【1506】 中央西線名古屋口の211系を偲ぶ(4)

今月は季節感が多少なりともある211系の画像を春から順にご覧いただくことにしました。桜花とのコラボは先月ご覧いただきましたので、除外しました。

▼2009年3月26日 新守山~大曽根
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矢田川です。このころは名古屋市内に通勤していましたので、いつも車窓からここの菜の花を眺めていました。

▼2019年4月18日 春日井~勝川
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地蔵川の対岸に菜の花が咲いていました。

▼2014年4月11日 高蔵寺~神領
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内津川放水路。

▼2011年4月27日 春日井~勝川
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桜の花が散り果てると沿線の家々の庭ではハナミズキの花がいっせいに開花します。

▼1994年5月2日 高蔵寺~神領
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30年前の5月の大型連休中の撮影です。今でもこの区間にはわずかに田んぼが残っていますが、レンゲソウは見かけません。また、田起しや田植えの時期が早まったようにも思えます。211系のパンタグラフは、まだ菱形です。

▼2008年5月4日 新守山~大曽根
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一番上の画像と同じ矢田川で、それより1年前の撮影です。この年にはポピーの花が咲いていました。橋梁下をエスティマがやってきて邪魔くさいと思ったものですが、今となれば、211系ともども、その時代の日常が表現される結果となりました。

▼2012年5月21日 春日井~勝川
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初夏に咲く黄色の花はオオキンケイギクか?。そうだとすれば特定外来生物になるわけですが、線路端や道端でよく見掛けるようになりました。列車や自動車によって種子が運ばれて生育範囲が広がっているのでしょう。

▼2010年7月27日 春日井~勝川
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暑い夏の日、息の詰まる職場を昼休みに抜け出して誰もいない公園の木陰で一服。青葉茂る桜並木の向こうを走り去る211系の走行音に癒されていました。

▼2022年10月11日 定光寺~高蔵寺
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これも線路端や道端でよく見るセイタカアワダチソウで要注意外来生物に指定されています。こちらは昭和の時代からよく見かけます。昭和のころは列車のトイレから肥料?が散布されていたので増殖したというわけでもないのでしょうが、草丈が高いので、まともな鉄道写真を撮るときには邪魔な存在であったりもします。

▼2012年10月15日 春日井~勝川
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琉球朝顔です。線路端の法面や、線路沿いに設置されたフェンスに絡まっているのをよく見かけます。この場所はよく通りましたが、花期は夏から晩秋までと、ふつうの朝顔より長く、秋に花の数がいちばん多いみたいでした。

▼2022年11月9日 高蔵寺~定光寺
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▼2015年11月16日 春日井駅(春日井踏切)
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秋も深まり葉が色付いてきます。

▼2018年11月28日 高蔵寺~定光寺
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昨秋も315系をこの場所で撮影しましたが、この柿の木は変わっていませんでした。

▼2018年12月29日 神領~高蔵寺
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子供のころは雪が積もると外に出たがりましたが今はそうでもないし、近年は積雪も少なくなって、雪は降ってもすぐに融けていってしまいます。

四季を通じての画像集でした。来月もテーマを設定して中央西線の211系5000番台の日常を顧みる予定です。

この記事へのコメント

  • やくも3号

    しなの7号様 こんばんは。
    以前貴兄が、『この桜と来年咲くであろう桜は、同じに見えても異なるものだ』ということをおっしゃっていました。
    菜の花においてもおなじですね。
    菜の花が桜と違うところは、2月~5月と比較的長い期間で見られることでしょうか。

    こちらでは今春より221系が東海道山陽筋で見られなくなりました。
    2024年04月30日 21:06
  • しなの7号

    やくも3号様 こんにちは。
    菜の花も、人も、そしてこの世のあらゆるものにおいて同じことが言えるのではないでしょうか。そのなかでも、桜は長い冬のあと一気に開花し、すぐに散っていくために、特別そういう思いがします。
    線路わきの法面にコンクリ―トなどで保護工が施工され、前年まで見ることができた樹木や草花が見られなくなることもあり、今見ているモノすべてが、今しか見ることがないものだから、その1日1日を大切に…そう教えてくれているようです。
    2024年05月01日 11:50
  • 木田 英夫

    しなの7号様、こんにちわ。最近のコメントの目次からこちらに入りました。

    今見ているもの全ては、今しか見ることがないもの。お茶の世界の「一期一会」に通じるところがありますね。
    今日主役として活躍している、それこそ毎日当たり前のように見られる電車も、何時かは後進に道を譲る日が来るのですから「あの電車は何時でも見れる」といい加減な気持ちで接していると、後で大変なことになりますね。

    何時もありがとうございます。木田英夫
    2024年05月09日 17:18
  • しなの7号

    木田 英夫様 こんばんは
    その時その時を常に大切にするよう心掛ければ、あの列車が廃止、この車両が廃車、この線が廃線・・・そんなことに振り回されることはなくなるでしょう。
    当たり前の日常生活にこそ、その心掛けが重要ですが、確実に時は動いていること、自分も年齢を重ねていることを意識することはけっこう難しいですね。
    2024年05月09日 20:42

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