引き続き、直近約10年間に買った茶葉の画像をお目に掛けることにします。
食に関してまったくこだわりがない私のことなので、茶葉の良し悪しについてはわかりません。お茶の種類や流通などについての知識もゼロなので、Wikipediaから引用(引用箇所は『』で表示)して茶葉の勉強をしながら進めています。お茶自体の感想を問われてもさっぱりわからない味覚音痴なので、これからが勉強です。その点をご承知願います。
左・中:販売者・製造所・名称・原材料名 すべて不明
(佐賀県 嬉野茶)
右:製造者 佐賀県武雄市 (有)原製茶園
名称 玉緑茶
原材料名 緑茶(国産)
この3つは、すべて戴き物で『佐賀県南西部の嬉野市から、長崎県東彼杵町にかける地域で生産される』嬉野茶です。左と中央の袋は、贈答用セット物の一部なので、個々の袋裏面に単品のように販売者・製造所・名称・原材料名の表示がなく、それらがわかりません。
中央の画像には「白折」という文字が見えますが、「白折」については、このあと「茎茶」の説明文に出てきます。右は名称「玉緑茶」とあり、調べてみると『煎茶等の葉が細長い針状の形をしているのに対して、まが玉のような形状をしているのが特徴である。製法により釜炒り製と蒸し製とに分かれる。嬉野市を代表的な産地とする』とのこと。上の画像がその「玉緑茶」の茶葉です。まっすぐな針のような形の煎茶とは違い、丸まっているのがわかります。
左:販売者 大阪府東大阪市 (株)宇治和束園
製造所 ―――
名称 茎茶
原材料名 緑茶(日本産)
右:販売者 大阪府東大阪市 (株)宇治和束園
製造所 静岡県菊川市 (株)丸松製茶場
名称 粉茶
原材料名 緑茶(日本産)
左右とも、前編の冒頭に出てきた(株)宇治和束園が販売している商品ですが、左のほうには製造所の記載がありませんでした。画像の袋には「かりがね」の文字が大きく書かれています。裏面の名称欄には「茎茶」とありました。
「茎茶」は『茶の若枝、茶葉の柄、新芽の茎を混ぜて作られる。芽茶、粉茶とともに出物と呼ばれ、荒茶から煎茶を製造する過程で取り除かれた部分から作るものである。需要と供給の極端なアンバランスのため価格が安く、そのため「二級品」とされがちであるが、甘味・旨味・香り成分は葉よりもむしろ茎の方が豊富であり、茶の抽出源として優れた面も多い部位である。玉露や高級な煎茶の茶葉から作られた茎茶のことを特に雁ヶ音(かりがね)、白折(しらおれ)と呼び、玉露の旨味と茎茶独特の風味から珍重される。』というモノだそうです。
右の「粉茶」は前編でも出た名称なので説明は省略しますが、画像の袋に「お寿司屋さん あがり一丁」という文言が見えます。寿司屋で出る濃いお茶は粉茶が多いようですね。『熱い湯で短い抽出時間で手早く淹れることができ、味も強いため、寿司の後味を消し口の中をさっぱりさせる目的で、寿司屋のアガリとして出される茶の定番となっている。』ということです。
左:製造者 岐阜県高山市 (株)なべしま銘茶
名称 深むし茶
原材料名 緑茶(国産)
右:製造者 岐阜県高山市 (株)なべしま銘茶
名称 番茶
原材料名 緑茶(国産)
飛騨方面に出かけたとき、左右同時に購入した同一メーカーの製品です。「深蒸し茶」「番茶」とも前編の他社製品のところで既出の名称です。
左:製造者 愛知県豊橋市 翠茗園岡本製茶
名称 煎茶
原材料名 茶(国産)
中:製造者 愛知県田原市 農業生産法人 磯田園製茶(株)
名称 煎茶
原材料名 緑茶(国産)
右:製造者 愛知県田原市 農業生産法人 磯田園製茶(株)
名称 煎茶
原材料名 緑茶、緑茶粉末(国産)
三河方面に出かけたときに購入したもので、製造者が同一((中央と右の画像)のものは同時購入しました。
3者の原材料名は、すべて違っていますが、その違いが私にはわかりません。そもそも、メーカーによって原材料名は「緑茶」「煎茶」「茶」など種類がありますが、煎茶は緑茶の範疇で、その緑茶は茶の範疇のように思うのですが? 単なる表示方法の違いに過ぎないのかもしれません???
右のほうは原材料名に「緑茶粉末」が含まれますが、『粉末茶とは、煎茶や玉露の茶葉を粉末状に加工した緑茶の一種。似たものに粉茶があるが、粉茶は煎茶の製造過程で発生するものを集めて利用しているのに対し、粉末茶は意図的に粉末状に加工していることに特徴がある。』とありますので、粉茶と粉末茶はまったく違うものであるということです。
左:販売者 名古屋市南区 (有)お茶の松月園HTS
製造所 ―――
名称 くき茶
原材料名 緑茶(国産)
右:製造者 名古屋市守山区 (株)ダイコク
名称 煎茶
原材料名 緑茶(国産)
左のほうは「くき茶」です。そういえば、「茶柱が立つ」と縁起がいいと言われますが、茶柱は茎ですから茎茶や番茶のような安いお茶でないと、茎は入らないのですね。
左:製造者 三重県多気郡多気町 (株)川原製茶
名称 茎茶
原材料名 緑茶(三重県産)
右:製造者 名古屋市西区 (株)嘉木園KS
名称 抹茶入り深蒸し茶
原材料名 茶、抹茶 (国産)
左は画像にあるとおり「深むしかりがね」とあります。しかし裏面表示の名称には「深蒸し」の文言はなく、単に「茎茶」とありました。右のほうは画像に「極(きわみ)蒸し緑茶」とあります。Wikipediaに「極蒸し」というワードで該当がありませんでした。袋裏面には「通常より丁寧に時間をかけて蒸し上げた深蒸し緑茶にお抹茶をブレンドしました。」とありましたので、つまりどちらも深蒸し茶ということだと思います。
左:製造者 京都府綴喜郡宇治田原町 まみち園西川製茶場
名称 番茶
原材料名 緑茶(国産)
右:加工者 静岡市駿河区 (有)杉山剛士商店
名称 煎茶
原材料名 茶(国産)
画像左に「青柳」とありますが、Wikipediaに「青柳」というワードで該当がありませんでした。それでもお茶屋さんの複数のオフィシャルサイトの記述から、青柳茶とは、番茶 川柳茶 荒茶とも言われるとありましたので、番茶ということのようです。
以上、まったくお茶に関してはド素人の私がお茶の勉強をした記録でした。繰り返しますが文中の二重かぎ括弧『』内はすべてWikipediaからの引用です。思い違いをしている部分もあると思いますが、なにとぞご容赦願います。
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