【1485】 変わりゆく風景(4): 店舗の変化・その他諸々

日々の暮らしのなか、知らず知らずのうちに街は姿を変えています。当たり前にあったこのが、しばらく時を経て再訪したら、風景が一変していたということもありますし、写真などでに比べてみないとわからない些細な変化まであります。 今回は身近にある店舗など商業施設の移り変わりを眺めてみましょう。とは言っても、残っている旧画像が中央西線の撮影に行った行き帰りのついでに撮影した画像が多いので、どうしても中央西線沿線に比較的近い場所の画像に偏ってしまいました。 高蔵寺駅近くにある家電量販店の様子です。 ▼2004年10月・2022年12月撮影「CaDen」から「YAMADA」に変わりました。画像がありませんが「CaDen」のまえは「マツヤデンキ」でした。 CD/VIDEOレンタル店。 ▼2002年8月・2022年11月撮影 GROOVEからTSUTAYAへ ちょうど20年経っています。VHSビデオテープの時代からDVD、そしてネット配信へ時代の移り変わりは速いです。 ▼2005年7月・2022年11月撮影建物は変わっていませんがディスカウントストア「ミッキー」からドラッグストア「B&D」へと変わっていました。名鉄バス路線から春日井市から名鉄バスが受託するコミュニティバス(春日井シティバス「はあとふるライナー」)に変わりました。 バスがらみでもう一つ ▼2003年11月・2012年11月のJR春日井駅前の比較画像です。同じ行先を表示した路線バスですが、ジェイアール東海バスから名鉄…

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【1484】 変わりゆく風景(3): 街の移り変わり~区画整理・新築・解体

日々の暮らしのなか、知らず知らずのうちに街は姿を変えています。当たり前にあったものが、しばらく時を経て再訪したら、風景が一変していたということもありますし、写真などでに比べてみないとわからない些細な変化まであります。 私が住んでいる街では、市街中心部は都市計画によって整備されて久しいのですが、周辺部で長く農地だった地区で多くの区画整理事業が行われ、今でも事業継続中のところがいくつかあります。以前に春日井市内を通る中央西線に残る明治時代の遺構などを巡りましたが、そのときに付近の街の最近の様子などの変化に気付くことがありました。 ▼下の画像は中央西線の神領~高蔵寺間です。  1977年3月に撮影しましたが、田畑が広がっていました。 国鉄時代には田園地帯が続いていた沿線も、区画整理された宅地化が進んでいました。区画整理されると上の画像をどのあたりで撮影したのかが特定しにくいので、正確な場所はわからないまでも、高圧送電線鉄塔が目印になりますので、だいたいの位置がわかってきます。 ▼2002年7月・2014年2月の比較かつては自動車がまともに走れる道路さえなかった農地に2002年には道路が完成していました。それでも見通しが良い状態で、遠くに中央西線の211系の列車が見えていますが、2014年にはすっかり住宅地に変貌して、もう中央西線の線路は道路の先に、ほんのわずかに見えるだけになっていました。 ▼続いて別の区画整理区域内で2015年11月と2022年12月に撮影した定点比較です。 …

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【1473】 亀山茶の話

家に仏壇が登場したのが今から10年前の2013年でした。仏壇のことなどまったく無知な私は【401】鉄ヲタから見た仏壇と線香で書いたように、花立、香炉、仏飯器、湯のみ、ローソク立の配置などもわからなかったのでネットで調べてみたりもしました。そして仏壇に位牌が収まってからは、毎朝起きるとすぐに私は湯を沸かしてお茶を淹れ、仏壇と遺影に供えて、自らは食前にお茶を飲むようになりました。 そういえば国鉄に就職した直後の3年間は、湯沸かしやお茶を淹れることが自分の仕事の一部でした。そのころは「乗務掛(荷扱)」という職名で、荷物車に乗務して車内に積載された小荷物(今の宅配荷物に相当します)の仕訳作業に従事していました。乗務はほとんどの行路で1両に専務車掌(荷扱)1人と乗務掛(荷扱)2人の計3人乗務になっていて、列車の運転中や長時間停車中に乗務員室で食事や休憩を取ることが日常的にありました。 (【211】荷物列車とお茶菓子で、その様子などを少し書いています) 下っ端の乗務掛は乗務前に3人分の湯を詰所に配置してある薬缶で沸かして魔法瓶に詰め、持ち歩いていました。私が就職したころには、自分の親よりも年上の大正生まれの先輩がおられ、話題や趣味嗜好はまったく違うことばかりでした。それでも、休憩や食事のときには3人でお茶を飲みながら雑談をします。急須とお茶、湯呑は皆が持ち歩いていましたが、1つの急須でお茶を淹れ、各自の湯のみ(多くはカップ酒の空容器の再利用)に注ぎ分けるのです。お茶にうるさい人もいて、そういう人は他…

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【1465】 犬のフン害妄想話

数年前にテレビやネットのニュースで、京都府宇治市からイエローチョーク作戦という取り組みが広まったと知りました。 公開されている資料によれば、宇治市では犬に対する苦情件数のうち、 フン害=約80% 鳴き声=約15% その他=約5%(散歩でリードをつけていない等) だったそうです。そこで公共の場所に犬のフンを発見したら黄色チョークで路面に矢印を書いて注意を促すことになり、やってみたところ監視されているとの意識が働いたためか、放置件数は減少して一定の効果があったとのことです。 私の地元でも、これを参考にして始めた方があったようです。 黄色のチョークではないですが、赤白2色で丁寧に書かれていました。正式には現認した日時も書いておくと、放置した時間帯を特定されるので効果が上がるのだそうです。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 犬といえばフン害! ワンコはウンコ!などという被害妄想に囚われてしまった私ですが、この数年はフンづける被害に遭っていません。最後に被害に遭ったのは2019年で、以前に何度も出てくる「車掌区時代の先輩2人と私の計3人で行く温泉旅」の続編で、日帰り温泉旅の帰路に立ち寄った道の駅併設の公園内でした。そのときは12月に入っていたので秋の紅葉も終わってはいたものの、いちおう持っていたスマホで公園内の写真を撮影しておこうと、スマホの画面を見ながら一歩踏み出したところ、足元に異様な感触があったのでした。大型犬のモノのようでしたから被害は甚大。こちらの落ち…

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【1421】 モノクロのネガフィルムを廃棄しました

家に保管しているネガフィルムが劣化していることについては、以前コメント欄に書き込んだことがあるのですが、特にモノクロフィルムのほぼすべてがスキャン不能な状態にまで劣化が進行してしまいました。ビネガーシンドロームといわれる現象で修復不可能。加水分解による変質だそうですので、高温多湿の場所に保管していたのが原因であるのは明らかです。 私は今から20年ほど前にフィルムカメラからコンデジに移行しました。その直後から、それまでに撮影したネガフィルムをスキャナーで画像データとして保存し始めました。それまでの約30年もの間のネガフィルムの全コマを画像ファイル化することを優先し、画質にはこだわらなかったことによって約10年程度でほぼ100%スキャン作業が終了していたので、大きな実害は発生しませんでした。しかし結果としてネガフィルム原版で読み取れる車両ナンバーが画像ファイルでは判別できないようなことになっていることを考えると、量より質を優先してスキャンする価値のあるものだけを厳選したほうがよかったのかもしれないと思ったりもしています。 その作業期間中にはすでに酢酸臭が気になリはじめていて、フィルムが丸まってスキャンするためのホルダーに入りにくいフィルムが出始めていました。作業終了した後も劣化の進行は著しく、フィルム表面が湿ってべたついてきました。 それに気がついて乾燥させると、フィルムが硬く丸まってストロー状に変形してしまったり、画像がひび割れのようになったりして、この数年で、モノクロネガフィルムはほぼ修復不…

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【1007】 トイレに関する掲示物あれこれ

これまで犬の糞尿についての掲示について連載していましたが、今年最後の記事は、人のトイレに関する掲示物をアップします。 飼い犬のトイレも満足に処理できない飼い主は、自分のトイレでも他人様に迷惑をかけてしまうものなのでしょう。 岐阜県多治見市内で… 文面から察するに犬だけでなく人もオシッコ・ウンチをしていくようです。まあ田舎だと山道、都市部ではちょっと木や放置車両で死角になりやすいところでは、明らかに人のだと思われるブツを見ることはありますが、よそ様の家の裏口ではちょっと…。しかし最後のところ、何を断じてお断りしているのか読めない… 鳥居の絵はよく見ます。これは滋賀県長浜市街地の例です。ミニチュアの鳥居が建っていることもありますが、近年は外国人の方も多いので、日本語は理解できても鳥居の意味するところがわからないかもしれません。 千葉県銚子市内の例です。鳥居の絵とともに日本語ではっきり書いた方がいいかもしれないですが、露骨に書かれてしまうと、鳥居だけのほうが日本らしい奥ゆかしさを感じられるような気もします。 「静かに」と書いてありますが、立小便の音がうるさくて目が覚めてしまうのでしょうか?(違 下の画像、掲示されている壁面は「カレーハウス」の店舗です。 場所は長野県木曽郡上松町です。あえてモザイク処理をしましたが、そこには同じ筆跡で手書きされたメニューと店名とが書かれているというビミョーなゾーンで、立地としては立小便をしたくなる場所だったりします。 トイレットペーパーの盗難は…

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【997】 変なコレクション14: ガラケー

わずか4台ではコレクションと言えないかもしれませんが、ほかのコレクション同様に自分が使っていたことに意義があるので、この4台は自分が使ってきたフィーチャーフォン端末のすべてです。 全国ネットだった国鉄は専用の通信回線を持っていました。私ども旧国鉄職員の業務用として本社から末端の駅など現業機関、乗務員乗継詰所に至るまで回線が張りめぐらされているばかりか、保養所や協定旅館にも国鉄専用回線の電話がありました。それは「鉄道電話」と呼ばれ、内部では電電公社(→NTT)の電話は「公衆電話」と呼び、区別していました。 国鉄が分割民営化される過程で通信部門に新会社が設立され、その通信会社は日本テレコムとなります。 日本テレコムは携帯電話事業に参入し、のちにJ-PHONEブランドができあがりましたので、初めてのケータイは「鉄ならJ-PHONE」という選択になったのです。 折りたたみ式よりもスマホよりも私はこのサイズが好きです。若い方だとJ-PHONEだなんてiPhoneのパクリなんじゃないのかと思うかもしれませんが、そのころiPhoneなんてなかったのです。ケータイショップの看板もこんなふうでした。このお店は撮影時点ではすでに営業されていないようでしたが、一宮市内で2009年1月に撮影した画像です。 その後は折りたたみ式が主流になりました。 2台目 カタログにはJ-PHONEと併記してVodafoneのロゴがあり、資本関係に変化があったことが伝わってきます。 そして3台目 この時点ではVo…

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【989】 自動車保険特約のその後

昨年初めて、「やさしい運転キャッシュバック型」という某保険会社の「やさしい運転特約」を付加した自動車保険に加入しました。自動車にドライブカウンタを設置して、そこで計測された成績に応じてキャッシュバックがあるという特約でした。その内容については、その該当記事「【924】自動車保険を更新」をご覧ください。少し前になりますが、キャッシュバック申告をしましたので、「やさしい運転計測特約」について思ったことなどを書いておきたいと思います。 ドライブカウンタ取付後180日を過ぎたら任意の時点で申告し、その時点の成績に応じたキャッシュバックが受けられるのですが、今年に入ってからは61点のままで、成績が上がる気配はありませんでしたし、59点以下になってしまえばキャッシュバック対象にはならないので、微妙な点数でした。一時期62点になりましたが、その後、大した急加速急減速をした感覚はなかったのに61点に再び下がりましたので、この先もボーダーラインを気にしながらアクセル&ブレーキワークに注力し続けたとしても、目標としていた80点台(キャッシュバック率15%)ははるか遠いかなたで、70点台(キャッシュバック率10%)さえも困難になってきたので、61点の状態で申告し5%のキャッシュバックで手打ちすることにしました。 確定した状態のドライブカウンタです。 もともと保険本体が安い契約でしたから5%キャッシュバック額は千円ちょっと。それでも、この特約を付けるために加算した金額にはまったく及びませんでした。契約時には…

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【936】 昭和の自動車よもやま話

それぞれの自動車にいろんな想いがありましたが、国鉄に勤めていたころ、つまり昭和50年代には購入を検討したものの、いろんな理由で買わなかった(買えなかった)自動車も,実はいくつかありました。 【チェリーF-2】 B110サニーの次の自動車として候補に挙げていましたが、チェリーF-2の中古車が出てこないうちに中古カリーナが出たので購入せずに終わりました。B110サニーと同じ日産のA型エンジンは定評がありましたし、中古車なら手ごろな価格で買えそうでした。あのころはまだFR車が主流でしたが、チェリーはエンジン横置FF車で、たしか4輪独立懸架のサスペンションを採用していたと記憶します。 そのあとに乗ったカローラを新車で購入したとき、並行して検討した中の有力候補車がオースターでした。バイオレット・スタンザとともに日産の三つ子車の仲間で、オースターがいちばん若者向けのアレンジになっていました。購入を検討していた時期は昭和53年排ガス規制後で、1気筒に点火プラグが2本ある日産Zエンジンが採用されていました。結局は購入に至らず安価なカローラに落ち着きました。 それ以降に興味を持った自動車たちの一部です。 前に書いたようにワインディングロードによく出向いていた私の用途に適した4WD車とか、車室の高さがあって使い勝手のよさそうな車を検討していました。このほかにもジムニーとかドミンゴ、スプリンターカリブ、シャレードなどなど… 結果的には、サニーカリフォルニアで平成の時代に入り、その後は実用…

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【928】 アルトアレコレ

これまで私が乗り継いだ自動車を晒してきましたが、一般にクルマ好きな人がこだわることにはこだわらず、そうかといって一般受けするオーソドックスな車種選択をしない変人ぶりがお判りかと思います。 このアルト(CVT車の最低グレードの「L」)は、3年前に現金価格+諸費用で959,050円。下取り車価格30,000円とリサイクル料9,050円を差し引いて追金920,000円で購入しました。 現金払いできる範囲でしか物事を考えない私と違って、これを頭金にしてローンを組んで普通車を買う方もあるんでしょうか。前も書いたとおり私はブラックではないですが、所有権留保で自動車を買ったことは一度もありません。じゃあ、もっと現金が用意できたのならグレードの高いのを買ったのか?普通車にしたのか?と聞かれてもそうではなく、同じ車種にして差額は別の物に使うでしょう。 これも前にも書いたことですが、そのときのアルト以外の選択肢はミライースしかありませんでした。居住性、装備、経済性どれを取っても両者に大差はなく、仕事で二十数年間にわたって出張に使ってきた各メーカーのさまざまな軽自動車(すべて最低グレード車)の印象から言えば、どの時代でもいちばんクセがなく運転しやすいと思っていたのがスズキ車でありました。それまで14年半乗ったダイハツのネイキッドには不満はなかったものの、仕事で乗っていた何代目かのダイハツミラのアクセルとブレーキ操作フィーリングが最悪で最後まで馴染めなかった経験が、私の中でのダイハツ車の印象を悪くしてしまい…

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【926】 車検を受けました

アルトに乗り換えて3年になりますので、先日車検を受けました。 最初の車検ですから、それほど整備すべき個所は多くはないでしょうし、どうせ安い車ですから、故障して動かなくなったり危険な目に遭う確率が減ればよいので、経費をかけたくありません。 3年間で走行距離は15,000㎞。この間、エンジンオイルは1回換えただけなので、この際エンジンオイルとオイルフィルターを交換することに決めていました。いちおう10年は乗りたいので、、、 ディーラーから半年前に郵送された案内状では、 軽自動車の車検費用 :78,862円(エンジンオイルとオイルフィルター交換込) 6ヶ月以上前の予約で:▲4,320円 代車不要 : ▲2,160円 重量税免除: ▲6,600円(自分の場合はエコカー減税で0円) と、なりますので、最低でも65,782円必要です。 実はそれより前から、私は複数の車検代行業者さんの新聞チラシなどもチェックしていました。その中で、いつも給油しているGSのチラシによれば、軽自動車の車検費用:43,070円とありました。 「代車なし」「1ヶ月以上前予約」「チラシ持参」による割引3,000円適用後の金額となっていました。つまり車検基本料金が10,000円ということでした。私の場合はエコカー減税による重量税免除分6,600円を差し引くと36,470円でよいことになりますが、エンジンオイルとオイルフィルター交換は当然別としても、整備内容に違いがあることが推察されましたので、そのGSに見積を依…

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【924】 自動車保険を更新

2年前から自動車保険を年間走行距離に合わせた保険料のインターネット契約にしました。以前は勤務していた会社に出入りしていた生命保険の外交員さんを通して契約していたのですが、私は、その会社を退職してから、さまざまな分野で不必要な家計の出費を見直し、自動車保険でも不必要と思われる補償を削って、最小限のオプションを付加する、つまり自動車を買うときと同じような考え方と基準を作って、割安なインターネット契約に切り替えたのです。 昨年は、条件を変えずに更新しましたが、今年2度目の更新手続きをする時期になったので、新たな契約での補償内容はこれまでのままでよいか、その保険会社のサイトを眺めていました。そこで目に留まったのは「やさしい運転キャッシュバック型」という契約でした。これは一般的な保障内容に「やさしい運転特約」を付加した自動車保険ということでした。つまりそれまでと同じ補償内容に上乗せする特約です。 「やさしい運転特約」とは、 1「やさしい運転計測特約」 2「対人諸費用補償特約」 3「人身傷害重度後遺障害時生活支援金補償特約」 以上3つの特約がセットされています。2と3については、ここに補償内容を書くことを省略しますが、興味をひかれたのは1の「やさしい運転計測特約」です。 「やさしい運転計測特約」では、急加速や急減速の発生状況を自動で計測するドライブカウンタが保険会社から送られてきます。それを契約車両に取り付けて運転すると、その結果が100点満点で点数表示され、一定期間(180…

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【922】 私の自動車遍歴(番外編:レンタカー)

自分が所有した自動車以外に、自分が旅先で乗ったレンタカーの画像もあるのでアップします。 画像をアップするだけですので、試乗レポートの類ではありません。レンタカーを借りたときの旅の記録程度の内容であって、多くは、過去にそのときのことを拙ブログで記事化していますので、文中にその記事へのリンクを貼っておきます。記事化していない旅については、この記事中にそのレンタカーを借りたとき撮影した鉄道関連画像をアップしておきます。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 1984年5月 青森で借りたスプリンター 5月なのに残雪があります。青森から八甲田に登る国道103号線沿いにある雲谷というところで撮影しています。以前に【111】東北への旅・昭和59年で、その日のことを書いていますが、そこから一部をコピペしますと、以下のような状況でした。 「17時ちょうど、駅近くのレンタカー営業所へ行く途中に長い汽笛が聞こえました。さきほどの羊蹄丸7便の出航でした。吐息が白く、レンタカー営業所に着くとストーブが焚かれていて、とても5月とは思えない気候でした。それにレンタカーの営業所の方の電話でのやり取りが日本語とは思えず、聞き取れないので、遠くに来たことが実感できました。」 その翌日から3日間乗ったサニー八甲田、酸ヶ湯から十和田湖へ向かう途中です。そのあと、下北半島大間まで行って青森に戻っています。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 1985年4月 …

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【920】 私の自動車遍歴8 アルト L

所有自動車が軽自動車ネイキッド1台だけという生活を始めて14年半経過した2015年。この間に普通車だったらよかったのにと思ったことは特になく、まったく不自由なく暮らしてきました。岐阜県にあった実家が空き家になったことで、ますます自動車での行動範囲は狭くなりました。この際、自動車を持たずに必要な時だけカーシェアリングの活用をする生活もちょっと頭の中をよぎりました。実際に毎日が平穏無事で何事も起こらなければそれでいいのですが、いざというときにさっと乗れることが自家用車の最大のメリットですから、わが家からカーシェアのステーションまでの距離を考えると実用的ではなく、その選択肢は消えました。自家用車は使用頻度が少なくても経費がかかりますが、従来どおり自家用車を保有することにしました。 一般に60歳前後には、無駄がなく実態に合ったタイプの住まいに移り住むか、リフォームをすべき時期だと思います。退職金などまとまった金額を使える時期に、この先お陀仏になるまで耐えうる設備投資をしておくべきで、我が家では、ガス給湯器やエアコン、トイレなど、耐用年数を超えて稼働している住宅設備の取り換えをこの時期に集中して行いました。これらの取り換え後にはランニングコストが少しは軽減し、余裕がない年金生活の負担軽減に寄与するはずです。自家用車も同様な考えで、14年半乗ったネイキッドは不具合も不満もありませんでしたが、この時期に買い換えて10年ほど乗った時点で自動車も自分も耐用年数を迎え、免許証の返納をすれば合理的であります。 …

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【918】 私の自動車遍歴7 ネイキッド ターボG

そのまえに9年近く乗っていたスプリンターワゴンは、平均すると年間5000㎞程度しか乗らなかったことになります。年によっては1年間に使ったガソリン代が自動車税額(34500円)を下回ったこともあったほどで、そういう結果を見て思うのは、乗らなくても自動車の維持費はかなりの負担になるという事実でした。折しも家内が自動車運転免許を取得して2年ほど経っていて、買い物とかのチョイ乗りが主体でしたから、小回りが利く軽自動車にしたいという希望もあったので、軽自動車に買い替えることになり、ダイハツネイキッドを選択しました。 子供たちも成長して、家族そろって出かけることなどすっかりなくなっていましたから、2人乗れれば、後席は補助的使用として荷物室の一部という考えかたであれば、軽自動車で不便はなかろうと思われました。 ほかにもう1台乗用車があるならともかく、軽自動車に買い替えるには、多くの人々はたぶん抵抗があるのでしょうが、私はそのころ、会社に出張用として配備されていた複数メーカーの複数車種の最低グレードの軽自動車に、出張時に常時乗っていました。ちょうどこの少し前に軽自動車が新規格になって排気量や車体のサイズが大きくなり、そういう最低グレードの軽自動車でも必要最小限の性能と装備があり、車室内の空間もかなり普通車に近付いた印象を持ちましたから、軽自動車1台だけの生活を始めることに抵抗を感じませんでした。その会社の軽自動車では、さすがに高速走行時の追い越しとか、坂道での加速と速度の維持には余裕がまったくなく、ア…

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【916】 私の自動車遍歴6 スプリンターワゴン Lエクストラ

前車のサニーカリフォルニアには9年近く乗りました。日常生活に欠かせないながらも依存度は多くはなく、その後半は雨ざらしの環境で、洗車も年に1回~2回。さすがにくたびれてきたので、買い替えたのがスプリンターワゴンでした。 . サニーカリフォルニアで、ステーションワゴンの使い勝手の良さを知りましたので、4ドアセダンタイプの選択肢はありませんでしたし、ワンボックス車という選択肢も当時はありましたが、価格差と重量増は避けられず、乗用車的な運転感覚を維持したいこともありました。それ以外に車種の選択に当たっては「目立たない自動車にすること」「子連れで出かけることに支障がない大きさであること」「使用頻度が少なく、どうせ子供に汚されるからグレードは低めで十分」ということを選考基準としました。 もうこのころ私は「自動車は移動ための道具」という考え方になっていました。目立たない自動車にする理由は防犯対策で、前回書いたように、車庫がない環境で、ガラスを割られたりドアのカギ穴を壊された経験をしたからでした。カリフォルニアのウッドパネルは目立ちましたから、単なるいたずらにしても、車上狙いにしても、そういう車種は狙われやすいと思ったからです。 車体色は灰色系の紺色にして、ただの商用車を装いました。その効果かどうか不明ですが、この公営アパートに住んでいた期間は、サニーカリフォルニア時代よりこの自動車に換えてからのほうが長かったのに、そういう被害には一度も遭わずに済みました。それでもこの色は5ナンバーの乗用車仕様だけに…

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【914】 私の自動車遍歴5 サニーカリフォルニア1500SGL

これまで3台続けて2ドア車を乗り継いできて、初めてステーションワゴンに移行しました。結婚することを前提に購入したのでファミリーユースにシフトした結果でした。 購入したのは車掌をしていたころで、当時の国鉄では貨物取扱いが廃止される駅が続出しており、増収策として遊休地になった貨物ホームを駐車場として賃貸している駅がたくさんありました。いつも乗務していた武豊線半田駅でも、貨物用ホームとその周辺が月極駐車場として利用されていたらしく、そこにいつでも同じ位置に、白にウッドパネルを貼ったサニーカリフォルニアが線路のほうに背を向けて停められていました。乗務中の列車から、その後ろ姿を見て、私は「ステーションワゴンなんて一般にはライトバンと同格に思われがちだけれど、これこそが使い勝手が良いカタチであって、ウッドパネルによって普通のバンとは一味違う個性がにじみ出ている」と思ったのでした。 SGLよりスポーティな装備のSGXが頂点でしたが、両者の違いは、タイヤと内外装の些細な違いがあるだけで駆動系は同じで、少々SGXより安く、やや内装を充実させたのがSGLでした。実際に買って思ったのは、内装のセンスはひと昔前を思わせ、今まで乗っていたカローラのほうが格段に良かったことでした。しかし車体は決して大きくないのに、思ったとおり車室内は格段に広く使い勝手はよく、自分の用途には最適でありました。 これまでは、単独行の峠越えで、けっこうワインディングで一般車の通行が制限された林道や、落石や転落の危険が付きまとうような…

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【912】 私の自動車遍歴4 カローラ ハードトップ1500SE

サニー、カリーナと乗り継いで、カーライフも2年半を越えたころ、自分に合うのはどのような自動車であるかが見えてきました。そしてそのころは厳しいと言われていた昭和53年排ガス規制に適合した新車が続々と世に送り出された時期でもあったので、初めて新車を買うことにしました。100万円を超える買い物をするのは、これが初めてでした。カリーナの車内で列車掛になるための勉強をしたからでもないでしょうが、とにかく列車掛になるための試験には合格し、貨物列車に乗務し始めた直後でしたので、わずかなことですが給料がアップしていました。とは言っても当時の基本給額は10万円台に手が届いたばかりでした。 ところで、私は所有権留保で自動車を買ったことは、今乗っている自動車に至るまで一度もありません。車検証の所有者が自分でないと、自分の自動車という気がしないのです。自動車に限りませんが、手元で用意できる現金の範囲内で常に買い物をしていますので、お金が足らないときにローンを組んだり、ボーナス払いにして後払にすることは大嫌いです。マンション購入のときだけは、さすがに無理でしたので抵当権を設定しましたが、返済したあとは、即座に自分で法務局に行って抵当権抹消登記申請をしました。携帯電話も、キャリア契約の携帯電話の場合だと機器代金が分割払いなので、某格安スマホ会社と契約して一括払いで端末を購入しています。 話がそれましたので、自動車の話にもどりましょう。買ったのは70シリーズのカローラでした。最高グレード車にはDOHCエンジンを載せ…

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【910】 私の自動車遍歴3 カリーナ ハードトップST(TA17型 初度登録1974年)

最初に買ったB110型サニークーペには別に不都合があったわけではなかったのですが、ある程度クルマの運転にも慣れてくると、ほかのクルマにも乗ってみたくなりますし、それが1ランク上の車種であるというのは自然の成り行きだったと思います。このころ鉄道趣味はそっちのけで、もっぱら同僚友人との話題は自動車のことばかりでした。新車の展示会があれば見に行くし、中古車センターに気になる自動車が目に留まればちょっと立ち寄るということをして、たまたまサニークーペを買った中古車センターの展示場にあったのが、このカリーナでした。 何もかもがシンプルな印象のサニーGLに比べれば、トヨタ車の内装は格段に良く見えましたし、このカリーナSTはサニーGX-5が買えなかった者にしてみれば、排ガス規制直前の未対策車でツインキャブの5速車であることが最大の魅力でありました。助手席側には(エアコンでなく)クーラーが付いていて、サニーより一回り大きい車体は、加速もよく高速でも安定した走りでした。 一般にトヨタ車の内装はよいと言われていましたが、この自動車でそのことを実感しました。 丸型メーターが並ぶ配置はかっこいいと思ったものです。ラジオの上にカーステレオがありますが、カセットテープではなく8トラックというカートリッジ式磁気テープを挿入する方式なのも時代を感じさせます。 後になってアルミホイールとタイヤを買って、交換しました。 TOYO(6-JJ×13)とYOKOHAMA(185/70HR13) 信号機の少ない田舎…

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【908】 私の自動車遍歴2 サニークーペGL(B110型)

以前、少し書きましたが、私が最初に買った自動車が、中古6年落ちのB110型サニークーペでした。 このころ新車で発売されていたサニーは後継のB210型にモデルチェンジしていました。当時は排ガス規制が始まった直後にあたっていて、各メーカーでは規制値をクリアするために知恵を絞っていました。各メーカーとも規制対策の影響で全体的に新車の走行性能は落ちていたので、規制前の中古車人気が高い時期でしたし、この旧形B110は軽快そうで角ばった外観で人気があり、気に入っていました。 初心者で、もともと最高グレードを求めない者として妥当なシングルキャブシングルキャブのGLです。 B110型サニーにはGXを名乗るツインキャブ車があり、それが一番人気でしたが、なかなか中古が出回らなかったようで、東濃地方の国道19号線沿いの中古車展示場をあちこち回ったのですが、GXにはお目にかかることはなく、2台見つけたサニークーペのうちの1台がこのクルマでした。そもそもGXの中古車価格は高かったので、もし中古車があったとしても買えなかったことは確かです。 最初の約40日で1000㎞ほど乗って、燃費が7~8㎞/lと、いくら初心者で運転が下手くそであるとはいっても、あまりにもよくないと感じ、クレームをつけたらキャブレターを交換してくれて、以後はどんな悪条件でも10㎞/lを切ることはありませんでした。 細くて華奢な感じのステアリング。操作感にはフニャフニャして安定感がありませんでしたが、バイアスタイヤを履いていたからか…

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