これまで、不二家のペコちゃん関連とLOOKチョコレートの紙箱を見てきましたが、今回はそのほかの不二家チョコレートと、江崎グリコ製チョコレートの紙箱を見ていきます。いずれも10年ほど前までの紙箱で、現在発売されている製品の紙箱ではありません。
上の画像
(上段左右とも)クレヨンチョコレート
(下段左右とも)シガレットチョコレート
4つとも賞味期限等不明・8本入り
クレヨン型のチョコレートと、シガレット型のチョコレートです。
クレヨンチョコレート左右2つは同時併売されていて、単なるデザイン違いで、年代によるデザイン違いではありません。(中身とJANコードは同じ)
シガレットチョコレート左右2つも同様に、2種類の紙箱で同時併売していたものと思われます。
クレヨン、シガレットチョコレートともに今は見かけません。クレヨンのほうはともかく、喫煙が推奨されなくなった今では、シガレット型の菓子はもう絶滅したかと思えばそうでもなく、チョコレートではないものの、ショートピース似の濃紺色の紙箱入りの駄菓子オリオン「ココアシガレット」を、今でも駄菓子コーナーでよく見かけます。大人になったら喫煙したいな~と思っている子供はたくさんいるのでしょうか。
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子供向けには、クレヨンやシガレットの形を模したチョコレートのほか、絵本やテレビアニメのキャラが使われることもよくあります。不二家では「アンパンマン」のチョコレートが発売されています。「アンパンマン」のチョコレートは今でも見かけますが、ここにアップしたのは一昔以上前の紙箱です。
左上(賞味期限1999年11月)・右上(賞味期限2000年5月)
左下(賞味期限2012年7月)・右下(賞味期限2013年6月)
上段2つは「アンパンマンクリームチョコ」で、イチゴミルク味・ミルクカスタード味・バナナミルク味が各4個で計12個入り。
下段2つは「アンパンマンミニミニチョコレート」で、四角い大型のチョコレート3個と小さい丸いチョコレートが12個で計15個入り。
どれも、ミルキーチョコレートやルックチョコレートと同じ構造の紙箱を使用しているようです。
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左上:マイメロディチョコレート
(賞味期限1999年2月)
左下:メロディチョコレートセレクト(ミルク)
(賞味期限不明)
中央:メロディミルクチョコレート
(賞味期限2000年1月)
右端:メロディセミスイートチョコレート
(賞味期限1999年12月)
「アンパンマン」のほかにサンリオの「マイメロディ」のチョコレート(左上)もありました。
もともと不二家ではマイメロとは関係ない「メロディチョコレート」がかなり前からありました。
左下の「メロディチョコレートセレクト(ミルク)」はメロディを名乗っていますが、箱の形状、チョコレートの形状ともにLOOKチョコレートに類似しています。
昭和の時代からあったメロディチョコレートは、一個ずつに分かれたチョコレートが2列で入った長細い箱でした。画像中央と右端の箱は、1999年ごろの製品で、この形が正統派?のメロディだという気がいたしますが、昭和のころとはデザインが違っていましたので、復刻版ではありません。
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上:エクレアン カスタードクリーム (賞味期限1992年9月)
下:エクレアン チーズクリーム (賞味期限1992年5月)
エクレアンの箱絵にあるへんてこなキャラ。上下の顔を比較すると口の形が異なっています。ほかに「苺ミルク」味があったらしいですが、見たことがありません。
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上段左: KISSいちごのミルフィーユ (賞味期限2002年9月)
上段右: キャロットWITチョコレート (賞味期限1995年7月)
下段 : カントリーマアムチョコレート(賞味期限2013年6月)
私はチョコレートの箱の収集をしていたとは言っても、シリーズ物や定番商品の箱絵の移り変わりに面白味を感じているので、こうした単発商品を積極的に買うことはありませんでした。それでも、上段右にある、にんじんのチョコレートは珍しいと思い興味本位で買いました。β-カロチン配合などと書いてありますが、このあと見掛けたことはありませんので、長続きはしなかったようです。
カントリーマアムチョコレートは不二家の定番商品のカントリーマアム(クッキー)が入ったチョコレートです。裏面に記載された名称は「チョコレート菓子」の分類になっています。「チョコレート菓子」とは、チョコレート生地が全重量の60%未満のチョコレート加工品のことです。つまり、クッキーの比率が大きいということです。
◆「全国チョコレート業公正取引協議会」のサイト↓を見ると、チョコレートの種類別名称がわかります。
https://www.chocokoutori.org/cont3/13.html
商品名は「チョコレート」を名乗っていても、箱のどこかに種類別名称として「チョコレート」「チョコレート菓子」「準チョコレート」「準チョコレート菓子」のうちいずれかが書かれています。
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「チョコレート菓子」などもチョコレートの箱コレクションに含めるのか微妙ですが、派生商品やシリーズ商品のバリエーション中に「チョコレート」以外に「チョコレート菓子」「準チョコレート」「準チョコレート菓子」が含まれるケースが時にはあるので、箱の形状やデザインに類似性があったりしてコレクションとして一貫性が見いだせれば購入して集めていました。
左:ピーナッツ屋柿像蔵(賞味期限2001年12月)
右:アーモンド屋おせん(賞味期限2001年12月)
この2種は、対比が面白いので、準チョコレート菓子ですが購入に至りました。片方しか店舗で見かけなければ買っていない気がします。また箱が以前「【1502】変なコレクション28: ミルキードリンク・ミルキーチョコレートの紙箱」でアップしている「ミルキーチョコレートペコポコクランチ」「ミルクパフィ」と同一構造同一サイズの箱であったということも購入動機の一つになっています。ちなみに「ミルキーチョコレートペコポコクランチ」「ミルクパフィ」はすべて「チョコレート菓子」です。派生元となる「ミルキーチョコレート」は「チョコレート」です。
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ここまでは不二家製品でしたが、続いて江崎グリコ製品に移ります。
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グリコチョコレートの昔からの定番商品といえばアーモンドチョコレートでした。
上段左:アーモンドチョコレート 3本入(賞味期限不明)
上段右:アーモンドチョコレート 4本入(賞味期限2007年4月)
下段 :アーモンドチョコレート 1本入(賞味期限2010年11月)
上段の2つはタバコの箱程度の大きさの箱の縦形。下段は板状のチョコレートが1本入っていました。
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板状になって、割って食べるタイプのアーモンドチョコレートの歴史は長いと思われます。6粒入り板状のアーモンドチョコレートには「Jリーグアーモンドチョコレート」というものもありました。
6種を並べてみましたが、すべて同じサイズの箱で板状6粒入りです。一番上が通常のアーモンドチョコレート(セミスイート)で、その下はすべて「Jリーグアーモンドチョコレート(ミルク)」です。Jリーグステッカー入りと書いてありますが、ステッカーは保存対象ではないので全部廃棄し、どのようなシロモノだったのかは不明です。6種すべての箱の裏には「賞味期限はフィルムに記載しています」と書いてありますが、その包装フィルムも廃棄しましたので、今となってはすべて賞味期限が不明となってしまいました。上から順に数えて2・3番目と4~6番目のJANコードはそれぞれ同一です。すべて6粒入りで箱の大きさも同じですが、箱絵を見るとアーモンドの配置が2・3番目(斜めに1列配置)と4~6番目(2列並列配置)とでは違っていることがわかります。
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グリコのチョコレートではセシルチョコレートも外せません。
一個ずつ銀紙で包まれたチョコレートと、引出し式の紙箱が特徴でした。3種の紙箱がコレクションにあります。上2つの画像(包装銀紙のデザイン違い)は10粒170円のセシルチョコレート《ミルク》、一番下は12粒180円時代のセシルチョコレート《セミスイート》で、すべて購入時期が異なりますが、賞味期限は不明です。コレクターとしては同時期の《ミルク》と《セミスイート》を同時に購入しておくべきでしたが、スーパーに両方置いてなかったり、価格的に両方同時購入するには躊躇したという原因がありそうです。
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セシルチョコレートの紙箱と個包装を共用した?と思われる製品もありました。
上段はアーモンドチョコレート「フライド」《マイルド》
板状だったアーモンドチョコレートにも個包装を採用した商品が加わったのです。しかし引出し方向がセシルとは左右逆になっています。裏面に「賞味期限」と白抜き文字で印刷されていたものの、年月は印刷されていませんでしたので、包装フィルムに年月だけが印刷されていたはずですが、フィルムは廃棄していますので、いつ頃の製品か不明です。
下段は「アフロス」
箱裏面に「世界中から選びぬいたカカオ豆だけを特別にブレンドしつくりあげたチョコレートの芸術品」「10粒200円」と表示されていましたので、上級製品ということなのでしょう。
こちらも箱には賞味期限表記がありませんでした。
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単発的に発売される製品はあまり買いませんでした。それでも今回紹介したように、対比できるデザインの箱の製品が同時発売されると手が出てしまうことがありました。この先は、そういう製品です。
上段:苺チョコレート(賞味期限1991年6月)
下段:葡萄チョコレート(賞味期限1991年6月)
この2つは、「チョコレート菓子」の分類になっています。
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上段:バンホーテンチョコレート ディアカカオ〈クリーミー〉
(賞味期限2008年9月)
下段:バンホーテンチョコレート ディアカカオ〈ビタースイート〉 (賞味期限2008年8月)
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上段:高原牛乳チョコレート(ミルク)(賞味期限1992年5月)
中段:高原チーズチョコレート(チーズムースタイプ)
(賞味期限1992年5月)
下段:高原牛乳チョコレート(ミルク&ミルク)
(賞味期限1993年5月)
この3つは、「チョコレート菓子」の分類になっています。
画像上段と中段の商品名の下端が欠けていますが、箱のデザインが箱側面部分まで一体になっているためです。その翌年に購入した高原牛乳チョコレートの箱が下段で、箱の表面に商品名の文字が収まるようデザインが変更されています。商品名も「(ミルク)」から「(ミルク&ミルク)」にリニューアル?されています。高原チーズチョコレート(チーズムースタイプ)のリニューアル版は見かけなかったので、コレクションにはありません。もしかしたら1年後には販売されなかったのかもしれません。
上段「高原牛乳チョコレート(ミルク)」と中段「高原チーズチョコレート(チーズムースタイプ)」の、側面まで見える画像を、参考としてこの下に再掲として貼っておきます。
この画像をよく見ていただくと、上端と下端に折り目があります。箱の表面を上から見ると、上下折り目部分から端の部分は見えないことになります。
この記事へのコメント
やくも3号
『チョコレート』『チョコレート菓子』『準チョコレート』『準チョコレート菓子』・・
色々と分類があるのですね。
私はアイスクリームの分類『アイスミルク』『アイスクリーム』『ラクトアイス』『氷菓』にはこだわります。
乳脂肪分の高い『アイスミルク』『アイスクリーム』を食しますと、翌日はてきめん、トイレと親戚づきあいになるので、買うのはもっぱら『ラクトアイス』です。
(ラクトアイスの植物油脂に多く含まれているトランス脂肪酸は、「食べるプラスチック」と言われているそうですが・・)
貴兄にお示しいただいています「全国チョコレート業公正取引協議会」のサイトの公正競争規約pdfの39ページにあります、” 金 玉加工物 ” が気になって、今日も寝られそうにありません。
モクセイ科モクセイ属ギンモクセイの変種 ↓
しなの7号
私は冷たいものを食べ過ぎると、てきめんトイレと親戚づきあいになるので、如何なる種類のアイスクリームでも食べることがほとんどありません。なので、そういう分類はまったく存じませんでした。
37ページにもありますね。なかなかインパクトがある名称ですなあ。和菓子のことはさっぱりわかりませんが、ググってみると「錦玉」(きんぎょく)というのが出てきましたので、それのことでしょうか??? ググっていたら、宮崎市にもなかなかのネーミングのふるさと納税返礼品があることにも気付きました⇒「宮崎産のジャンボにんにく」でググる