【977】 中央西線を走った車両26: 工場入出場のパートナー +α
国鉄時代に中央西線で活躍した車両たちを、引き続きご紹介してまいります。このシリーズで紹介する車両の範囲は「国鉄分割民営化まで」としていますが、その間に走った車両を網羅する内容ではないことも、あらかじめご承知おきください。今回と次回は一般客扱いをしない回送列車などです。
~J.N.R.~~J.N.R.~~J.N.R.~~J.N.R.~~J.N.R.~
中央西線にあった車両基地のうち、電車を担当するのが神領電車区でした。瑞浪から中津川まで電化区間が延伸された1968年に開設され、中央西線のほかにも東海道本線など他線区で使用する車両を擁していました。
車両基地には営業用車両ではなく、黒子的存在として電車区内の入換作業や、車両工場への入出場のときの牽引等伴車として使用される事業用車も配置されているものです。まず神領電車区に配置されていた事業用車を中心に取り上げます。
<クモヤ90>クモヤ90804 1979年撮影日不明 倉本駅で後部から。
先頭←クハ86+モハ80+クハ85+クハ165+クモヤ90
クモヤ90は神領に2両配置され、神領電車区の80系と165系が長野工場で検査担当をしていたので、そのうち1両(クモヤ90804)が中央西線南木曽以北にある狭隘トンネル通過を考慮して低屋根化改造されていました。画像は、その長野工場の検査上がり車両を回送しているところだと思われます。クモヤ90804のパンタ側のお面は正方形に近くて違和感を覚えます。
<クモハ40>クモハ40800 1…