お菓子の「黒かりんとう」(「黒糖かりんとう」とも言います)の話です。今年に入ってから犬糞の話ばかりしてきたので、また「その方面」の話と思われるかもしれませんが、そうではありません。コロナ禍で旅に出る機会が減ったこの3年ほどの間、「いったん家を出れば、そのものが旅」を標榜する者として、最もよく出かけた目的は生活に欠かすことができない買い物であって、目的地は地元のスーパーやドラッグストアでした。そこで購入した「黒かりんとう」の袋の画像を保存(袋本体は廃棄)していますので、今回はその画像を集合させてみました。。。。
「かりんとう」は昔ながらの菓子で種類も豊富ですが、お遊びなので
・売価100円(税込108円)以下の商品に限る
・「黒かりんとう」に限る
というルールを設けて、買い物に行ったついでに購入しました。その結果、約3年間で「黒かりんとう」が20種類以上買えました。価格を限定したので、ほとんどが大手スーパーやドラッグストアのPBブランドか、菓子問屋が展開する均一価格シリーズの商品になりました。
今回は、その袋の画像(表だけ)をアップするとともに、袋の裏面に記載された販売元や製造元、内容量など比較しながら、わかったことなどを書いていきます。なお、袋の裏面に記載された内容量と購入日付と売価、購入店名(支店名等は省略)は記録していますが、私は味覚音痴なので、「かりんとう」本体に興味があるわけではありませんから味の記録はしていません。太い細いとかの形状や色の濃淡くらいは記録したほうがよかった?かもしれませんが、それらもあいにく記録していません。
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東京都豊島区にある山脇製菓(株)の「極上黒糖かりんとう」
製造所は滋賀県東近江市にある滋賀工場となっています。
内容量: 125g
購入データ:¥98 ドラッグストア クリエイトSD 2022.11.20
(購入データは、購入価格〈特記以外税抜価格〉・購入店・購入日の順 以下も同じ)
商品名に「極上」とあり、味覚音痴な私にもハイレベルな商品に思えました。ネット通販サイトを覗いてみても、ふつうは100円以下では買えない商品のようで、メーカー希望小売価格から言えば、この企画に登場すべきものではないでしょう。しかし購入したドラッグストアでは、この商品を期間限定で100円を切るディスカウント価格で販売していたのを幾度か確認しています。先月にも同じ値段で売っていたので、今も家に1袋ストックがあります。
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特定のスーパーやドラッグストアのPBブランドで販売されるものは、販売元とは別に製造元が併記されていることが多いようです。
左・購入データ:2021.10.5 ¥98 GENKY 内容量:135g
右・購入データ:2022.2.8 ¥98 GENKY 内容量:135g
上の2つは、ドラッグストア「GENKY」で購入したものです。
左右とも売価・内容量も同じで販売者は「ゲンキー(株)」。「Kanmiya」のブランド名が入っていますが、これは「GENKY」のPBブランド名ではないかと思われます。どちらも製造所は、いちばん上の画像「極上黒糖かりんとう」と同じ「山脇製菓(株)滋賀工場」となっていました。原材料名表示中、「黒糖」が右の方だけ「(中国製造)」と明記されていました。購入日が数か月ずれていますので、その間に仕様変更もしくは表示基準の変更があったのかもしれません。JANコードは異なっていました。
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「山脇製菓(株)滋賀工場」製造の商品は他店舗にもありました。
左・購入データ:2022.1.1 ¥99 メガドンキホーテUNY 内容量:140g
右・購入データ:2020.1.4 ¥98 ホームセンターアント 内容量:135g
左は「メガドンキホーテUNY」のPBブランド「情熱価格」商品で、製造者名に「山脇製菓(株)滋賀工場」とありました。
右は「JCCグループ」の均一菓子「お買い得気分」の商品です。こちらは「販売者(株)ジェーシーシー」「製造所 山脇製菓(株)滋賀工場」となっていました。「JCCグループ」は、オフィシャルサイトによると菓子卸7社が共同出資したお菓子の企画会社とのことです。
ここまで5商品が「山脇製菓(株)滋賀工場」で製造された黒かりんとうでした。同じ製造元でも、販売元は多岐にわたるようです。
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次は愛知県安城市の「山田製菓(株)」のかりんとうです。
左・購入データ:2021.2.12 ¥89 お菓子の里 もりや 内容量:130g
右・購入データ:2020.2.19 ¥98 カネスエ 内容量:155g
左の購入店「お菓子の里 もりや」は菓子問屋さんが東海地方で展開する小売店舗です。
右は、スーパー「カネスエ」で購入したもので、見にくいですが袋の左上に小さく「Kanesue」と表示されており、PB商品であることがわかります。両者ともに製造者は「山田製菓(株)」と袋の裏面に記載されていました。左右同じ製造所ということになりますが、両者の購入時期は1年ほどズレています。
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「山田製菓(株)」のかりんとうは、今年になってから、ほかに2種類購入しました。
左・購入データ:2023.2.1 ¥73 ラ・ムー 内容量:95g
右・購入データ:2023.2.1 ¥82 ラ・ムー 内容量:125g
左右ともに、ディスカウントスーパー「ラ・ムー」で同時購入したもので、袋裏面表示の製造所はどちらも「山田製菓(株)」ですが、左だけが、「販売者(株)エヌエス」となっています。「(株)エヌエス」は大阪市淀川区にある菓子卸の会社みたいです。右のほうには販売者の表示はなく、製造者イコール販売者だと思われます。
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上の画像の黒かりんとうを買ったディスカウントスーパー「ラ・ムー」では、それから約3年前にも2種類の黒かりんとうを同時購入していました。そのとき売っていた黒かりんとうは上の画像にある商品とは違って「ラ・ムー」などを展開する大黒天物産(株)のPBブランド「D-PRICE」商品でした。
左・購入データ:2020.3.17 ¥65 ラ・ムー 内容量:135g
右・購入データ:2020.3.17 ¥88 ラ・ムー 内容量:190g
左右ともに、販売者名が「(有)ディープライス DAX9」とあり、製造者や製造所の記載はありませんでした。
(左の袋のほうが大きいように見えてしまいますが、画像を別々に撮影したからそう見えるだけです。)
左は売価65円と、今回の企画中で最安なくせに、(当時の)他店の100円以下商品の標準的な内容量と同等の135g入りでした。右は(当時の)他店の100円以下商品のなかでも内容量は最大級で190g入り。しかも売価88円と安価でコスパは最強でした。
こうして同じ店舗でも、わずか3年間で置いてある商品は変わっていきます。「ラ・ムー」での2回の購入例では、売っていた製品が異なるので単純比較はできませんが、昨年来の急激な物価高の影響が確実に売価と内容量の関係に現れているように思えます。値上げしにくい均一菓子の多くは、現在は内容量が減っているだろうことが容易に想像できます。
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今回は11種類の袋を紹介しました。次回に続きます。
この記事へのコメント
なはっこ
しなの7号
毎度毎度のくだらない記事へお付き合いくださり、ありがとうございます😉
やくも3号
こんにちは。
かりんとう界も犬糞看板と同様に一手に引き受けている企業があるということですね。
なぜ工場が東近江にあるのかはわかりませんが・・
私は犬の散歩中におもむろにポリ袋からかりんとうを出して食べて見せたり、犬糞看板の周囲にかりんとうをばらまくことはいまだに達成できずにいます・・・
しなの7号
そもそも、やくも3号様から数年前の「犬の散歩中におもむろにポリ袋からかりんとうを出して食べてみたい」という内容のコメントがなければ、私がかりんとうを購入する気にならなかったと思います。このような企画も、あのコメントがなければやれなかったでしょう。
犬糞看板巡りも、やはり読者様からいただいた一通のメールが動機で始めたことでした。考えてみれば、突き詰めていくと、どんなコトでも勧められたわけでもないのに、始めるきっかけを作ってくれた人が必ずあるように思います。