1989年8月12日
中津川駅で165系臨時快速「赤沢森林」と新鋭211系5000番台普通列車実家に子供連れで行ったときに撮影。
あれから今日で31年、165系は過去のものとなり、211系にも後継車が決まっています。そしてこのときいっしょに出かけた子供は親になり、このとき迎えてくれた父はおりません。
゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・
2001年8月12日
当時の中央西線には定員制快速セントラルライナーが走っていました。この手の列車は自分には縁がないというか存在価値がなく避けたい性分なのですが、何を思ったかこの日は1人で名古屋まで乗っていました。そういう時に限って、車端部の4人ボックスに当たったりします。目的地はセントラルタワーズ内にある書店と生活雑貨店でした。続いて名古屋から定期乗車券所持区間までの乗車券を買って、こんどは家電量販店へ出かけました。
゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・
2006年8月12日 実家の庭先で撮影父は毎年アサガオを育てていましたので、夏に行くと必ず掃き出し窓ごしに張られたネットのところに、たくさん咲いていました。父が亡くなって空き家になったのは、この7年後の2013年で、空き家になった翌年も落ちた種が芽を出して、ネットはないのに地面を這って花を付けていました。
今から4年前にその空き家を処分しました。その年、アサガオはもう咲かなくなっていましたが、アサガオとは別に父が植えたケイトウは落ちた種から毎年芽を出して花をつけていました。空き家を引き渡す直前に、私は咲いていたケイトウの種を採ってきて、我が家の仏壇下の引き出しの中に入れておきました。実家は解体され、今は周囲の隣地とともに一帯が宅地造成されました。
゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・
2020年8月12日 今朝,我が家のバルコニーで
空き家を引き渡す直前に採ってきたケイトウの種のことを、私はすっかり忘れていました。3年経って昨年の初夏に気が付き、その種を鉢にまいたら1本だけが成長して花をつけ、秋には種が少量採れました。その種を今年の春にまきましたら2本が育ちました。今年のお盆までに咲かないかなと思っていたのですが、本日現在、このように花芽が付いた状態です。明日の夕刻にはこのケイトウのもとで迎え火を焚くことにします。
この記事へのコメント
上り大村線
暑い日が続きます。こちら九州・博多も本州同様です。ケイトウのお話。心打たれました。私はおそらく、しなの7号様より少し年下(?)で今年還暦を迎えました。60歳になったせいか、過去のことを思い出す機会が増え、また、今後、どのように人生を充実させようかと考えることも多くなりました。それだけにご実家のお話を記された今回は、胸を熱くなった次第です。お父さまも喜んでおられるでしょう。
毎朝、楽しみに拝読しています。内容ももちろんですが、(生意気ですが)文章をお書きになる能力の高さに感嘆しております。
コロナ禍の真ん中にあるこの夏。遠出はできませんが、あすは息子の18きっぷを拝借し、大村線を中心とした日帰り旅行を計画しています。キハ66に乗車できる機会もあまりないようですね。
遠く九州よりご健筆を期待しています。
しなの7号
ご覧いただきありがとうございます。
盆正月といった混雑時には遠方に出かけることもなく、実家に子供の顔でも見せに行くか!という程度でしたので、内輪話のようなことしか書くことがなくてお恥ずかしい限りです。
おっしゃるように私どもの年代ですと、自分の軌跡を振り返り今後のことを考えることが多くなりますね。毎日同じことの繰り返される日常が、実は奇跡の連続であり、時間は確実に変わりゆくことなど昔は意識しませんでした。次の世代のケイトウと同じように、会うたびに成長している孫からもそんなことを知らされます。
息子さんと青春18きっぷの使いまわしができることも、とても幸せなことですね。明日は小さな旅を堪能してきてください。大村線には2003年の12月に行ってキハ66に乗れました。
なんとか、今年いっぱい続けられるよう努めますので、よろしくお願いいたします<(_ _)>