2014年に沖縄へ行きました。そのとき家飲み用として泡盛の紙パック製品を買って以来、晩酌用の酒としてそれまで購入していた日本酒と焼酎の紙パック製品を買うのを中断して、泡盛の紙パック製品を沖縄の某スーパーの通販サイトで購入していた時期がありました。瓶よりも軽くて嵩張らず送料が割安になりますので、1年に2回程度の頻度で基本的にアルコール分30度の1.8リットル紙パック商品に絞って一回に5本ずつ、なるべく多くの蔵元の多くの銘柄を集めようという意図を持って注文しました。今回はその泡盛紙パックの画像をアップしました。
一部に沖縄からの通販によらず、地元の酒類量販店で購入した製品を含んでいます。
◆沖之光
宮古島市 沖之光酒造合資会社
◆ワイドー宮古島
宮古島市 沖之光酒造合資会社
◆宮の華
宮古島市(伊良部島) 株式会社宮の華
◆ニコニコ太郎
宮古島市 池間酒造有限会社
上の画像の4本は宮古島市にある会社の製品です。ユニークなネーミング商品も見受けられます。「ワイドー」とは宮古島の方言で「頑張れ」という意味なのだそうです。「ニコニコ太郎」は、メーカーさんのオフィシャルサイトには「ニコニコと楽しいコミュニケーションドリンクであってほしいという蔵元の願いがこめられている」のだそうです。
◆菊之露
宮古島市 菊之露酒造株式会社
◆多良川
(本社)宮古島市 株式会社多良川
◆多良川
(本社)宮古島市 株式会社多良川(工場)南城市
上の画像の3本も宮古島にある会社の製品ですが、右の白い紙パックの「多良川」だけは、宮古島市の本社所在地のほかに、南城市(沖縄本島)の工場所在地も明記されていました。
◆請福
石垣市 請福酒造有限会社
◆八重泉
石垣市 有限会社八重泉酒造
◆瑞穂
那覇市 瑞穂酒造株式会社
◆首里三箇
那覇市 瑞穂酒造株式会社
上の画像のうち、左2本は石垣島の蔵元の製品です。
右の2本は沖縄本島那覇市の同じ蔵元の製品です。今回アップした紙パックの中で、この蔵元の2本以外は「琉球泡盛」と表示されているのに対し、この蔵元の2本だけは単に「泡盛」という表示でした。その瑞穂と首里三箇の紙パック裏側の表示を見ますと、
名称「台湾産泡盛」・原材料名「米こうじ(台湾産米、タイ産米)」
とあり、この2本以外の紙パック裏側の表示は
名称「琉球泡盛」・原材料名「米こうじ(タイ産米)」
と違いがあることがわかりました。紙パック裏の表示部分のアップです。
上から請福・八重泉・瑞穂・首里三箇の順
そういうことには無知でしたが、原材料名に台湾産の米が入ると、「琉球泡盛」とは言わないのですね。台湾産の米を使ったことについて、瑞穂の紙パック裏に説明書きがありました。
あえて台湾産の米を使うことで、個性を持たせてあるということのようです。
ところで、泡盛にはタイ米を使うのが常識のようです。沖縄県酒造組合のオフィシャルサイトに、その理由が書かれていました。
◆響天
那覇市 久米仙酒造株式会社
◆久米仙
那覇市 久米仙酒造株式会社
◆久米仙(グリーンパック)
那覇市 久米仙酒造株式会社
◆久米島の久米仙
島尻郡久米島町 株式会社久米島の久米仙
上の画像は製品名または製造会社名に「久米仙」の文字が入っています。しかし左の3本の会社所在地が沖縄本島の那覇市であることは、ちょっと意外。一番右の「久米島の久米仙」だけが久米島にある蔵元で、別法人らしいです。回りくどい商品名や法人名にしないと区別ができないという事情なのでしょうか。
◆まさひろ
糸満市 まさひろ酒造株式会社
◆海人
糸満市 まさひろ酒造株式会社
◆忠孝
豊見城市 忠孝酒造株式会社
◆夢航海
豊見城市 忠孝酒造株式会社
上の4本は沖縄本島南部にある2蔵元の製品です。
◆瑞泉
那覇市 瑞泉酒造株式会社
◆六代目かりゆし
(本社)沖縄市 合名会社新里酒造 (工場)うるま市
◆青の島
中頭郡西原町 株式会社石川酒造場
上の3本は沖縄本島中部~南部にある蔵元の製品です。
◆轟
名護市 ヘリオス酒造株式会社
◆島風
中頭郡西原町 株式会社石川酒造場
◆赤松藤
国頭郡金武町 崎山酒造廠(代表者/崎山和章)
上の3本もすべて沖縄本島の蔵元の製品です。「島風」は、その上の画像がある「青の島」と同じ南部の蔵元。「轟」と「赤松藤」は本島北部にある蔵元の製品です。
◆美しき古里(古酒)
国頭郡今帰仁村 有限会社今帰仁酒造
◆美しき古里(古酒20%ブレンド)
国頭郡今帰仁村 有限会社今帰仁酒造
◆美しき古里(淡麗)
国頭郡今帰仁村 有限会社今帰仁酒造
上の3本は、沖縄本島北部にある同一会社の製品で、それぞれタイプが異なる製品です。味覚音痴な私には、比較の対象は味覚ではなく紙パックのデザインでしかないのが、もったいないことです。
この3本も含め、ここまで紹介した紙パック泡盛28本は、すべてアルコール分30度の製品です。
泡盛には、アルコール度数が30度以外の製品は多数ありますが、以下の3本は沖縄本島中部にある同一会社の製品で、それぞれアルコール度数が異なる製品です。
◆残波(黒)30度
中頭郡読谷村 有限会社比嘉酒造
◆残波(白)25度
中頭郡読谷村 有限会社比嘉酒造
◆残波 20度
中頭郡読谷村 有限会社比嘉酒造
沖縄に行ったときに家飲み用として泡盛の紙パックを買ったのが、左端の「残波」(黒)でした。通称は「ザンクロ」だそうで、それに対して25%の残波(白)は「ザンシロ」なのだそう。その違いは紙パック裏に書いてありました。20度の裏面画像は所在不明(撮影漏れ?)で特徴はわかりません。
以上が直近9年間に飲んだ泡盛です。毎度申し上げているとおり、味覚音痴でこだわりはないのですが、何種類も飲んでいると、好みの銘柄は出てきます。この中で残波の「ザンクロ」だけはリピート購入していました。クセのない飲みやすさがあったためです。しかし通の方に言わせれば、ホンモノの泡盛らしさがないと言われるだろうと思います。
飲み終わった紙パックは画像に残してすべて廃棄しました。どのみち、私としては飲酒の習慣自体を見直しつつあるので、今後はこうした酒類の紙パック画像が増えることがほとんどなくなる?はずですから、もうこういう記事はできません。しかし30年間に集めた日本酒ラベルはかなりの数になり、今も廃棄していませんので、日本酒ラベルの記事は今後も作ると思います。
この記事へのコメント
うさお
最近はコンビニでコーヒー泡盛などが美味いと言って売れているようですが、私はワンカップを買う事が多いですね。
ちなみにイムゲーという泡盛なのかな?も美味しいですよ。
しなの7号
一般に紙パックのような安酒は、スーパーや酒類量販店などで買いますから、泡盛にしても、沖縄の観光地や空港売店など旅行者相手の店とか物産展では販売していないんじゃないかと思います。
泡盛コーヒー・イムゲーとも存じませんでしたので飲んだことがありません。そのうちに・・・と言いたいところですが、2週間ほど前に「医師の許可があるまでアルコール類は控えてください」と言われているような身でして😢😰🤪
うさお
沖縄のファミマでコーヒー泡盛は売っていますよ。ローソンも追従しているという話も・・・・
しなの7号
情報提供ありがとうございました。そのうちに・・・と言いたいところですが、おそらく沖縄へ行くことはこの先なさそうな気がします。
昨日も新作ラベルのカップ酒2本を仕入れてしまいました。今は仏壇に供えてありますが、飲めるのはいつ😥😒😵💫
うさお
飲みたくなってきました・・・・
しなの7号
飲みたいときに飲めるのは幸せなことです。飲めない時にそれに気付きます。