【1528】 12月の歌: 12月の雨

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 12月の歌は、荒井由実(→松任谷由実)さんが歌う 「12月の雨」としました。 12月の雨 作詞:荒井由実 作曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆 雨音に気づいて 遅く起きた朝は まだベッドの中で 半分眠りたい ストーブをつけたら くもったガラス窓 手のひらでこすると ぼんやり冬景色 今にもあなたが 白い息をはき 通りをわたって この部屋に来る気がして 時はいつの日にも 親切な友達 過ぎてゆくきのうを 物語にかえる もうすぐ来るクリスマス 想い出の日には また会おうと云った もう会えないくせに 今でもうしろを ふとふり返れば あなたが笑って たってるような気がして 時はいつの日にも 親切な友達 過ぎてゆくきのうを 物語にかえる 時はいつの日にも 親切な友達 時はいつの日にも 親切な友達 ◆Youtube: https://www.you…

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【1525】 11月の歌: 秋桜(コスモス)

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 11月の歌は、山口百恵さんが歌う「秋桜(コスモス)」としました。 秋桜(コスモス) 作詞:さだまさし 作曲:さだまさし 編曲:萩田光雄 淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに揺れている 此頃 涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえす ひとりごとみたいに 小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日の嫁ぐ私に 苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと 笑った あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら わがままな私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし 元気でと 何度も 何度も くりかえす母 ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます 私なりに こ…

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【1522】 10月の歌: 浪漫鉄道

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 10月の歌は、ハイ・ファイ・セットが歌う「浪漫鉄道」としました。 浪漫鉄道 作詞:永富正廣 補作詞:伊藤アキラ 作曲:鈴木キサブロー 走り出せ 人よ時間よ  伝説の国へ 羽ばたけ 寄せてくる 波の彼方に 新しい星が見えるよ 夢の列車が ひた走る 街の目覚めに ふれ合うように 夢の列車が ひた走る 人それぞれの 願いを乗せて 海に始まる 山に始まる 終わりなき旅へ 浪漫鉄道 めぐり合う 人よ未来よ 希望への言葉 交わそう 卑弥呼から 明日の命へ 一筋の 道が続くよ 夢の列車が ひた走る 愛と神秘の 平野をかけて 夢の列車が ひた走る 駅それぞれの 幸せ乗せて 海に始まる 山に始まる 終わりなき旅へ JR九州 夢の列車が ひた走る 愛と神秘の 平野をかけて 夢の列車が ひた走る 駅それぞれの 幸せ乗せて …

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【1519】 9月の歌: 千曲川

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 9月の歌は、五木ひろしさんが歌う「千曲川」としました。 千曲川 作詞: 山口洋子 作曲:猪俣公章 編曲:森岡賢一郎 水の流れに花びらを そっと落として泣いたひと 忘れな草にかえらぬ恋を 想い出させる信濃の旅よ 明日はいずこか浮き雲に 煙りたなびく浅間山 呼べどはるかに都は遠く 秋の風立つ すすきの径よ 一人たどれば草笛の 音色哀しき千曲川 よせるさざ波くれゆく岸に 里の灯ともる信濃の旅路よ ◆Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=UPkIGJSRLtk 明らかに「9月」または「初秋」で思い当たる楽曲はいろいろありすぎくらいでした。そのなかで、「千曲川」にしたのは、個人的に信州ファンだったことによります。千曲川はご承知のように日本一長い信濃川の長野県部分が千曲川と呼ばれているわけで、この歌は長野県のご…

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【1518】 8月の歌: さよなら夏の日

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 8月の歌は、山下達郎さんが歌う「さよなら夏の日」としました。 さよなら夏の日 作詞: 山下達郎 作曲:山下達郎 編曲:山下達郎 波打つ夕立のプール しぶきを上げて 一番素敵な季節が もうすぐ終わる 「時が止まればいい」 僕の肩で つぶやく君 見てた ※さよなら夏の日 いつまでも忘れないよ 雨に濡れながら 僕等は大人になって行くよ※ 瞳に君を焼き付けた 尽きせぬ想い 明日になればもうここには 僕等はいない めぐる全てのもの急ぎ足で 変わって行くけれど 君を愛してる 世界中の誰よりも 言葉じゃ言えない もどかしさ伝えたいよ今も ごらん最後の虹が出たよ 空を裸足のまま駆けて行く どうぞ変らないで どんな未来 訪れたとしても (※くり返し) さよなら夏の日 僕等は大人になって行くよ ◆Youtube: http…

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【1513】 7月の歌: 象牙海岸

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 7月の歌は、竹内まりやさん が歌う「象牙海岸」としました。 象牙海岸 作詞:松本 隆 作曲:林 哲司 編曲:林 哲司 海岸線沿いに夏雲が雪崩れると 砂の蜃気楼に立ちすくむ影ひとつ 人影もない入江 そこが二人の秘密の場所で 象牙海岸と名前までつけた 遠い夏 あれから私時の波間を ただ流れ木のように ひとりで生きて来たの もう一度訪ねても 道順さえも記憶の彼方 夢の中で見た風景のように 遠い海 あなたのあとに愛を知っても ただ流れ木のように 岸辺で踊っただけ 三年をへだててあなたから来た電話 懐かしい名前に忘れているふりをした 冷たいと言われたけど 本当の気持ちもし話しても 過ぎ去った時を埋めるものはない 遠い夏… 遠い夏… 遠い夏… ============================ ◆いつもYoutubeのURLを貼って…

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【1510】 6月の歌:  雨のステイション

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 6月の歌は、コーラスグループ「ハイ・ファイ・セット」が歌う「雨のステイション」としました。 雨のステイション 作詞:荒井由実 作曲:荒井由実 編曲:瀬尾一三 新しい誰かのために わたしなど 思い出さないで 声にさえもならなかった あのひと言を 季節は運んでく 時の彼方 六月は蒼く煙って なにもかもにじませている 雨のステイション 会える気がして いくつ人影見送っただろう 霧深い町の通りを かすめ飛ぶつばめが好きよ 心縛るものをすててかけてゆきたい なつかしい腕の中 今すぐにも 六月は蒼く煙って なにもかもにじませている 雨のステイション 会える気がして いくつ人影見送っただろう 雨のステイション 会える気がして いくつ人影見送っただろう ◆Youtube https://www.youtube.com/watch?v=_Df…

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【1507】 5月の歌: 日本国有鉄道5月10日の歌

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 5月の歌は、フォークグループ「ソルティー・シュガー」が歌う「日本国有鉄道5月10日の歌」としました。 日本国有鉄道5月10日の歌 作詞: 池田謙吉 作曲: J.STEINER・B.HAWES 皆さんこれは悲しいお話 新宿駅の西口に石田君という白髪頭の 若い兵隊さんがいた 知らないよったら知るもんか 値上げをするなんて だけど困ったなったら弱ったな こりゃーどうしましょう 失業中の石田君お金を借りに行くのこころ あり金はたいて自動販売機で 30円の切符を買った 知らないよったら知るもんか 値上げをするなんて だけど困ったなったら弱ったな こりゃーどうしましょう ところが駅で降りるとき 改札でとっつかまった こわい駅員の言うことにゃ 「もしもしお客さんお客さんよ 新宿駅から五反田まで40円だべ あんたキセルでもするつもり 早く精算してちょうだ…

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【1504】 4月の歌:赤いスイートピー

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 4月の歌は、松田聖子 さんが歌う「赤いスイートピー」としました。 赤いスイートピー  作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂 編曲:松任谷正隆 春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから 何故知りあった日から半年過ぎても あなたって手も握らない I will follow you あなたに 追いてゆきたい I will follow you ちょっぴり 気が弱いけど 素敵な人だから 心の岸辺に咲いた赤いスイートピー 四月の雨に降られて駅のベンチで二人 他に人影もなくて不意に気まずくなる 何故あなたが時計をチラッとみるたび 泣きそうな気分になるの? I will follow you 翼の 生えたブーツで I will follow you あなたと 同じ青春 走ってゆきたいの 線路の脇のつぼみは赤いスイートピー 好きよ今…

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【1501】 3月の歌:人生の扉

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 3月の歌は、竹内まりやさんが歌う「人生の扉」としました。 人生の扉 作詞・作曲: 竹内まりや 編曲:センチメンタル シティ ロマンス&山下達郎 春がまた来るたび ひとつ年を重ね 目に映る景色も 少しずつ変わるよ 陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く 気がつけば五十路を 越えた私がいる 信じられない速さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ I say it's fun to be 20 You say it's great to be 30 And they say it's lovely to be 40 But I feel it's nice to be 50 満開の桜や 色づく山の紅葉を この先いったい何度 見ることになるだろう ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ ひとりひとり 愛する人たちのために 生…

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【1498】 2月の歌:暦の上では

毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っています。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2月の歌は、フォークデュオ「風」が歌う「暦の上では」としました。 暦の上では 作詞・作曲:伊勢正三  編曲:瀬尾一三 君が涙ポツンと 落した日 街では もう春のセーターが 店先に並んでた 街はまだ冬の名残り 風は冷い 君が窓を開けて ぼくを呼べば やっぱり 振り向いてしまう 君の涙が雪に変って ぼくの肩に落ちた 君から借りたノートを返したその後で 二言三言かわした言葉がぎこちない 「卒業」なんて言葉はとてもきらいさ 君と悲しみ 君と笑った 学生時代も終わり ボタンダウンのシャツも そろそろ 着れなくなってくる頃 下りの汽車の時間が気にはなるけど 野球帰りの子供達の声 にぎやかな午後のひととき 暦の上ではもう春なのに まだまだ寒い日がつづく ◆Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=lOSoWwPDPtM …

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【1495】 1月の歌:案山子

はじめに、このたびの令和6年能登半島地震により、被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を、お祈り申し上げます。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 旧年中は何かとお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。 これから毎月、その月に因んだ楽曲を1曲ずつ選んで語っていきます。選曲にあたっては個人的な志向や趣味に偏ります。昭和の時代に発表された曲が多くなると思いますが、必ずしも昭和のヒット曲とも限りません。なお、私は音楽や詩の世界にはまったく通じていませんので、作詞者が描いた世界とは外れたことを語ることもあると思いますがご容赦願います。楽曲や作詞作曲者歌手について知らないことやデータなどはWikipediaとCD等のライナーノーツを参考にします。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 1月の歌は、さだまさしさんの「案山子」としました。 案山子 作詩・作曲:さだまさし  編曲:渡辺俊幸 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡から見下ろせば蒼く細い河 橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突 この町を綿菓子に染め抜いた雪が消えれば お前がここを出てから初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい 「金頼む」の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか…

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【1487】 義父が写した写真(前篇)

義父が亡くなって10年以上経ちました。義父が撮影した写真のうち、被写体が人物でない写真は、ほとんど廃棄しました。義父は生前カメラが趣味でした。カルチャーセンターの写真教室に通っていたこともあり、風景写真をたくさん撮影していたようですが、亡くなる数年前だったか、自身の手で大量に処分していたという話を聞きましたから、遺された写真はそれほど多くはありませんでした。その遺された写真の中から、自動車やバス、駅や鉄道が写っている写真など、ごく一部を廃棄する前にコピーしておきました。それらを2回に分けてアップします。 ▲名古屋観光バス 名鉄カラーのバスがセンターに来ているので、このバスに乗ったのではないかと想像します。バスの型式など私にはわかりませんので、時代を特定することができませんが、プリント枠右下の表記から1981年ごろの撮影なのでしょうか。 場所も特定が困難ですが、植生からそれなりに標高が高い山のようです。富士登山が好きで何度も登頂していましたから、富士山五合目あたりのような気がしますが? ▲一宮観光バス 名鉄カラーの小型バスです。会社の慰安旅行っぽいです。場所は想像もつきませんが、どこかのパーキングエリアでしょうか。 ▲名鉄バス 未舗装の駐車場。写り込んだ人物の服装からは真夏のようですから、海水浴場でしょうか。右端は最繁忙期ゆえに貸切用に駆り出された路線バスか?。 ところで、私はその隣の名鉄カラーの観光タイプのバスとたぶん同じ型の北恵那バスに1968年の小学校の遠足で乗った…

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【1486】 変わりゆく風景(5): 大型スーパー広告塔の変化

日々の暮らしのなか、知らず知らずのうちに街は姿を変えています。当たり前にあった風景が、しばらく時を経て再訪したときには一変していたということもありますし、写真などでに比べてみないとわからない些細な変化まであります。今回は身近にある大型スーパーの広告塔看板の移り変わりを見てまいりましょう。 名古屋市守山区内の大型スーパーの広告塔とその手前にあるガソリンスタンドの様子。 ▼2006年12月・2023年4月の撮影です。 「JUSCO」は「AEON」になりました。イオングループは植樹活動をされているようですが、なるほど、最近の画像では店舗敷地の周囲がすっかり樹木で覆われ、この位置からは広告塔しか見えなくなってしまっています。 その手前のガソリンスタンドには大きな変化が見られませんが、ガソリンの値段は高くなっているのがわかります。 レギュラー130円→162円  ハイオク141円→173円    軽油110円→143円 ▼春日井市内にも「AEON」があります。こちらはもともと「JUSCO」ではなくマイカルグループの「SATY」でした。どちらの画像も2011年の撮影で、その年2月に入って、広告塔に足場が組まれて「SATY」の看板も見納めだと思って撮影した画像と、その翌々月に「AEON」に変わった直後に撮影した画像です。先週はジャニーズ事務所の社名変更に伴いジャニーズ本社ビルから外される「Johnny & Associates」の看板を多くのファンが見守り写真を撮っている光景が報道されま…

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【1485】 変わりゆく風景(4): 店舗の変化・その他諸々

日々の暮らしのなか、知らず知らずのうちに街は姿を変えています。当たり前にあったこのが、しばらく時を経て再訪したら、風景が一変していたということもありますし、写真などでに比べてみないとわからない些細な変化まであります。 今回は身近にある店舗など商業施設の移り変わりを眺めてみましょう。とは言っても、残っている旧画像が中央西線の撮影に行った行き帰りのついでに撮影した画像が多いので、どうしても中央西線沿線に比較的近い場所の画像に偏ってしまいました。 高蔵寺駅近くにある家電量販店の様子です。 ▼2004年10月・2022年12月撮影「CaDen」から「YAMADA」に変わりました。画像がありませんが「CaDen」のまえは「マツヤデンキ」でした。 CD/VIDEOレンタル店。 ▼2002年8月・2022年11月撮影 GROOVEからTSUTAYAへ ちょうど20年経っています。VHSビデオテープの時代からDVD、そしてネット配信へ時代の移り変わりは速いです。 ▼2005年7月・2022年11月撮影建物は変わっていませんがディスカウントストア「ミッキー」からドラッグストア「B&D」へと変わっていました。名鉄バス路線から春日井市から名鉄バスが受託するコミュニティバス(春日井シティバス「はあとふるライナー」)に変わりました。 バスがらみでもう一つ ▼2003年11月・2012年11月のJR春日井駅前の比較画像です。同じ行先を表示した路線バスですが、ジェイアール東海バスから名鉄…

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【1484】 変わりゆく風景(3): 街の移り変わり~区画整理・新築・解体

日々の暮らしのなか、知らず知らずのうちに街は姿を変えています。当たり前にあったものが、しばらく時を経て再訪したら、風景が一変していたということもありますし、写真などでに比べてみないとわからない些細な変化まであります。 私が住んでいる街では、市街中心部は都市計画によって整備されて久しいのですが、周辺部で長く農地だった地区で多くの区画整理事業が行われ、今でも事業継続中のところがいくつかあります。以前に春日井市内を通る中央西線に残る明治時代の遺構などを巡りましたが、そのときに付近の街の最近の様子などの変化に気付くことがありました。 ▼下の画像は中央西線の神領~高蔵寺間です。  1977年3月に撮影しましたが、田畑が広がっていました。 国鉄時代には田園地帯が続いていた沿線も、区画整理された宅地化が進んでいました。区画整理されると上の画像をどのあたりで撮影したのかが特定しにくいので、正確な場所はわからないまでも、高圧送電線鉄塔が目印になりますので、だいたいの位置がわかってきます。 ▼2002年7月・2014年2月の比較かつては自動車がまともに走れる道路さえなかった農地に2002年には道路が完成していました。それでも見通しが良い状態で、遠くに中央西線の211系の列車が見えていますが、2014年にはすっかり住宅地に変貌して、もう中央西線の線路は道路の先に、ほんのわずかに見えるだけになっていました。 ▼続いて別の区画整理区域内で2015年11月と2022年12月に撮影した定点比較です。 …

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【1473】 亀山茶の話

家に仏壇が登場したのが今から10年前の2013年でした。仏壇のことなどまったく無知な私は【401】鉄ヲタから見た仏壇と線香で書いたように、花立、香炉、仏飯器、湯のみ、ローソク立の配置などもわからなかったのでネットで調べてみたりもしました。そして仏壇に位牌が収まってからは、毎朝起きるとすぐに私は湯を沸かしてお茶を淹れ、仏壇と遺影に供えて、自らは食前にお茶を飲むようになりました。 そういえば国鉄に就職した直後の3年間は、湯沸かしやお茶を淹れることが自分の仕事の一部でした。そのころは「乗務掛(荷扱)」という職名で、荷物車に乗務して車内に積載された小荷物(今の宅配荷物に相当します)の仕訳作業に従事していました。乗務はほとんどの行路で1両に専務車掌(荷扱)1人と乗務掛(荷扱)2人の計3人乗務になっていて、列車の運転中や長時間停車中に乗務員室で食事や休憩を取ることが日常的にありました。 (【211】荷物列車とお茶菓子で、その様子などを少し書いています) 下っ端の乗務掛は乗務前に3人分の湯を詰所に配置してある薬缶で沸かして魔法瓶に詰め、持ち歩いていました。私が就職したころには、自分の親よりも年上の大正生まれの先輩がおられ、話題や趣味嗜好はまったく違うことばかりでした。それでも、休憩や食事のときには3人でお茶を飲みながら雑談をします。急須とお茶、湯呑は皆が持ち歩いていましたが、1つの急須でお茶を淹れ、各自の湯のみ(多くはカップ酒の空容器の再利用)に注ぎ分けるのです。お茶にうるさい人もいて、そういう人は他…

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【1465】 犬のフン害妄想話

数年前にテレビやネットのニュースで、京都府宇治市からイエローチョーク作戦という取り組みが広まったと知りました。 公開されている資料によれば、宇治市では犬に対する苦情件数のうち、 フン害=約80% 鳴き声=約15% その他=約5%(散歩でリードをつけていない等) だったそうです。そこで公共の場所に犬のフンを発見したら黄色チョークで路面に矢印を書いて注意を促すことになり、やってみたところ監視されているとの意識が働いたためか、放置件数は減少して一定の効果があったとのことです。 私の地元でも、これを参考にして始めた方があったようです。 黄色のチョークではないですが、赤白2色で丁寧に書かれていました。正式には現認した日時も書いておくと、放置した時間帯を特定されるので効果が上がるのだそうです。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 犬といえばフン害! ワンコはウンコ!などという被害妄想に囚われてしまった私ですが、この数年はフンづける被害に遭っていません。最後に被害に遭ったのは2019年で、以前に何度も出てくる「車掌区時代の先輩2人と私の計3人で行く温泉旅」の続編で、日帰り温泉旅の帰路に立ち寄った道の駅併設の公園内でした。そのときは12月に入っていたので秋の紅葉も終わってはいたものの、いちおう持っていたスマホで公園内の写真を撮影しておこうと、スマホの画面を見ながら一歩踏み出したところ、足元に異様な感触があったのでした。大型犬のモノのようでしたから被害は甚大。こちらの落ち…

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【1421】 モノクロのネガフィルムを廃棄しました

家に保管しているネガフィルムが劣化していることについては、以前コメント欄に書き込んだことがあるのですが、特にモノクロフィルムのほぼすべてがスキャン不能な状態にまで劣化が進行してしまいました。ビネガーシンドロームといわれる現象で修復不可能。加水分解による変質だそうですので、高温多湿の場所に保管していたのが原因であるのは明らかです。 私は今から20年ほど前にフィルムカメラからコンデジに移行しました。その直後から、それまでに撮影したネガフィルムをスキャナーで画像データとして保存し始めました。それまでの約30年もの間のネガフィルムの全コマを画像ファイル化することを優先し、画質にはこだわらなかったことによって約10年程度でほぼ100%スキャン作業が終了していたので、大きな実害は発生しませんでした。しかし結果としてネガフィルム原版で読み取れる車両ナンバーが画像ファイルでは判別できないようなことになっていることを考えると、量より質を優先してスキャンする価値のあるものだけを厳選したほうがよかったのかもしれないと思ったりもしています。 その作業期間中にはすでに酢酸臭が気になリはじめていて、フィルムが丸まってスキャンするためのホルダーに入りにくいフィルムが出始めていました。作業終了した後も劣化の進行は著しく、フィルム表面が湿ってべたついてきました。 それに気がついて乾燥させると、フィルムが硬く丸まってストロー状に変形してしまったり、画像がひび割れのようになったりして、この数年で、モノクロネガフィルムはほぼ修復不…

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【1007】 トイレに関する掲示物あれこれ

これまで犬の糞尿についての掲示について連載していましたが、今年最後の記事は、人のトイレに関する掲示物をアップします。 飼い犬のトイレも満足に処理できない飼い主は、自分のトイレでも他人様に迷惑をかけてしまうものなのでしょう。 岐阜県多治見市内で… 文面から察するに犬だけでなく人もオシッコ・ウンチをしていくようです。まあ田舎だと山道、都市部ではちょっと木や放置車両で死角になりやすいところでは、明らかに人のだと思われるブツを見ることはありますが、よそ様の家の裏口ではちょっと…。しかし最後のところ、何を断じてお断りしているのか読めない… 鳥居の絵はよく見ます。これは滋賀県長浜市街地の例です。ミニチュアの鳥居が建っていることもありますが、近年は外国人の方も多いので、日本語は理解できても鳥居の意味するところがわからないかもしれません。 千葉県銚子市内の例です。鳥居の絵とともに日本語ではっきり書いた方がいいかもしれないですが、露骨に書かれてしまうと、鳥居だけのほうが日本らしい奥ゆかしさを感じられるような気もします。 「静かに」と書いてありますが、立小便の音がうるさくて目が覚めてしまうのでしょうか?(違 下の画像、掲示されている壁面は「カレーハウス」の店舗です。 場所は長野県木曽郡上松町です。あえてモザイク処理をしましたが、そこには同じ筆跡で手書きされたメニューと店名とが書かれているというビミョーなゾーンで、立地としては立小便をしたくなる場所だったりします。 トイレットペーパーの盗難は…

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