KitKatチョコレートの紙箱コレクション2回目です。先回は箱のサイズや様式、発売元・製造元の変遷に着目して100円程度のポケットサイズのKitKatチョコレートのうちオーソドックスな赤い紙箱を中心にアップしましたが、今回と次回は、ポケットサイズに多数あった味違い商品の印刷デザインに着目してまいります。
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はじめに、先回分類した「上開封式1」が採用されていた時代の製品から。
◆「上開封式1」の紙箱1
左上:(賞味期限2003年10月)
ミルクチョコレートのハーフサイズ
右上:(賞味期限2002年12月)
ミルクチョコレートのレギュラーサイズ
左下:(賞味期限2002年9月)オレンジ
右下:(賞味期限2003年2月)パイナップル
上の2つは前回アップしたものですが、大きさの比較のための再掲画像です。ハーフサイズは1箱当たりの標準量は21.5gで、レギュラーサイズは、オレンジ味・パイナップル味とも44gとなっています。
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◆「上開封式1」の紙箱2
左上:(賞味期限2003年6月)バナナ
右上:(賞味期限2003年9月)ストロベリー
左下:(賞味期限2003年10月)ホワイト→45g
右下:(賞味期限2004年3月)ダブルベリー
ホワイトを除いて1箱当たりの標準量は44gですが、なぜかホワイトだけが45gとなっており、箱のサイズもわずかに大きくなっていました。また、ホワイトを除き裏面に記載された名称は「チョコレート」ですが、ホワイトだけは名称「菓子」とあり、チョコレートの括りから外れているようです。上の画像では大きさの違いが反映できないのでホワイトとダブルベリーの紙箱を展開して並べた状態の画像を下に貼っておきます。
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この先は一箱2枚入りの「右開封式2」が採用されていた時代の紙箱になります。
「右開封式2」が採用されていた時代には、ポケットサイズのKitKatチョコレートに期間や地域を限定した味違いが続々と出現していました。期間限定商品が翌年以降の同じ季節に仕様を変えて再発売されることもありましたので、この先は勝手にグループ分けをして紹介してまいります。
◆ミルクチョコレート系
下の4種ともに従来からあるミルクチョコレート味の製品ですが、箱のデザインが年代によって変わっていきました。
左上:(賞味期限2005年6月・1枚当たりの標準量21.5g)
右上:(賞味期限2009年1月・1枚当たりの標準量20.5g)
左下:(賞味期限2009年6月・1枚当たりの標準量20.5g)
→キット願いかなう
右下:(賞味期限2011年8月・1枚当たりの標準量18g)
一箱に2枚入りになった「右開封式2」が採用されていた時代は2004年ごろから2011年ごろまでで、かなり長期間に及びます。1枚当たりの標準量は小さくなっていく傾向が見られます。18gになった右下の箱には「サクッサク感UP」とありますので、ウエハースの材質が変わり、軽量になったということなのでしょうか。
左下のゴールドの紙箱には「キット願いかなう」「キットカットで応援しよう」の文字が見えます。今も使われている「キット願いかなう」のフレーズは、このころから使われ出したのかもしれません。
それでもこの系列はすべて名称が「チョコレート」です。しかし、この先に紹介していく期間限定・地域限定モノの多くは、名称が「準チョコレート」が主流になって17~23gと幅がでてきます。
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◆ホワイトチョコレート系1
左上:(賞味期限2005年6月) ホワイト
右上:(賞味期限2006年1月) ホワイト(北海道ミルク)
左下:(賞味期限2006年6月) ホワイト
(カナダケベック州産メープルシロップ)
右下:(賞味期限2007年1月) タカギホワイト ブルターニュミルク
使用した原料の産地を変えるなどして季節商品として半年サイクルで仕様が変わっていったことがわかります。4種とも名称は「準チョコレート」で、右下の「タカギホワイト ブルターニュミルク」では有名スイーツショップのブランドを使用しています。
ホワイトチョコレート系は、手元にあるだけでも8種類あり、それが数年間のうちに、ほぼ年に2回程度季節商品として仕様を変えていたようで、この下はその後半4種類です。
◆ホワイトチョコレート系2
左上:(賞味期限2007年7月) ホワイト(那須高原ミルク)
右上:(賞味期限2008年1月) ホワイト(北海道ミルク)
左下:(賞味期限2008年9月) ホワイト(ミッドナイトイーグル)
右下:(賞味期限2009年1月) ホワイト
左下の「ホワイト(ミッドナイトイーグル)」は、映画「ミッドナイトイーグル」とのコラボ商品で、箱のデザインが映画のイメージを使用したもののようです。4種とも名称は「準チョコレート」です。
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◆セミスイートチョコレート系
左上:(賞味期限2007年7月) ビター
右上:(賞味期限2008年2月) CACAO 61%
左下:(賞味期限2011年2月) セミスイート
右下:(賞味期限2011年7月) オトナの甘さ
この4つは、どちらかというと甘さ控えめの印象があり、左上、右上、左下の商品の名称が「チョコレート」であることには納得しますが、右下「大人の甘さ」だけが、「準チョコレート菓子」となっていることに意外性があります。これはチョコレート生地にブラックビスケットが練りこまれているからなのでしょう。
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◆イチゴ系1
左上:(賞味期限2006年9月) つぶつぶ苺
右上:(賞味期限2007年11月) 冬のあじわい苺
左下:(賞味期限2008年10月) とちおとめ
右下:(賞味期限2009年11月) あじわい苺
4種とも名称は「準チョコレート」です。
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◆イチゴ系2・夕張メロン系
左上:(賞味期限2010年10月) スパークリングストロベリー
右上:(賞味期限2005年4月) 夕張メロン(北海道限定)
左下:(賞味期限2007年11月) 夕張メロン
右下:(賞味期限2008年3月) 夕張メロン(夕張を応援しよう)
「イチゴ」は毎年少しずつ仕様を変えながら発売されていたのでしょう。
夕張メロンは、北海道限定商品、期間限定商品とがあり、右下は財政破綻した夕張市の応援のために売上のうち10円を夕張市の基金に寄付をする企画商品でした。
イチゴの場合はホワイトチョコレートがベースになっているようでピンク色をしており、名称は「準チョコレート」。
「夕張メロン(夕張を応援しよう)」ではメロン果肉の色が混ざって縞模様のチョコレートになっています。その素材をイメージした色のチョコレートが多いのもKitKatの特徴で、箱によっては、チョコレートのイメージが印刷されているのでわかります。夕張メロン系は3種とも名称は「チョコレート」でした。
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次はイチゴとメロン以外のフルーツ素材のKitKat紙箱です。
◆フルーツ系1
左上:(賞味期限2005年8月) 信州りんご(信州限定)
右上:(賞味期限2008年1月) 白桃
左下:(賞味期限2008年2月) キウイ
右下:(賞味期限2009年7月) マスカット・オブ・アレキサンドリア
「信州りんご」・「白桃」の名称は「チョコレート」。
「キウイ」・「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の名称は「準チョコレート」
「信州りんご」のような地域限定商品には、4箱セットにした大箱もありました。
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◆フルーツ系2
左上:(賞味期限2005年8月)
タカギオリジナル パッションフルーツ
右上:(賞味期限2008年6月) 南国マンゴー(九州・沖縄限定)
左下:(賞味期限2010年12月)
ラズベリー&パッションフルーツ(ブラウンパッケージ)
右下:(賞味期限2010年12月)
ラズベリー&パッションフルーツ(ピンクパッケージ)
4種とも名称は「チョコレート」です。
左上は既出の「タカギホワイト ブルターニュミルク」と同じ有名スイーツショップのブランドを使用しています。
下の「ラズベリー&パッションフルーツ」は2種とも中身は同じでパッケージ2種類が併売されていました。JANコードは同じです。
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◆フルーツ系3
左上:(賞味期限2008年7月) オレンジショコラ
右上:(賞味期限2009年5月) 星に願いを トリプルベリー
左下:(賞味期限2009年9月) キット想いとどく。(レモン)
右下:(賞味期限2011年3月) フランボワーズ
年を重ねるにつれて、流行やブランド指向が見えてきます。
「オレンジショコラ」・「フランボワーズ」の名称は「チョコレート」
「トリプルベリー」・「レモン」の名称は「準チョコレート」
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このほかにも、かつて発売されていたKitKatがありますので、来月予定している「変なコレクション37:KitKatチョコレート紙箱(3)」に続きます。
この記事へのコメント
やくも3号
職業柄、入試の季節には試験会場の門前でキットカットに応援メッセージを入れた小袋をよく配ります。教え子以外の知らない受験生にも配るのですが、受け取るときの受験生の反応がその学校(看護師学校)によってまちまちです。無視されたり手ではねのけられたりする学校もあれば、『わーいチョコレートください!』と言って行列ができる学校もあったりしますが、難易度が変わらないのにこの違いはなぜなのかいつも不思議に思います。
ところで、私の職場の飲料の自販機にはキットカットがあります。
http://alpha-seminar.ac/wp-content/uploads/2024/11/5A73327B-219F-4B8D-A820-3DE82BB1DB8D-scaled.jpg
といっても、自販機屋さんのおじさんがワンカップ大関の瓶に詰めて100円になるようにしてくれているのですが・・
自習をしている生徒さんが小腹がすいたときに買ってくれているようです。
↓ 貴重?
しなの7号
国鉄時代末期、車内で増収活動で発売するオレンジカードが次々と売れる車両があっても次の車両に移るとまったく売れないということがありました。まあそれは一人が買うと周りの乗客が見ていて、ついでに買ってみようという意識が伝染するだけのことだったのでしょうが・・・それにしても、この世は、理屈では説明できない偶然の積み重ねだなと思ったりもします。
ワンカップ大関の容器は自販機にも利用できるのですね。飲料用自販機で買えるというのが斬新でイイです。受験生も、キット願いかなう!
と、カップ酒空き容器に、泡盛をちょこっとだけ入れて湯割りにして吞みながらこれを書いています☺