【1502】  変なコレクション28: ミルキードリンク・ミルキーチョコレートの紙箱

先月は不二家ミルキーの紙箱のことを書きましたが、今回はペコちゃんが箱絵に使用されたドリンクとチョコレートの空き箱のことを書いていきます。

はじめにミルキードリンクから

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ミルキードリンクはミルキー味の飲料で、2枚の画像は、どちらも200ml紙パックです。デザインが異なりますが、発売されていた時期による違いです。左は賞味期限2000年1月、右は2002年10月でした。どちらも側面に表示された品名は「清涼飲料水」です。

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ドリンクには、「ミルキー」の名称がないながらも、ペコ・ポコのキャラが使用された派生商品がありました。ほんの一時期の一部の商品しか購入していませんが、「いちご・オ・レ」と「カフェ・オ・レ」各2種ずつ画像が残してあります。
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上はどちらも賞味期限1999年8月で、側面に種類別「乳飲料」と表示されていました。
販売者は株式会社不二家ですが、製造所はチチヤス乳業(株)と印字がありました。

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下はどちらも賞味期限2000年1月で、側面の表示は品名「清涼飲料水」となっていました。
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販売者は株式会社不二家ですが製造所の記載はなく、3つのアルファベットによる記号が印字されているだけでした。
こうした表示の違いは、なぜなのか私にはわかりませんが、原材料名や成分表の数値は上の賞味期限1999年8月のものとは微妙に異なっていました。
そういうことは、当時も今も気にしていませんが、箱絵のペコ・ポコを並べると、たいへんほほえましく思うばかりです。やっぱりペコ・ポコはペアであってほしいものです。

以上のドリンクの箱は画像撮影の後で廃棄しましたので、手許にはありません。ところでミルキードリンクには缶入りもあったので、長い間ペン立てにして使用していたのですが、これも廃棄しました。その画像が見つかりませんので、廃棄前に撮影しておくのを失念したようです。

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続いて、ミルキーチョコレートです。

ミルキー関連商品の中で、ミルキーチョコレートは他の派生商品よりもメジャーで、今でもスーパーなどでよく見かけます。ミルキーチョコレートの紙ラベルや紙箱は、平成初期あたりから20年間くらいのものが保存してあります。

まず、紙箱を展開した状態の画像を年代順に紹介します。
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上の画像ですが、上下の印刷方向が逆になっています。左の「100円」と印刷されているほうが古いものです。デザインも少し違いますが、デザインの違いはあと回しとして、ここでは紙箱の構成の違いを見ていきます。上の2つはいずれも横から開封する方式で、右側裏面に指を引っ掛けるための半円状の切込みが設けられています。

時代が進むと、上面から直接開封するフタ付きになりました。上面には印刷部分がない白地部分があり、この部分はフタに糊付けされ周囲に入った切り込みが入っています。最初にフタを開けるとき切り込みが破断して、フタの裏面にくっついてきて開口部となる仕組みになっています。のちに、フタの形状が変化し、開口部が大きくなりました。
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続いて時代とともに変化していく箱絵のデザインをもう少し細かく見ていきましょう。

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上の画像は左上→右上→左下→右下の順に発売された時代が新しくなっています。左上→右上→左下までは賞味期限が箱に印字されていないころのモノなので、正確な発売時期が特定できませんが、すべて1990年代の製品だと思われます。右下の画像から賞味期限の表記が箱に直接印字されるようになり、1998年12月となっていました。

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上の画像
左上(賞味期限1999年3月)・右上(賞味期限2000年4月)
左下(賞味期限2001年5月)・右下(賞味期限2002年5月)

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上の画像
左上(賞味期限2005年9月)・右上(賞味期限2005年11月)
左下(賞味期限2011年3月)・右下(賞味期限2013年10月)
上の画像の右上の製品から、上面から直接開封できるフタ付きになっています。左上の製品は従来からある横から開封する方式です。この2つは賞味期限が2か月しか違っていませんので、2005年前半までに箱の構造が変わったものと想像できます。

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ミルキーチョコレートには、ミルキーやミルキードリンク同様に派生商品が発売されました。

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上の画像
左上:ミルキーチョコレートいちご(賞味期限2010年8月)
右上:ミルキーチョコレート宇治抹茶(賞味期限2011年1月)
左下:ミルキーソフトクリームチョコレート(賞味期限2011年2月)
右下:ミルキークリームプリンチョコレート(賞味期限2012年2月)
こういう派生商品は、特に限定商品と謳われていなくても1シーズン限りで姿を消すことが多いようで、復活しても箱のデザインが変わります。

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上の画像
左上:ミルキーパフェチョコレート(賞味期限2013年2月)
左下:ミルキーチョコレートハッピーローラ味(賞味期限2013年6月)
右 :ミルキーチョコレート(賞味期限1998年2月)

ミルキーパフェチョコレートはマンゴーパフェとストロベリーパフェの2つの味が楽しめる商品。
ミルキーチョコレートハッピーローラ味とは、何なのかさっぱりわかりませんでしたが、日本食糧新聞のサイトに、発売当時(2012年9月7日)の記事が公開されていたので判明しました。その記事によれば、「ミルキー61年の歴史で“ペコちゃん”以外で初めて商品パッケージに人気モデルでタレントのローラが登場」ということなのだそう。ネーミングの由来はそういうことかとわかりましたが、どのような味なのかは書いてありませんでした。それでも箱(フタ部分)には「バナナ??」とあり、箱裏面には原材料名「バナナソース」とあったので、バナナ味ということだと思いますが、例によって味については何もコメントできません。この商品には「今だけの限定だよっ‼」と、限定商品であることが表示されています。
右の青い縦型の箱のミルキーチョコレートは、箱表面に「おいしいミルクを閉じ込めた、ペコちゃんのカタチのかわいいチョコ」と書かれており、箱絵のペコちゃん全身と同じ形をした大きいチョコレートが1つだけ入った商品で、チョコレートの中には、通常のミルキーチョコレート同様にミルククリームが入っていたのでした。

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ミルキーチョコレートとは別に「ミルキーチョコボール」もありました。
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この商品は、小粒のミルキーをチョコレートで包んだもので、商品名称は「チョコレート」でなく「準チョコレート菓子」となっています。上の4種の画像のうち横型の箱だけは購入時期が異なり、縦型の箱3つは同じ時期に購入したものですが、賞味期限表示が箱にないので、購入時期は不明です。
左から「ミルキーチョコボール」「バナナミルキーチョコボール」「いちごミルキーチョコボール」と、味違いになっています。内容量は4つとも30gで同じですが、上段の横型の箱のサイズは下の3つとは違い、やや細長い形状です。
「ミルキーチョコボール」は、開け口にペコちゃんの絵が印刷されていると「当たり」で、それを5枚集めると「ペコちゃん秘密の宝箱」がもらえるとされており、これは森永のチョコボールを意識したものだろうと思えます。

 
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「ミルキーチョコレート ペコポコクランチ」と「ミルクパフィ」
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この4つの箱の大きさ・形状ともまったく同じでした。売価は不明ですが、右端と右から2つめの箱には90円の値札が貼られたままです。名称は「チョコレート」でなく「チョコレート菓子」となっています。
左端が「ミルキーチョコレート ペコポコクランチ」(賞味期限2002年2月)です。モルトパフ入りのミルククリームがミルクチョコレートで包まれています。「ペコポコ」と名乗るくせに箱にポコちゃんが見当たりません。しかしチョコレート本体には、ペコちゃんとポコちゃんの顔が並んでデザインされていました。
その右の3つの箱が「ミルクパフィ」で、チョコレートは二層構造で、上層がミルクチョコレートで下層がサクサクパフ&コーンフレーク入りホワイトチョコレートという構造です。
左から2つめの大きなペコちゃんがいる箱は賞味期限2002年11月で内容量27g。同じ「ミルクパフィ」みたいですが、右端と右から2つめの箱とはJANコードが違っています。右端と右から2つめのほうは、いずれも賞味期限2002年8月で内容量34gとなっていました。JANコードも同じになっていることから、単に箱の色違いにすぎないようです。

 
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以上でミルキーチョコレート・ペコ・ポコキャラ関連の紙箱コレクションは終わりです。
ところで、昨年「【1489】変なコレクション22:日本酒の紙パック」の冒頭で「年齢とともに健康上の配慮をせざるを得ないようになったこともあって、10年ほど前からアルコール量を減らすとともに醸造酒から蒸留酒への移行を促進」したと書きましたが、菓子類やインスタント食品などの摂取量についても大幅に減らしましたので、以後の菓子類空き箱コレクションはごく一部の商品に限定しました。今回の記事からもお判りになると思いますが、約10年前までの画像しかなく、菓子類のコレクションはほとんどが、その時点で終了した格好になっています。来月以降もチョコレート関連の紙箱コレクション記事は継続する予定ですが、今回同様に、ほとんど約10年前までの商品で構成することとなります。

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