カ\リヤ]→[カリヤ ̄]
田原[タ\ハラ]→[タハラ ̄]
津島[ツ\シマ][ツシ\マ]→[ツシマ]
三河[ミ\カワ]→[ミカワ ̄]
長浜[ナガハマ ̄]→[ナガ\ハマ]
守山[モリヤマ ̄]→[モリ\ヤマ]
また、~市というときにはいろいろな判断があって、
「ア列+[イ]」と「エ列+[イ]」で終わる市名は、語末漢字か1拍のものは原則として[~イ\シ]とする。
【例】
甲斐市[カイ\シ]
桜井市[サクライ\シ]など
【例外】第2アクセントを設けたもの
春日井市[カスガイ\シ]、[カスガ\イシ]
詳しくは
ttps://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/pdf/20161101_7.pdf
追伸
漫才の中川家の礼二さんの京阪電車モノマネに出てくるような話し方は大手私鉄に多いですが、あれは、どの地方の出身の車掌でも歌を歌うように話せば一様の放送ができるからだと聞いたことがあります。
しなの7号
ご多忙中でしたでしょうに、お調べいただきありがとうございました。pdfファイルはダウンロードして保存します。大変貴重な資料に巡り合ったように思います。
NHKにして「地元放送局アクセント」なるものを導入したのがつい最近であったことも意外でした。当然にNHKアナウンサーは読みだけでなく、アクセントにも正確さが要求されるわけですが、副題に「積年の課題に解を求めて」とあるように、ずっと課題になっていたのですね。個々の実例も大変参考になります。JR各社にはどのような基準があるのか(ないのか)存じませんが、直接収入に結び付くことではないので積極的にはならないように思います。しかしNHKほどではないにしても不特定多数の乗客を対象にして放送する以上は無視できないように思います。特に鉄道独特の固有名詞、たとえば旧国名(地方名)+地名で構成される「肥前山口」「木曽福島」「伊賀上野」などの駅名は、鉄道事業者としてアクセントの統一基準を設けるべきだと考えます。
中川家の礼二さんの京阪電車モノマネにある喋り方は、たしかにそういう効果?があるかもしれないですね。
ただし「駆け込み乗車は~」が「炊き込みご飯は~」に聞こえるというネタに使われるほど早口ではっきりしないのはどうかと思い、私はあまり真似をしませんでした。
鉄子おばさん
しなの7号
駅名や地名も、人名同様に読み方を間違えると恥ずかしいだけでなく、その駅の利用者やそこに住む人に失礼ですね。
私の友人の姓と、同じ漢字で同じ読みの姓の会社の同僚がいましたが、2人の姓のアクセントがまったく違うという例もありました。アクセントの違いくらいは失礼にならないように思いますが、「〇〇さんですか?」と聞かれてアクセントが変だったら違和感を感じて「いえ、○○です」と、いつも使っているアクセントで訂正したい気になるだろうと思います。
ヒデヨシ
地名話題のついでで大変申し訳ないのです
現住所に転居して1年半なのに最近知ったのですが
あおなみ線のあるバス停が
「稲永駅:いなえいえき」
駅名からの命名でなんら不思議でもありません
隣接バス停とその次バス停
「稲永町:いなえいちょう」「稲永小学校:いなえいしょうがっこう」と続きます
そして現住所の最寄りバス停名が
「西稲永:にしいなえ」
いなえ なんです
ちなみにその次のバス停は
「稲永新田:いなえいしんでん」
不思議ですねえ
このコメント、ほぼ独り言ですので
無視して構いません
しなの7号
名古屋市港区のお隣中川区内にも不思議な市バス停留所名がありますよ。
あおなみ線のあるバス停が
中島駅(なかじまえき)
駅名と同じでなんら不思議でもありません。
ここから権野行バスに乗ると、
東中島(ひがしなかじま)
中島橋(なかしまばし)
中島新町(なかじましんちょう)
と、「中島」が入るバス停が4つも連続します。
このうちの「中島橋」だけが「じ」と濁らず「し」なのです。
不思議ですねえ。。。このコメント、ほぼ独り言ですので無視して構いません。
唐獅子
「おびとけば、ろうじんばかり、かわいそう」
(帯解・芭露・陣場・狩川・石生)と
詠んだ方がいたエピソードがありましたね。
それはさておき、桜井線の駅は2/3が難読駅名のような気がします。
当然、地元民なので順番も含めて全て読めますが。
しなの7号
宮脇氏は駅名の改称例を掲げて、「西日本より東日本のほうが改称志向が強いようだ」とも書かれていますね。桜井線は古代からの長い歴史を持つ地域を走っているから、難読駅名が多いということなのでしょうか。私は多少読みにくくても歴史ある地名はできるだけ大切にしたいと思うほうなのですが、そうは言いながらも国鉄に就職して関西本線の荷物列車に乗務したときには、仕事で関係した近畿圏南部に正しく読めない駅が多くて困ったのもまた事実であります。偶然に今日の天声人語では、「纏向遺跡」に触れられておりました。ここの最寄り駅は桜井線巻向駅で、駅名は纏向に由来しているのだと想像しますが、駅名が纏向だったら非常に書きづらく、さらに読みづらくなり、ちょっと困りそうです。
木田 英夫
最近のコメントの目次からこちらに入りました。
現在入っている現場に、葬儀会館の駐車場での車両誘導、お客様案内の仕事があります。お名前の中には難しい漢字の方や読み方に迷うような方もおられます。お祝いの席での失敗は笑い話ですまされますが、お悔やみの席では許されません。少しでも読み方に不安がある時には、勝手にこう読むの「だろう」と決めつけるのではなく、上番報告、スケジュール確認の際に会館職員に聞いて、手許の予定表にふりがなを入れる等注意しております。
今回の記事や皆様のコメントを読んで、改めて身の引き締まる思いが致しました。
私の名前は「きだひでお」と読みますが、昔のテレビコマーシャル「来た、見た、買うた。日本橋の喜多商店」のためか、ごくたまに「きたさん」と呼ばれることがあります。「木曜日の木に、田んぼの田だから「きた」とも読めるな。」と私としては余り気にならないのですが…。もっと名前は大切にしないといけないのかも知れません。
本文の3枚目の写真、とても懐かしい思いです。ICカードや磁気カード乗車券の普及で、記念キップを見かけることがほとんどなくなりました。
「善光寺の厨子の中は、実は空っぽである」という伝説とは逆に、「駅の事務室の奥の金庫には、非常時に備えて今でも硬券が厳重に保管されている」という話を昔聞いたことがあります。単なる噂話でしょうが、駅の窓口自体が少なくなっている今日、「あの裏の事務所には…」などと考えながら券売機の列を眺めていると、少しですがほのぼのとした気持ちにもなります。
いつもありがとうございます。木田英夫
しなの7号
固有名詞の読みは難しいですね。特に氏名は誤ると礼を失することになりますので、現場ではお気遣いなさっておられることと思います。
記念キップの類はずいぶん減りましたね。駅に勤務したことがないので金庫の中身はまったく存じませんが、乗務で書留扱の乗車券類の輸送に関わりました。頑丈な金属製のケースに封印をして輸送されていましたので、やはり中身はわかりませんが品名は「乗車券」と特定されていましたから、どんな切符が入っているのか少しは気になったものです。