【1445】 一枚の画像から:その20「レサ10000系 とびうお」
撮影から約半世紀たったモノクロフィルムからスキャンした画像ファイルについて、その思い出や今思うことなどを書いています。
1974年9月25日 山陽本線 瀬野 5050レ「とびうお」
倉敷の翌日は瀬野八へ行っていました。この年1974年のRF誌7月号に瀬野八の特集記事があったので、それに刺激されてのことでした。
以前にこの撮影行のことは書いており、そこには夜行列車を宿代わりにしたとだけ書いていますが、山陽路を急行山陽5号下関行に乗って、たぶん下関?で下車し、宮崎始発大阪行の急行「日南3号」で折返しています。「日南3号」に2両連結されていたスハ44に乗車して、未明の瀬野でその同級生とともに下車したという行程でした。
その日撮影したモノクロフィルムの最後の2枚にレサ10000系特急貨Aが写っていました。そのRF誌の記事によると日中の撮影可能な時間帯に撮影できる補機付きの特急貨Aはこの列車だけで、瀬野は通過。その時刻は12時04分とあります。そんな列車なのに駅撮りでごまかしてあるのは、帰りの列車の時刻が気になっていたために違いありません。この列車を外したくなかったので、この時間まで粘って帰路についたと言えるのかもしれませんが、カラーで撮っておけばよかったのにと思います。そのあたりの記憶はありません。この日は、もう一台のカメラにはカラーフィルムを装填してありましたので、カラーフィルムを使い果たしたのかとも考えましたが、カラーネガフィルムを見ると、この画像の左側に写っているクモハ73の列車全体が…