【1523】 変なコレクション35:KitKatチョコレート紙箱(1)

KitKatチョコレートは、ネスレ日本が製造販売している細長いウエハースが入っているチョコレートです。スーパーの菓子売り場ではよく見かけますし、観光地の土産物売り場ではご当地物があったりします。以前、チョコレートの紙ラベルや紙箱を収集していたころに100円程度の箱入り商品を中心に買い集めていましたが、今はスーパーではミルキー同様に大袋入りでの販売が主流になってきました。大袋入りや土産物店にある大箱入りは収集の対象外としていますので、ここでは200円程度までで売られていた紙箱仕様(一部紙ラベル仕様)のKitKatチョコレートに限った紙箱コレクションを3回に分けてアップしてまいります。

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上: KitKat(賞味期限2024年7月)
下: KitKatオトナの甘さ(深いカカオの香り)
      (賞味期限2024年9月)

上の2つは昨年購入したもので、味違いになっています。赤いほうは昔からの定番で名称は「チョコレート」、黒いほうは「準チョコレート菓子」です。どちらも1枚ずつピロー包装されたミニサイズのチョコレート3枚入りで、チョコレートの形状はウエハース2山で1枚になっています。こういう規格になったのは2011年ごろからでした。
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その個包装(上の画面左)には「キット、○○」というメッセージが印刷され、その裏面(上の画面右)にはメッセージが手書きできるスペースが設けられています。

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こういう規格になるまでの経過をコレクションから見ていきます。
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この画像には展開した状態の紙箱が6種類写っています。すべて100円程度で売られていた商品で、上段左→右、2段目~4段目の順に新しい規格になっていきます。それぞれの規格について解説します。

上段左:
昔ながらのチョコレート包装方式で、ウエハース4山で1枚になったチョコレートを銀紙で包装し、紙ラベルで巻いてあるいちばん古いタイプです。厚紙で組んだ箱ではなく、薄紙のラベルです。以下この様式を「ラベル式」と記載します。

上段中:
ラベル式から進化して、これ以後は厚紙製の箱入りになっています。紙箱は表面上端部から開封できるようになっており、以下この様式を「上開封式1」と記載します。

上段右:
紙箱表面の右隅に切り込みを設けて右側面からチョコレートを取り出す方式。チョコレートはウエハース2山ずつに分割された個包装2袋入りになりました。以下この様式を「右開封式2」と記載します。

2段目:
紙箱表面の右側に切り込みを設けて右側面からチョコレートを取り出す方式。これ以後チョコレートはミニサイズになりました。ウエハース2山のミニサイズ個包装4袋入り。以下この様式を「右開封式4」と記載します。

3段目:
紙箱表面の上端に切り込みを設けて上面からチョコレートを取り出す方式。チョコレートはウエハース2山のミニサイズ個包装3袋入り。以下この様式を「上開封式3」と記載します。

最下段:
紙箱裏面の左端(表面から見た画像の右端裏側)に切り込みを設けて側面からチョコレートを取り出す方式。チョコレートはウエハース2山のミニサイズ個包装3袋入り。以下この様式を「側面開封式3」と記載します。

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KitKatについて、Wikipediaにはつぎのように記載されていました。

「日本では1973年にイギリスのロントリー・マッキントッシュ社と提携した不二家から発売され、CMなどでも「マッキントッシュのキットカット」とうたわれていたが、ロントリー・マッキントッシュ社がネスレに吸収された関係で、1989年にネスレと不二家の合弁企業「ネスレマッキントッシュ」(当時不二家マッキントッシュ→ネッスルマッキントッシュ)を設立し、移管。ネスレマッキントッシュはネスレコンフェクショナリーに社名を変更した後、2010年にネスレ日本に吸収された。」

この歴史が紙箱にも反映されているので、古い順に紙箱の表面と側面、裏面の表記を比較していきます。
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この時代は「ラベル式」で、左右とも表面左上に「Mackintosh's」、側面に「マッキントッシュキットカットチョコレート」と表記され、デザインも同じですが、左(賞味期限不明)は製造元が「株式会社不二家」で、右(賞味期限1992年1月)は発売元「ネッスルマッキントッシュ株式会社」に変わっていました。「Have a break, have a Kit Kat」のキャッチコピーは不二家時代のラベルには記載されていません。

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左右とも「ラベル式」で、それまで表面左上にあった「Mackintosh's」が「Nestle」に変わり、側面の表示は「マッキントッシュ」の文字がなくなって「キットカットチョコレート」とだけ表記されています。「Have a break, have a Kit Kat」のキャッチコピーは、この先も継続します。
左(賞味期限1992年4月)は、表面のデザインが不二家時代から変わっていませんが、右(賞味期限1996年8月)では、白い楕円の中に「Kit Kat」の文字が入った現行と同じデザインに変わっていました。
左は発売元「ネッスルマッキントッシュ株式会社」ですが、右は社名変更により「ネスレマッキントッシュ株式会社」に変わりました。かろうじて会社名に「マッキントッシュ」の名称が残ります。

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(比較に関係ない所在地等の表記はモザイク加工してあります。以下も同じ。)
ここからラベル式から紙箱になるとともに、社名変更により販売者名が「ネスレコンフェクショナリー株式会社」に変わり、紙箱から「マッキントッシュ」の名称が完全消滅しています。
左は「上開封式1」(賞味期限2002年12月)で、表面左上の「Nestle」ロゴの下に波線が付加されました。
右は「右開封式2」(賞味期限2007年12月)で、表面左上の「Nestle」ロゴがさらに変わり、現行のものと同じになりました。チョコレートがウエハース2山ずつに分割された個包装2袋入りになったため、チョコレートの絵が4山から2山に変更され、表面左下に「2Finger×2」と表記されるようになりました。

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左は「右開封式2」(賞味期限2011年8月)です。従来の販売者「ネスレコンフェクショナリー株式会社」が「ネスレ日本株式会社」に吸収合併されたため、裏面には製造者「ネスレマニュファクチャリング株式会社」・発売元「ネスレ日本株式会社」と、2本建ての表記になっています。製造者「ネスレマニュファクチャリング株式会社」は「ネスレ日本株式会社」の製造部門別法人ということのようです。
右は「上開封式3」(賞味期限2012年1月)です。
裏面は製造者「ネスレ日本株式会社」の単独表記になりました。「ネスレマニュファクチャリング株式会社」の表記がないので、この法人も「ネスレ日本株式会社」に合併したのでしょう。

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これは「側面開封式3」(賞味期限2024年7月・記事最上部の画像の再掲)です。
これまで長期間にわたって側面または裏面にあった「Have a Break, have a Kit Kat」のキャッチコピーはなくなっています。その代わりに「キットを、口にしよう。」というコピーがあります。裏面の製造者は「ネスレ日本株式会社」で変更ありませんが、その下に「製造所:「ネスレ日本株式会社(霞ヶ浦工場)」と併記されるようになりました。最新の紙箱は「史上最高」の表記がないなど、この画像とは箱絵デザインが異なりますが紙箱の形態は「側面開封式3」で、裏面の製造者名・側面のキャッチコピーともども変化していないようです。

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ここまで、ポケットサイズともいうべき概ね100円程度で売られている赤い箱の製品の規格など移り変わりについて書いてきましたが、KitKatの味とサイズのバリエーションはとても多くて、期間限定や地域限定商品を中心とした大型のものまであります。その中でポケットサイズの製品については、味違いの紙箱を収集しましたので後日改めてアップします。その他のサイズについては収集対象としていませんが、少しだけありますので、今回アップしておきます。

まず、ポケットサイズを半分にした製品です。
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いずれも50円程度で売られていました。
上:「ラベル式」の半分のサイズ(賞味期限1992年10月)
中:「ラベル式」の半分のサイズ(賞味期限1996年8月)
下:「上開封式1」の半分のサイズ(賞味期限2003年10月)
包装(または紙箱)が長細いのが特徴でしたが、他社の菓子類も含めてポケットサイズの箱入り商品は少なくなっており、枕状のピロー包装のまま売られていることが多くなっていきました。紙箱がなくピロー包装のまま売られているものは「ラベル・紙箱コレクション」の対象外です。

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日本郵便・郵便局とのコラボ商品で、受験生応援企画「キットメール」です。そのまま郵便として送ることができるよう、裏面が郵便宛名欄になっており、表面にはメッセージ欄があるので、画像は紙箱を展開した状態にしました。サイズは郵便はがきに近似してしますが、厚みがあるので郵送する際は定形外郵便の扱いとなります。画像にあるのは賞味期限2009年11月のもので、たぶん発売最初の年のものです。郵便局の窓口に置いたというのが画期的だったそうで、今も受験時期になると新バージョンが現れるようです。
このほか意外性ということでは、三陸鉄道の190円分のキップとして利用できる「 切符カット」なるものも震災応援企画としてあったそうですが、コレクションにはありません。

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左から順に
とろける贅沢 ジャンドゥーヤ(賞味期限2008年8月)
とろける贅沢 宇治抹茶餡(賞味期限2008年9月)
とろける贅沢 旬の味わい林檎(賞味期限2008年9月)
とろける贅沢 薫る紅茶(賞味期限2008年9月)

「とろける贅沢」というシリーズがありました。より細長くなったチョコレートの中はペーストを乗せたウエハースで、2山ずつに分割された2本入りです。紙箱もそれに合わせて細長く「右開封式2」を縦にしたような形状です。この縦長の紙箱を使った「とろける贅沢」は、その前年2007年からあったようで、この下の画像左上に、もう1種「ブランデー&オレンジ」が出てきます。アルコール1%使用となっています。これを含め「とろける贅沢」5種とも名称は「チョコレート菓子」でした。

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左上:とろける贅沢 ブランデー&オレンジ(賞味期限2008年2月)
右上:クッキープラス(賞味期限2009年10月)
左下:クッキープラス全粒粉(賞味期限2010年1月)
右下:クッキープラス全粒粉〈2枚増量〉(賞味期限2010年7月)

クッキータルトとウエハースをチョコレートで包んだクッキープラス。右上は「とろける贅沢」と同じサイズの紙箱で、チョコレートのサイズも同じで2本入りです。下の2つは、紙箱が大きく厚くなり、値段も上がりました。チョコレートのサイズはミニサイズに変わり、左は8枚入り、右は2枚増量で10枚入りです。クッキープラスは3種とも名称が「準チョコレート菓子」でした。

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左:ストロベリーチーズケーキ味(賞味期限2009年10月)
右:ストロベリーヘーゼルナッツ(賞味期限2012年2月)
この2種は名称が「準チョコレート」でした。
KitKatにも従来とは規格と異なる大きさと構造になった紙箱を用いた新製品や限定品が増えてきました。
両方とも、それまで見たことがない箱の大きさで、左の箱は台形です。チョコレート本体の大きさや形状も変わってゆきつつあり、同一規格でのバラエティを楽しむコレクションにはそぐわない商品が派生してくると、そろそろキリの付け時かなと思い始めていきました。

最後に、今回の記事上で「キットメール」以降のKitKatの箱(通常のポケットサイズ以外)を展開した画像を貼っておきます。右上のキットメールがはがきサイズに近似していますので、それと比べることで他の紙箱の大きさと構造がだいたいわかると思います。
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