【1471】 変なコレクション16:「黒かりんとう」の袋(1)

お菓子の「黒かりんとう」(「黒糖かりんとう」とも言います)の話です。今年に入ってから犬糞の話ばかりしてきたので、また「その方面」の話と思われるかもしれませんが、そうではありません。コロナ禍で旅に出る機会が減ったこの3年ほどの間、「いったん家を出れば、そのものが旅」を標榜する者として、最もよく出かけた目的は生活に欠かすことができない買い物であって、目的地は地元のスーパーやドラッグストアでした。そこで購入した「黒かりんとう」の袋の画像を保存(袋本体は廃棄)していますので、今回はその画像を集合させてみました。。。。 「かりんとう」は昔ながらの菓子で種類も豊富ですが、お遊びなので ・売価100円(税込108円)以下の商品に限る ・「黒かりんとう」に限る というルールを設けて、買い物に行ったついでに購入しました。その結果、約3年間で「黒かりんとう」が20種類以上買えました。価格を限定したので、ほとんどが大手スーパーやドラッグストアのPBブランドか、菓子問屋が展開する均一価格シリーズの商品になりました。 今回は、その袋の画像(表だけ)をアップするとともに、袋の裏面に記載された販売元や製造元、内容量など比較しながら、わかったことなどを書いていきます。なお、袋の裏面に記載された内容量と購入日付と売価、購入店名(支店名等は省略)は記録していますが、私は味覚音痴なので、「かりんとう」本体に興味があるわけではありませんから味の記録はしていません。太い細いとかの形状や色の濃淡くらいは記録したほうがよかった?…

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【1470】 鉄道関係デザインの飲料缶

かつて鉄道関係デザインの缶飲料を店頭で見つけると買っていたことがありました。それを飲んだあとは物置に保管していたのですが、非常に場所を取るので保管場所は実家の物置でした。しかし十数年前から所有することへの疑問を持つようになったこともあって、終活につながるモノの減量化を始めたので、所有していたモノは画像ファイルで記録したうえ、廃棄または譲渡するようにしました。ということで、今回ご覧いただくのは昭和末期から2012年までの空き缶画像であり、一部を除いて現物は手元に残していません。 左からJR開業記念、東海道新幹線開業30周年記念、南海空港特急ラピート開通記念のコカ・コーラ250ml缶です。 左は翌年に開業を控えた秋田新幹線PR缶。右は阪神淡路大震災の年に近畿地方で買ったもので、左右ともコカ・コーラ350ml缶です。 左右ともJR東日本管内で発売されたJR20周年記念350ml缶ビールです。左がサッポロ生ビール黒ラベル、右がキリン一番搾り生ビール。 左は小田急ロマンスカー就役50周年記念サッポロ生ビール黒ラベル350ml缶です。右は銀河鉄道ビール350ml缶。 左は東海道新幹線N700系デビュー記念缶ビール、右は東海道新幹線300系引退記念缶ビールで、どちらもサッポロ生ビール黒ラベル350ml缶です。 続いて昭和末期の缶コーヒーを大清水珈琲250ml缶 3つの画像は同じ缶ですが、角度を変えて撮影しています。左画面には「上越新幹線が生んだ大清水~」とあ…

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【1469】 日本酒ラベル:ワンカップ大関の数量限定ラベル

拙ブログで国鉄関係のことを一通り書くべきことを終えて定期更新を終了したのが平成年間が終った2019年4月でした。翌5月から令和年間が始まりました。 ◆ワンカップ大吟醸 新元号ラベル 令和年間開始直前の4月に発売されました。大吟醸酒で、ラベルは富士山から昇る日の出がデザインされています。 このあと、令和年間に入ってから「ワンカップ大関」の限定商品がいくつか発売されていますので、今回はその画像(ラベル)をアップします。 その2019年は、ワンカップ大関が発売されてから55周年にあたる年だったようで、上撰ワンカップミニ(55周年)100ml瓶詰(非売品)を詰め合わせた「上撰ワンカップ55周年記念セット」とか、「ワンカップ ゴジララベル」といった限定ラベル商品が発売されたということですが、それは後になって知ったことで、私が行ったスーパーやドラッグストアの酒売り場で見かける機会がなかったので購入できませんでした。 ところで、健康上の理由等により私の酒量はごくわずかになりました。カップ酒なら仏壇に3分の1くらいお供えして、残りを飲むくらいが限度ですので、ここ10年ほどはリカーショップに行くことがほとんどなくなりました。それでも正月くらいは、スーパーやドラッグストアの酒売り場にはない生原酒を買おうと2019年の12月に、ひさしぶりに近所のリカーショップに行ったところ発見したのは・・・ ◆上撰ワンカップ キン肉マンラベル連載40周年を迎えた「キン肉マン」と、発売55周年を迎えた「ワンカ…

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【1001】 「千」がつく日本酒ラベルコレクション / 1001回なのでD51 1001について

1000にまつわるコレクションの続編で、今回は商標に「千」の文字が入った日本酒ラベルを集合させてみました。 千瓢: 愛知県 水谷酒造(株) 千両: 兵庫県 灘誉酒造(株) 千福: 広島県 (株)三宅本店 +++++++++++++++++++++ 日本酒では「千代〇」というパターンがよく見られます。 千代龍: 愛知県 千代田酒造(株) 千代泉: 愛知県 磯貝醸造場 千代菊: 岐阜県 千代菊(株) 千代むすび:鳥取県 千代むすび酒造(株) +++++++++++++++++++++ 「千代」の後に「乃(の)」が入り「千代乃(の)〇」を名乗る日本酒もけっこうあります。 千代乃契: 愛知県 福井酒造(株) 千代の光: 新潟県 千代の光酒造(株) 千代乃花: 岐阜県 杉原酒造(株) 千代乃峯: 静岡県 富士正酒造(資) このほか「千代乃春」…下の画像の2枚のラベル、製造元の蔵元さんはまったく別です。左はよくご覧いただくと「櫻」の文字があることにお気付きでしょうか。これで商標権をクリアしたのでしょうか? 販路はまったく重ならないと思われます。 櫻千代乃春: 岐阜県 所酒造(資) 千代乃春: 広島県 千代乃春酒造(株) +++++++++++++++++++++ また同じようなネーミングですが、まったく別物です。 千代鶴: 広島県 太平洋酒造(株) 千歳鶴: 北海道 日本清酒(株) 「千歳鶴」は地名由来のネーミングだ…

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【1000】 1000にまつわるコレクション

ブログ開設から約9年半で、1000回目の記事をアップできることとなりました。途中でウェブリブログのシステムリニューアルがあり、それに伴ってアクセス数など累積的なデータがリセットされただけでなく、集計方法も変更されたので、これまで何人の方々にどの記事をどれだけご覧いただいたか不明ですが、ブログ開設から戴いたコメントはそのまま残っており、その数は10950件に達しました。お返しコメントが約半数ですから少なくとも5000件以上ものコメントを頂戴したことになるわけで、改めまして読者の皆様には感謝します。ありがとうございました。 上の画像はJR東海名古屋車両区公開時に、千回 旋回しているキハ85の画像です。SLが転車台に乗っている画像にしようと思いましたが、方向転換するために半回転するだけでは旋回不足?なので、ギャラリーの前で見世物になって何回もぐるぐる回っている画像にしました。 という調子で、今回は1000回にふさわしく?、家にあるコレクション(と言えるかどうかは別にして)の中から「1000」に関係するモノをひっかき集めてみるというくだらない企画にいたしました。 初めに、「千」の字が入る駅のキップがないかと思い、コレクションを漁りました。身近なところで、中央西線の千種駅の硬券が出てきました。 画像の上は昭和48年8月2日発行の入場券で、高校生のころ九州にSL撮影に出かける途中に立ち寄って買い求めました。千種で途中下車した理由は、同行者が名古屋市内発の九州周遊券を買うため、それから帰路に乗車…

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【998】 変なコレクション15:回数券カードなど

このところ各地で甚大な自然災害が度重なっていますが、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。 今がいちばん苦しい場面ですが、目前にある階段に足を掛ければ、その階段を焦ることなく一歩ずつ昇るたびに視界は開け、いつかは冷静に今を振り返ることができます。 そして復興に向けて尽力されておられる皆様方には、深く敬意を表します。 ************************* 2007年から3年間、名古屋市中川区内に通勤していました。自宅から中央西線で名古屋までは定期券を使いましたが、名古屋からはJR関西本線・近鉄・地下鉄・あおなみ線と選択肢があり、朝は乗車した中央西線の列車の時刻によって、名古屋から利用する交通機関が変わりました。名古屋から地下鉄又はあおなみ線に乗るときは、プリペイドカード「トランパス」を使いました。 上から名古屋市交通局発行の「ユリカ」・名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)発行の「あおなみカード」・名古屋鉄道系発行の「SFパノラマカード」です。IC乗車券manacaが登場する前の時代でしたが、これら名古屋圏の公共交通で相互共通利用できたので大変便利でした。これらは磁気券で、裏面には使用履歴が印字されています。 この履歴を見ると、4月から転勤したので利用がピタッと止まっていて、残額は名鉄バスや地下鉄、名鉄電車で消化しているのが読み取れます。最後の3月5日「μ金・内海」「河和券購」は知多半島日帰り旅で、その日のことは「【145】「50代5000円でGO!」201…

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【996】 変なコレクション13:梅小路と交博の入館記念券

以前、【873】「交通科学博物館」のこと~津山で再会した車両たちの中で、大阪にあった交通科学博物館のパンフレットの表紙などをアップしましたが、今回は京都鉄道博物館としてリニューアルされた梅小路蒸気機関車館と聖地だった交通博物館に関係するものをアップします。 上の画面でC56が写っているほうは、初めて梅小路に行った時のものです。当時は中学生でしたが小児料金が適用されていたようです。D50が写っているほうは、国鉄に就職する直前、つまり高校の卒業式の後、2回目に訪問した時のものです。 この後はしばらくご無沙汰しましたが、国鉄分割民営化後には子供たちを伴って幾度か訪れました。 JRロゴが入るようになり、入場料金は値上げされていきます。鋏痕がある入場整理券から入館記念券に名称が変わったのは、券売機対応になった入場券を入場時に回収し、代わりに記念券を交付する方式に変わったからなのでしょうか。 交通博物館にも幾度か行きました。 こちらも古いものは「見学記念入館券」となっていますが、時が移り「見学記念券」に変わり、最新のものは「入館記念券」になっています。同じ施設の記念券でも名称は変わっていくものです。 記念券だけでなくパンフレットも、行くたびに違っていました。 ご承知のように旧梅小路蒸気機関車館は現在京都鉄道博物館に取り込まれています。京都鉄道博物館になってからは2回訪問していますが、最初に行ったときの同行者とは「入館券」の車両画像が違っており、さらに2度目に行ったときにも…

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【992】 変なコレクション12: レシート

我が家では、買い物をしたとき渡されるレシートは必ず家に持ち帰り、家計簿に記録していますが、一般にレシートの多くは、受け取らない人がおられますし、そうでなくても受け取ってもすぐ廃棄される方が多くおられるように思います。 最近のレシートは、買った商品の品名と金額だけでなく、割引金額の明細やポイントの収支など多くの情報が見やすく表示されるようになっています。感熱紙に印字されたものがほとんどなので、これをコレクションとして保存しても、年月とともに印字内容が薄くなって消えてゆき意味がないですので、持ち帰っても経理上必要な年限が経過すれば廃棄すべきものと自分でも考えており、実際にはその気になって収集を継続したことはありません。それでも自分が使用した乗車券類の収集同様に、自分がいつどこに出かけて何を買ったのかが後々わかるという記念券的な意味で保存しているものは一部にあり、それらは自分の行動、交友関係などを振り返るには有効です。そのほか、実家を処分する際に整理していたときに発掘した古いレシートも併せてご紹介します。 昔のレシートはシンプルでした。 左下の数字から推定するに1971年10月20日のものだと思われます。 店名の下に印字された電話番号は一桁ですから、当時は自動電話ではなかったようで、有線電話番号も併記されています。家の整理をしていたら出てきたものですので、誰が何を買ったのかは不明です。このレシートは実家から歩いていける範囲にあった数少ない食料品店のもので、小学生のころには、ここでよく買い…

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【990】 変なコレクション11:交通違反はやめよう!…;;

「変なコレクション」シリーズの続編で、今回はキップです。キップと言っても乗車券類ではありません…… 青地の用紙なので通称は青キップと言われているモノですが、わざわざ公開するものでもないでしょうから、画像は小さくして、加工もしてありますです(*^^)v 反則金6000円という金額が読み取れるかと思います。40年以上も前のものですから経年で褪色しているのに加え、ホワイトバランスをオート設定のまま撮影したら青キップが白く写ってしまいました。 このときの違反場所は岐阜県中津川市内でしたので、岐阜の交通反則通告センターへの出頭日時が書かれています。ご経験がおありの方はご承知のように反則金を仮納付すれば出頭の必要はないことも書かれており、そのとき渡された納付書を使って地元の郵便局で3日後に仮納付しています。 青キップの正式名は「交通反則告知書・免許証保管証」という名称のようで、この場合は免許証保管「無」となっていますので、「交通反則告知書」ということになります。 ということで、この画像はこの記事の一番上にアップした青キップとは別の青キップです。つまり複数回キップを切られているわけで、このキップの職業欄には「公社員」と書かれています。 「職業は?」 「公社の職員!」 「公社ァ? 電電公社か?」 「電電公社のほかにも国の公社は2つある。そのうちのひとつ!」 「…」 「三公社五現業の三公社知らんのか?」 これは3回目で、もう反省するでもなく、警察官に当たってしまいます。こういう性分では、やさ…

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【988】 変なコレクション10: 投票に行こう!

<はじめにおことわり> ウェブリブログが7月2日にリニューアルされて最初の記事更新になります。今回のリニューアルによって、従来の設定が引き継がれていないことがたくさんあります。また、廃止された機能や新機能があり、しばらく対応が間に合いませんので見苦しい状態が続きますことをご容赦ください。たとえば記事の見出し画像が、リニューアル前と変わってしまい、アフィリエイト広告画面が表示されていますので、順次手動にてメンテしてまいります。 《2019年7月7日追記》リニューアル後にかなりの不具合が報告されています。たとえば、・最初の画像でない画像が載っている、または画像が表示されない、等の不具合・スマートフォンでページ最下部の「PC版を見る」を選んでもPC版が表示されない(スマートフォン版が表示され続ける)不具合などですが、上記2点については「調査対応中」とのことです。他にも多々不具合や改悪点が満載でご迷惑をおかけしますが、ウェブリブログ事務局の対応を見ながら時間をかけて気長に個々の対応を行っていきますので、ご容赦願います。 《2019年7月9日追記》リニューアル後に自動的に変換されたブログデザインを変更しました。まだ試行錯誤は長く続きそうです。 ++++++++++++++++++++ ということで、ひさしぶりに「変なコレクション」シリーズの続編です。 参院選が本日公示されました。これから21日まで全国で選挙戦が繰り広げられます。私は政治には詳しくないですが、ほとんど棄権することなく投票に出か…

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【982】 平成から令和へ

5月1日に令和元年がスタートしましたが、平成元年初日は1月8日でした。 平成初日は日曜日で仕事が休みでしたので、私はその日付が入った入場券を買うために駅へ行きました。印字された年・月・日がすべて一けたの入場券を見るのは初めてで、違和感がありました。 同じように令和初日にも同じ駅で入場券を買ってみました。もちろん硬券はなくて、印字された日付は西暦表示、そして地平にあった小さな駅舎は新しい橋上駅に建て替えられて、30年の間にすっかり様変わりしています。それなのに30年も経って、こうして同じ行動をしている私は、まったく進化することもなく、変わったことといったら、ジジイになって劣化しただけなのには我ながら呆れますが、この2枚の入場券を見比べてみると、30年の年月を経ても変わらないことがあるのに気付きます。 それは入場料金で、30年を経ても140円のままになっています。平成初日の時点では消費税法は成立していましたが、まだ施行前でした。その後も消費税の税率アップが2度あったのに、140円のままになっているのですね。 またくだらないことで恐縮ですが、昭和の時代に遡って、国鉄の入場券を振り返ってみましょう。 上から、昭和37年、昭和51年、昭和61年に発行された国鉄の入場券です。様式は微妙に違っていますが似ています。いちばん古い昭和37年のものは平成元年から30年と遡ってはいませんが、料金は10円で、すでに平成時代を待たずに昭和61年のものは140円になっていますから、なんと14倍です。私の記憶…

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【864】 地味ぃ~な国鉄の形見たち

鉄道趣味とは、ほんとうに幅広い分野に広がっているものです。その中に収集鉄と言われる分野があって、鉄道グッズを収集している方も多いです。対象物はさまざまですが、ここでは、人があまり見向きもしないような不人気なものを選んで?、国鉄関係の収集物をいくつかお目に掛けましょう。 *********************** 下敷きと貨物関係のパンフレット 「楽しい旅は国鉄で」…トレインマークなどが付いた下敷きは以前にも掲載していますし、特に地味ではありませんが、「地域間急行」は貨物輸送にお詳しい一部の方だけしか、ご存じないように思えます。「地域間急行」とは、国鉄の貨物列車にあった列車区分でしたが、私が貨物列車の列車掛になる前年1978年10月のダイヤ改正で快速貨物に統合されて廃止されています。 *********************** JNRのシンボルマークと国鉄名古屋の文字、そして貨物輸送の主役だった電気機関車たち。 EF64、EF60、EF65F、EF66  「輸送のコストダウンに取り組む国鉄」か・・・ 「発着時刻表」とありますが旅客列車の時刻ではありません。 国鉄コンテナ「戸口から戸口へ」のロゴも懐かしい。 これらは、たぶん駅に備え付けてあったもので、子供のころに持ってきたものがほとんどですが、父が職場で管理職から販促用のパンフレットを、「汽車好きな子供に持っていってやれ」と言われ、頂戴したものが含まれているかもしれません。父の職場では、息子が鉄道好…

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【862】 変なコレクション9:国鉄保養所のマッチ箱など

先週は国鉄時代に職場から行った旅行や宴会のことを書きました。じゃあ国鉄在職中は職場での団体旅行のほかには出かけなかったかと言えば、家族や、職場の同僚たちと一緒に1~2泊程度の旅に出ることはありました。国鉄では職員に乗車証や割引証が支給されましたから、国鉄で出かければ安く出かけることができたのに、日ごろ仕事で乗っている(乗らされている)列車に乗るより、わざわざガソリン代を出してでもマイカーで出かけたいと思ったもので、その結果、日帰りや一泊の旅行にはマイカーを利用することがほとんどでした。しかし安月給ゆえに、宿泊代を抑えるために、投宿先のほとんどは国鉄共済組合の保養所を利用することが多くなりました。 前に国鉄時代に利用した喫茶店のマッチ箱コレクションを【445】変なコレクション3(マッチ箱 新橋編)から、4・5・6・8と、5回に分けて書きましたが、今回はマッチ箱を含む国鉄共済組合が運営していた宿泊施設関連のモノをご紹介しましょう。 上の画像は南紀白浜にあった国鉄の保養所「くろしお荘」で、写っている自動車は私のです。自動車については、いずれ機会があれば、改めて乗り継いできた車種について書くつもりです。 国鉄分割民営化前年、1986年2月、1年先輩の人たち2人といっしょに、十津川の温泉2か所と川湯温泉に立ち寄った後、ここ白浜の国鉄くろしお荘で泊まりました。この1年後、3人の進路はバラバラになり、JRに残ったのは1人だけでしたが、今でも1年に1度は近況報告を兼ねて会っています。 こうした保養…

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【860】 その昔の宴会

先週の懐中時計の話の中で、親睦会の旅行のことに触れましたが、規模が小さい車掌区では職種に関係なく職場全体の親睦会(旅行はもちろん分割開催)が可能でしたが、数百人規模の車掌区だと、先週書いたように、各人の勤務表の「明け・公休」に合わせて分割して旅行を開催するにしても、とても1週間程度では収まるはずもありません。それに職種によっては仕事の繁忙期が違いましたので、開催時期も職種によって配慮する必要がありました。全体の職員の互助関係や文化祭などを行う親睦組織は別にありましたから、全体で開催困難な旅行行事だけを職種別に切り離して親睦旅行会を作ったということだったのかもしれません。私は「荷扱の車掌長・専務車掌・車掌補・乗務掛で構成された会」、「普通車掌で構成された会」、「客扱の車掌長・専務車掌で構成された会」に、そのとき従事していた職種の時期ごとに入っていました。この中で「普通車掌で構成された会」だけが20~30代が中心で、年齢層が固まっていました。 こういう職場で自動的に会員となる旅行会では、経費をかけないよう近場で、しかも国鉄協定旅館や国鉄共済直営の保養所を利用して一泊で行われることが多く、時には一般の温泉旅館などを使うこともありました。勤務明けが遅い人もありますので一泊で行けるところは限られ、保養所がある観光地も限られますから、近場の温泉地にある一般の旅館も使っていたということでしょう。 下はそういう職場からの旅行会で宿泊した一般旅館のマッチ箱です。 昔は宴席に一人一つずつ灰皿とマッチ箱が…

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【839】 JR各社のパンフレット(後篇)

先週アップしたJRパンフレットの続きで、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州編となります。 ~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~ JR東海「JR東海のスキー列車」 1997年1~3月、名古屋から出るスキー列車を紹介する6ページの冊子です。 画像はその表紙部分ですが、内容は「シュプールユーロ赤倉・志賀」「シュプール栂池・八方」「ワイドビューひだスキー」「快速 木曽スキー」について、運転日・時刻・停車駅などが書かれ、「シュプール栂池・八方」「ワイドビューひだスキー」の車内にテレカ専用公衆電話があることが写真入りで紹介されており、ふた昔前であることを感じさせます。 ~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~ JR東海「12月4日“セントラルライナー”デビュー」 1999年に、中央西線にデビューした乗車整理券を必要とする日中の座席定員制快速列車“セントラルライナー”がデビューすることを告知する1枚ものパンフレットです。裏面に列車の概要が書かれています。“セントラルライナー”は2013年に廃止されましたが、この列車のために新製された313系8000番代は現在も快速・普通列車に使用されています。 ~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~ JR東海「9月8日高山本線全線開通」 2004年10月の大雨による災害で最後まで不通になっていた高山本線の角川~…

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【837】 JR各社のパンフレット(前篇)

国鉄が分割民営化されてから、私は旧国鉄線に乗ることを目的に、意識してあちこちに出かけた時期がありました。 途中下車したときなど、駅の待合室などに置かれているパンフレットをいただいて、宿泊先のホテルの部屋や、夜間で車窓が見られなくなった帰路の新幹線の中で見るのがいつもの旅のスタイルでした。不要なものは捨てましたが、一部は今でも家にあって、フラットファイルに綴じて保管しています。パンフレットの内容そのものにも、今とは違うなあと思わせるものや、面白いと感じるものがありますので、2回に分けて紹介していきます。 ~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~ JR北海道「より便利に 深名線」 一見「?」なタイトルですが、深名線廃止周知用の2つ折りパンフレットです。 1995年のものだと思われますが、この年に私は北海道には行っていないし、そもそも深名線は私が未乗のまま廃止されてしまったので、記事の中で、このパンフレットだけは、私が北海道に行ったときに持ってきたものではなく、深名線へ乗りに行った方からの戴きものです。以下はすべて自分か旅先で見つけたものです。 ~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~JR~ JR北海道「ドラえもん海底列車」 2つ折りパンフレットで、これは1999年のものです。前年の「ドラえもん海底列車」パンフレットも手元にありますが、装飾は年とともに派手になっていき、新企画も増えていったようです。20…

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【800】 800回めを迎えました~私は犬じゃなくてフリーきっぷを買いたい

拙ブログ開設から7年。この記事が800回めになりました。 長らく、ご覧いただいた皆様には厚くお礼申し上げます。 800回を記念しての企画は「800円」としました。800円を支払って私がこれまでしてきたことや買ったものなどを振り返ります。 以前、といっても8年も前ですが、ソフトバンクのCMで、 「安いお弁当選んで買ってみても490円。でも味噌汁付かない。  ホワイト学割は学生も家族も基本料金490円。でも味噌汁付かない。」 というのがありました。800円でできることはけっこう限られますが、昔はNゲージの客車が買えたりしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 国鉄が分割民営化された1987年のKATOのカタログそのものが800円でした。そのカタログによれば、 「20系カニ21買ったら800円。でもテールライト点かない」↓ ↑ちょっと遡って国鉄があったころの1982年のTOMIXのカタログは500円。そのカタログによれば、 「583系モハネ583買ったら800円。でも動力付かない。」 私がNゲージ模型で関水金属20系旧製品を買ったのは、それよりもっと前、中学生時代で700円でした。国鉄在職中はほとんどNゲージには手を出さず、退職後の1988年頃から再開しましたが、すでに市場にはTOMIXの583系旧製品はなく、ずいぶん探し回って、目にしたのは学研の「動力付いてるモハネ583」の不良在庫品だけでした。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~…

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【760】 郵便物の消印あれこれ

昨年暮れから、私あてにいただいた約半世紀にわたる年賀状の話をしてまいりました。その保管してあったハガキの表面の消印にも、さまざまな種類がありました。 官製年賀ハガキには消印に相当するデザインが印刷されていますので、年賀郵便物取扱期間中は消印が押されないですが、切手を貼った私製ハガキには「年賀」と書かれた消印が押されます。(下の画像 左) 下の画像の右側のは、料金別納の年賀状版?なのでしょうか。お店からのダイレクトメール的年賀状でした。 ========================== 正月過ぎに発信された年賀状には消印が押されてきます。現在の郵便局オフィシャルサイトによると1月8日以降は消印を押すそうです。私に言わせると郵便局名が入った消印が押されていたほうが、どこから発送されたかわかるのでうれしいのですが、繁忙期の年賀郵便物取扱期間中は押印を省略して元日配達に全力投球なのでしょう。 消印には、下の例のように県名が入っている例がありますから、聞いたことがない郵便局でも、どのあたりの郵便局なのかがわかります。 ========================== 全国に同一駅名がいくつもあるように、郵便局の場合も事情は同じで、県名を付記して特定することが可能です。 下の画像の上2つは、岐阜県と愛知県の「坂下」郵便局。 下2つは滋賀県と愛知県の「守山」郵便局 2つの「守山」を見ますと、滋賀県のほうには、県名の「滋賀」でなく旧国名「近江」が使われていて…

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【758】 年賀ハガキの半世紀=日本の鉄道の半世紀

昨年暮れから、それまでの51年間に私あてにいただいて保管していた年賀状の話をしてまいりました。51年間とは1966年(昭和41年)から2016年(平成28年)までです。せっかくですから、それまで保管してあった年賀はがきに今年の年賀はがきを加えた52年分の、はがき表面に印刷された郵便料金を示す部分(料額印面)の画像も撮影しました。この間に私自身は、かわいいお子様からハゲオヤジに変貌したのに、お子様のまま変わらず好きなのは鉄道というお恥ずかしい事実に突き当たります。鉄道のほうは、時代とともに大きく変わりました。 その間の日本の鉄道にどんなことがあったか、年賀はがきの料額印面を古い順に6年分ずつ掲載し、日本の鉄道にあったその6年間の出来事を書いていきます。 ※料額印面の画像は、あえてサイズを縮小し解像度も下げています。年賀ハガキは毎年、寄付金付きなど複数種ありますが、掲載した画像は1年に1種だけとして、主として代表的な絵柄の料額印面に限りました。 ※鉄道で起こった出来事は、国土交通省HPで公開している「鉄道主要年表」(H24.11.1更新版・それ以後については新幹線開通日を追加)から抜粋しました。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  《1966年~1971年》 1966年の年賀ハガキは4円なのがわかります。このころ通常ハガキは5円でしたが年賀ハガキだけが安かった時代でした。来年も同じような料金設定がされるみたいです。1966年7月1日からハガキは年賀ハガキも含めて7円…

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【757】 平成29年酉年 謹賀新年:駅弁掛け紙編

新年をいかがお過ごしでしょうか。 こうして人並みに正月を迎えられることを、私はありがたく思っていますが、まったく正月に関係なくお仕事に就いておられる皆様が当然おられるわけで、ほんとうにお疲れ様でございます。【123】年末年始と乗務員で、書いたことですが、国鉄時代の11年間は、私もそういう立場でした。 いまから30年前、国鉄最後の年となる昭和62年の正月、私は元日が公休だったものの、2日~6日までは連日東海道本線のローカル列車に乗務していました。乗務列車の多くが113系で、一部が117系と新型の211系0番台。113系は2000番台以外の乗務員室はとても寒く、30代になるまではズボン下は着用せずにおこうと思っていたものの、20代のうちに寒さに負けました。 就職したころには、今のようにコンビニで弁当が簡単に入手できる時代ではなく、正月に乗務する乗務員の食糧調達には注意が必要で、年中無休の駅弁のお世話にもなりました。その後ホカ弁が少しずつ普及してきたこともあって、仕事中に駅弁のお世話になることは減っていきました。国鉄時代の乗務員の食糧事情については、【260】レチ弁で書きましたが、今回は酉年にちなんで、鶏に関係する駅弁掛け紙をご覧ください。 ◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆ 《左》 名古屋駅 とり御飯 1976年5月11日 《右》 名古屋駅 とり御飯 1987年3月28日 上の画像は、どちらも国鉄の乗務員時代に買った名…

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